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公開番号
2024134608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023044881
出願日
2023-03-22
発明の名称
システム及び方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
G06Q
50/00 20240101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約
【課題】安全な個人間の情報共有を実現することに寄与するシステムを提供する。
【解決手段】システムは、第1の利用者が所持する第1の端末と、第2の利用者が所持する第2の端末と、を含む。第2の端末は、第2の利用者に対して第2の利用者のパーソナルデータの共有が要請されると、第2の利用者のパーソナルデータの共有に対する第2の利用者の同意を取得する。第2の端末は、第2の利用者のパーソナルデータの暗号文を第1の端末に向けて送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の利用者が所持する第1の端末と、
第2の利用者が所持する第2の端末と、
を含み、
前記第2の端末は、前記第2の利用者に対して前記第2の利用者のパーソナルデータの共有が要請されると、前記第2の利用者のパーソナルデータの共有に対する前記第2の利用者の同意を取得すると共に、前記第2の利用者のパーソナルデータの暗号文を前記第1の端末に向けて送信する、システム。
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【請求項2】
前記第1の端末は、前記第2の利用者のパーソナルデータを前記第1の利用者に提示すると共に、前記第1の利用者が有する課題に関する課題情報を取得し、前記取得した課題情報と前記第1の利用者のプロフィールを含む前記第1の利用者のパーソナルデータの暗号文を前記第2の端末に向けて送信し、
前記第2の端末は、前記第1の利用者のパーソナルデータを前記第2の利用者に提示すると共に、前記第2の利用者から前記第1の利用者が有する課題に対する協力内容を取得し、前記取得した協力内容の暗号文を前記第1の端末に向けて送信する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第1の利用者に対応する第1の仮想人物と、前記第2の利用者に対応する第2の仮想人物と、を生成し、仮想空間における前記第1及び第2の仮想人物の行動を制御する、制御サーバをさらに含み、
前記制御サーバは、前記第1の仮想人物が前記第2の仮想人物に前記第2の利用者のパーソナルデータの共有を要請すると、前記第2の利用者のパーソナルデータの共有に関する同意問合せを前記第2の端末に送信し、
前記第2の端末は、前記第2の利用者がパーソナルデータの共有に同意すると、前記第2の利用者のパーソナルデータを所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第2の仮想人物宛てに送信し、
前記制御サーバは、前記第2の仮想人物宛てに送信された暗号文を受信し、前記第2の利用者のパーソナルデータを前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第1の仮想人物宛てに送信し、前記第1の仮想人物宛てに送信された暗号文を受信し、前記第2の利用者のパーソナルデータを前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第1の端末に送信する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1の端末は、前記第1の利用者のパーソナルデータを前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第1の仮想人物宛てに送信し、
前記制御サーバは、前記第1の仮想人物宛てに送信された暗号文を受信し、前記第1の利用者のパーソナルデータを前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第2の仮想人物宛てに送信し、前記第2の仮想人物宛てに送信された暗号文を受信し、前記第1の利用者のパーソナルデータを前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第2の端末に送信し、
前記第2の端末は、前記第2の利用者から取得した協力内容を前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第2の仮想人物宛てに送信し、
前記制御サーバは、前記第2の仮想人物宛てに送信された暗号文を受信し、前記協力内容を前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第1の仮想人物宛てに送信し、前記第1の仮想人物宛てに送信された暗号文を受信し、前記協力内容を前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第1の端末に送信する、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記制御サーバは、
前記第2の端末から前記第2の仮想人物宛てに送信された暗号文を復号し、前記第2の利用者のパーソナルデータに含まれる各項目のなかから前記第1の利用者の課題に関連する項目を抽出し、前記抽出された項目を前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第1の仮想人物宛てに送信し、
前記第2の仮想人物から前記第1の仮想人物宛てに送信された暗号文を復号し、前記抽出された項目の前記第1の利用者の課題に対する適切度をマッチングスコアとして算出し、前記算出されたマッチングスコアと前記抽出された項目を前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第1の端末に送信する、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記制御サーバは、
前記第1の仮想人物から前記第2の仮想人物宛てに送信された、前記第1の利用者のパーソナルデータの暗号文を復号し、前記第1の利用者のパーソナルデータを学習モデルに入力することで、前記第1の利用者の課題に対する協力内容案と前記第2の利用者が前記協力内容を最終決定するために必要な必要最小限情報を取得し、前記協力内容案と前記必要最小限情報を前記所定の暗号化方式により暗号化して得られた暗号文を前記第2の端末に送信し、
前記制御サーバは、前記第2の端末から前記第2の仮想人物宛てに送信された暗号文を復号し、前記第2の利用者が作成した協力内容に基づいて再学習を行い前記学習モデルの更新を行う、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記所定の暗号化方式は、受信者が暗号文を復号することなく、前記暗号文に含まれるデータを他者宛てに変更して再暗号化可能な方式である、請求項3乃至6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記所定の暗号化方式は、代理人再暗号化方式である、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
第1の利用者が所持する第1の端末と、
第2の利用者が所持する第2の端末と、
を含むシステムにおいて、
前記第2の利用者に対して前記第2の利用者のパーソナルデータの共有が要請されると、前記第2の利用者のパーソナルデータの共有に対する前記第2の利用者の同意を取得し、
前記第2の利用者のパーソナルデータの暗号文を前記第1の端末に向けて送信する、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム及び方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
仮想空間、仮想現実に関する技術が存在する。
【0003】
例えば、特許文献1には、人の行動範囲の物理的制約および時間的な制約から解放して、自分が行きたい場所の人といつでもコンタクトがとれるようにする、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-168157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたような仮想空間だけでなく、現実社会においても多くの個人同士がコンタクトを取り合っている。とりわけ、通信技術や情報処理技術の発展に伴い、個人の情報(パーソナルデータ)が個人間で送受信(共有)される機会が多くなってきている。しかし、個人間の情報共有が増加すると、共有される情報の情報漏洩リスクが高まる。
【0006】
本発明は、安全な個人間の情報共有を実現することに寄与する、システム及び方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の視点によれば、第1の利用者が所持する第1の端末と、第2の利用者が所持する第2の端末と、を含み、前記第2の端末は、前記第2の利用者に対して前記第2の利用者のパーソナルデータの共有が要請されると、前記第2の利用者のパーソナルデータの共有に対する前記第2の利用者の同意を取得すると共に、前記第2の利用者のパーソナルデータの暗号文を前記第1の端末に向けて送信する、システムが提供される。
【0008】
本発明の第2の視点によれば、第1の利用者が所持する第1の端末と、第2の利用者が所持する第2の端末と、を含むシステムにおいて、前記第2の利用者に対して前記第2の利用者のパーソナルデータの共有が要請されると、前記第2の利用者のパーソナルデータの共有に対する前記第2の利用者の同意を取得し、前記第2の利用者のパーソナルデータの暗号文を前記第1の端末に向けて送信する、方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の各視点によれば、安全な個人間の情報共有を実現することに寄与する、システム及び方法が提供される。なお、本発明の効果は上記に限定されない。本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果と共に、他の効果が奏されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態の概要を説明するための図である。
図2は、一実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。
図3は、第1の実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。
図4A及び図4Bは、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。
図5A及び図5Bは、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。
図6は、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。
図7は、第1の実施形態に係る制御サーバの処理構成の一例を示す図である。
図8は、第1の実施形態に係る利用者情報データベースの一部の一例を示す図である。
図9は、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。
図10は、第1の実施形態に係る端末の表示の一例を示す図である。
図11は、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。
図12は、第2の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。
図13は、第2の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。
図14は、本願開示に係る制御サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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