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公開番号
2024132325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023043071
出願日
2023-03-17
発明の名称
気候情報提供システム
出願人
大阪瓦斯株式会社
代理人
個人
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20240920BHJP(計算;計数)
要約
【課題】所定の対象エリア内の気候に関する気候情報を提供する気候情報提供システムにおいて、給湯装置の運転状態に関する情報を有効利用しながら、人間が実際に体感した気候の状態に近い指標を得る技術を提供する。
【解決手段】対象エリアA内の各住戸40に設置されている複数の給湯装置30との間で所定の通信ネットワーク50を通じて情報通信可能に構成されており、複数の給湯装置30の夫々から、給湯装置30の運転状態に関する給湯運転情報aを、通信ネットワーク50を通じて収集する情報収集部11と、当該収集した給湯運転情報aを分析して、対象エリアA内の各住戸40の住人41が体感した気候の状態を示す体感気温指標bを生成する指標生成部12と、を備え、当該生成した体感気温指標bに関する情報を気候情報dとして提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の対象エリア内の気候に関する気候情報を提供する気候情報提供システムであって、
前記対象エリア内の各住戸に設置されている複数の給湯装置との間で所定の通信ネットワークを通じて情報通信可能に構成されており、
前記複数の給湯装置の夫々から、前記給湯装置の運転状態に関する給湯運転情報を、前記通信ネットワークを通じて収集する情報収集部と、
前記情報収集部で前記複数の給湯装置の夫々から収集した給湯運転情報を分析して、前記対象エリア内の各住戸の住人が体感した気候の状態を示す体感気候指標を生成する指標生成部と、を備え、
前記指標生成部が生成した体感気候指標に関する情報を前記気候情報として提供する気候情報提供システム。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記給湯運転情報が、所定の対象日における前記給湯装置による給湯量と風呂湯はり運転の実行有無とを認識可能な情報であり、
前記指標生成部が、前記情報収集部で前記複数の給湯装置の夫々から収集した給湯運転情報を用いて、前記対象日における前記対象エリア内の一戸当たりの平均給湯量と風呂湯はり運転実行率を算出し、当該算出した平均給湯量と風呂湯はり運転実行率との間の相関マップを用いて、前記対象日における前記体感気候指標を生成する請求項1に記載の気候情報提供システム。
【請求項3】
前記情報収集部が、連続する複数の対象日の夫々において前記給湯運転情報を収集すると共に、
前記指標生成部が、前記複数の対象日の夫々において前記体感気候指標を生成し、
前記指標生成部が生成した前記複数の前記対象日の夫々における前記体感気候指標を分析して、前記対象エリア内の季節の状態を判定し、当該判定結果である季節状態情報を前記気候情報として出力する季節状態判定部を備える請求項1又は2に記載の気候情報提供システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の対象エリア内の気候に関する気候情報を提供する気候情報提供システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、気候に関する気候情報を提供する気候情報提供システムが知られている(例えば特許文献1を参照。)。
特許文献1記載の気候情報提供システムでは、気象情報提供サーバから所定の対象エリア内の気温、湿度、及び風速を含んだ気象データを取得し、当該取得した気象データから対象エリア内において人間の肌が感じる気温の感覚を数値化した体感気温を算出する。
また、このような体感気温などのように人間が実際に体感した気候の状態は、例えば衣服などの服飾品や入浴剤などの生活雑貨の市場において、取扱い商品の種類や入荷数を検討するための参考情報として有効に利用される。
【0003】
一方、各住戸に設置されている給湯装置の利用状況を遠隔管理するための管理システムが知られている(例えば特許文献2を参照。)。
特許文献2記載の管理システムは、各住戸に設置されている複数の給湯装置との間で所定の通信ネットワークを通じて情報通信可能に構成されており、当該複数の給湯装置の夫々から、給湯装置の運転状態に関する情報を、通信ネットワークを通じて収集することができる。そして、特許文献1記載の管理システムは、このように収集した情報を分析して、給湯装置の利用者に対し、省エネルギーに関するガイダンスなどを提供することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-168887号公報
特開2006-277601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1記載の気象情報提供システムのように、気温、湿度、及び風速を含んだ気象データから算出した体感気温は、実際に人間が感じている体感気温を直接的に表すものではない。即ち、気温、湿度、及び風速などの気象データが同じであっても、実際に人間が感じている体感気温とは差がある場合がある。
そして、例えば服飾品や生活雑貨の市場において、取扱い商品の種類や入荷数の正確な検討を行うべく、実際に人間が実際に体感した気候の状態に近い指標を得ることが望まれる。
【0006】
一方、各住戸に設置されている給湯装置の利用状況を遠隔管理するための従来の管理システムでは、給湯装置の運転状態に関する情報を、当該給湯装置の利用者へのガイダンスなどには利用するものの、全く異なる別の用途に利用することは検討されていなかった。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、所定の対象エリア内の気候に関する気候情報を提供する気候情報提供システムにおいて、給湯装置の運転状態に関する情報を有効利用しながら、人間が実際に体感した気候の状態に近い指標を得る技術を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1特徴構成は、所定の対象エリア内の気候に関する気候情報を提供する気候情報提供システムであって、
前記対象エリア内の各住戸に設置されている複数の給湯装置との間で所定の通信ネットワークを通じて情報通信可能に構成されており、
前記複数の給湯装置の夫々から、前記給湯装置の運転状態に関する給湯運転情報を、前記通信ネットワークを通じて収集する情報収集部と、
前記情報収集部で前記複数の給湯装置の夫々から収集した給湯運転情報を分析して、前記対象エリア内の各住戸の住人が体感した気候の状態を示す体感気候指標を生成する指標生成部と、を備え、
前記指標生成部が生成した体感気候指標に関する情報を前記気候情報として提供する点にある。
【0009】
本構成によれば、上記情報収集部により、対象エリア内の各住戸に設置されている複数の給湯装置の夫々から、例えば前日などの所定の対象日における給湯装置の運転状態に関する給湯運転情報が、通信ネットワークを通じて収集される。このようにして収集された給湯運転情報は、給湯装置が設置された住戸の住人が、対象日において実際に体感した気候の状態に応じて給湯装置に対して行った操作や設定の状態を反映したものとなる。
よって、上記指標生成部により、上記情報収集部で複数の給湯装置の夫々から収集した給湯運転情報を分析することで、対象日において対象エリア内の各住戸の住人が体感した気候の状態を示す体感気候指標を生成することができ、その体感気候指標に関する情報を、当該給湯装置とは全く異なる別の用途に利用するべく、各住戸の住人とは異なる利用者に対して、当該利用者側の提供先における情報端末への送信や表示部への表示などの形態で、気候情報として提供することができる。
従って、本発明により、所定の対象エリア内の気候に関する気候情報を提供する気候情報提供システムにおいて、給湯装置の運転状態に関する情報を有効利用しながら、人間が実際に体感した気候の状態に近い指標を得る技術を提供することができる。
【0010】
本発明の第2特徴構成は、前記給湯運転情報が、所定の対象日における前記給湯装置による給湯量と風呂湯はり運転の実行有無とを認識可能な情報であり、
前記指標生成部が、前記情報収集部で前記複数の給湯装置の夫々から収集した給湯運転情報を用いて、前記対象日における前記対象エリア内の一戸当たりの平均給湯量と風呂湯はり運転実行率を算出し、当該算出した平均給湯量と風呂湯はり運転実行率との間の相関マップを用いて、前記対象日における前記体感気候指標を生成する点にある。
(【0011】以降は省略されています)
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