TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024159622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024069699
出願日2024-04-23
発明の名称歩容認識装置、方法及び電子機器
出願人富士通株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約【課題】本発明の実施例は、歩容認識装置、方法及び電子機器を提供する。
【解決手段】該方法は、第1のビデオにおける第1の人体の身体部位を分割し、少なくとも1つの身体部位を含む第1の意味分割結果を生成するステップと、マスキング情報に基づいて、第1の意味分割結果における身体部位をスクリーニングし、マスキング後の第1の意味分割結果を生成するステップと、歩容モデルを利用して、マスキング後の第1の意味分割結果に基づいて、第1の歩容特徴を生成するステップと、第1の歩容特徴及び第2のビデオにおける第2の人体の第2の歩容特徴に基づいて、第1の人体と第2の人体とが同一の人物に属するか否かを判断するステップであって、第2の歩容特徴を生成するためのマスキング後の第2の意味分割結果に含まれる身体部位は、マスキング情報に基づいてスクリーニングされた身体部位である、ステップと、を含む。これによって、歩容認識結果の正確性を向上させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
歩容認識装置であって、
第1のビデオにおける第1の人体の身体部位を分割し、少なくとも1つの身体部位を含む第1の意味分割結果を生成する第1の分割部と、
マスキング情報に基づいて、前記第1の意味分割結果における身体部位をスクリーニングし、マスキング後の第1の意味分割結果を生成する第1のマスキング部と、
歩容モデルを利用して、マスキング後の前記第1の意味分割結果に基づいて、第1の歩容特徴を生成する第1の生成部と、
前記第1の歩容特徴及び第2のビデオにおける第2の人体の第2の歩容特徴に基づいて、前記第1の人体と前記第2の人体とが同一の人物に属するか否かを判断する判断部であって、前記第2の歩容特徴を生成するためのマスキング後の第2の意味分割結果に含まれる身体部位は、前記マスキング情報に基づいてスクリーニングされた身体部位である、判断部と、を含む、装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
マスキング後の前記第1の意味分割結果に含まれる身体部位は、マスキング後の前記第2の意味分割結果に含まれる身体部位と一致する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記マスキング情報は、前記第1の意味分割結果、又はユーザにより入力された、前記第1の意味分割結果に対応する情報に基づいて生成された情報であり、或いは、
前記マスキング情報は、前記第1の意味分割結果及び前記第2の意味分割結果に基づいて生成された情報、又は、ユーザにより入力された、前記第1の意味分割結果及び前記第2の意味分割結果に対応する情報に基づいて生成された情報である、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記マスキング情報は、前記マスキング後の第1の意味分割結果に含まれ、或いは含まれない身体部位を示し、或いは、
前記マスキング情報は、前記マスキング後の第1の意味分割結果及び前記マスキング後の第2の意味分割結果に何れも含まれ、或いは何れも含まない身体部位を示す、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記歩容モデルは、前記マスキング情報に対応する歩容モデルである、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記歩容モデルを訓練するための意味分割結果に含まれる身体部位は、前記マスキング情報に基づいてスクリーニングされた身体部位である、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第2のビデオにおける第2の人体の身体部位を分割し、少なくとも1つの身体部位を含む第2の意味分割結果を生成する第2の分割部と、
前記マスキング情報に基づいて、前記第2の意味分割結果における身体部位をマスキングし、マスキング後の第2の意味分割結果を生成する第2のマスキング部と、
前記歩容モデルを利用して、マスキング後の前記第2の意味分割結果に基づいて、前記第2の歩容特徴を生成する第2の生成部と、をさらに含み、或いは、
前記マスキング情報に基づいて、データベースから、予め生成された、前記マスキング情報に対応する前記第2の歩容特徴を選択する選択部、をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記判断部は、前記第1の歩容特徴及び前記第2の歩容特徴に基づいて類似度情報を計算し、前記類似度情報に基づいて前記第1の人体と前記第2の人体が同一の人物に属するか否かを判断する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
歩容認識方法であって、
第1のビデオにおける第1の人体の身体部位を分割し、少なくとも1つの身体部位を含む第1の意味分割結果を生成するステップと、
マスキング情報に基づいて、前記第1の意味分割結果における身体部位をスクリーニングし、マスキング後の第1の意味分割結果を生成するステップと、
歩容モデルを利用して、マスキング後の前記第1の意味分割結果に基づいて、第1の歩容特徴を生成するステップと、
前記第1の歩容特徴及び第2のビデオにおける第2の人体の第2の歩容特徴に基づいて、前記第1の人体と前記第2の人体とが同一の人物に属するか否かを判断するステップであって、前記第2の歩容特徴を生成するためのマスキング後の第2の意味分割結果に含まれる身体部位は、前記マスキング情報に基づいてスクリーニングされた身体部位である、ステップと、を含む、方法。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサとを含む電子機器であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して請求項9に記載の歩容認識方法を実現するように構成される、電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、画像処理の技術分野に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
科学技術の発展に伴い、生体認証技術は公共安全などの分野に広く応用されている。通常の生体認証技術は、歩容認識(gait recognition)、虹彩、顔、ReID(歩行者再認識:person re-identification)技術などがある。虹彩、顔、ReIDなどの生体認証技術と比べて、歩容認識技術は、認識距離が遠い(例えば、接近する必要がない)こと、全角度認識、照明に敏感ではない、偽装しにくい(例えば整形、化粧、着替えなども認識できる)こと、協力する必要がない(例えば、網膜や顔などを合わせる必要がない)こと、取り込み機器への要求が低い(例えば、普通のカメラなどを用いてビデオを取り込むことができる)ことなどのメリットを持ち、より広く、柔軟な応用シナリオに応用できる。
【0003】
歩容認識技術では、歩行パターン、外観輪郭などの情報を抽出して識別能力を持つ歩容特徴を構築することで、異なるビデオにおける人が同一の人物であるか否かを判断することができる。複雑なビデオの背景、環境、服装などの要素の影響を排除するため、歩容認識モデルは、シルエット(silhouette)又は姿勢(pose)データに基づいて歩容特徴を抽出することができる。
【0004】
シルエットに基づく歩容認識方法は、普通の服装、リュックサックのシーンにおける性能が姿勢に基づく歩容認識方法よりも高く、姿勢に基づく歩容認識方法は、厚い服装のシーンにおける性能がシルエットに基づく方法よりも高い。各シーンの平均性能を纏めると、シルエットによる歩容認識方法が優れていた。
【0005】
なお、上述した技術背景の説明は、本発明の技術案を明確、完全に理解させるための説明であり、当業者を理解させるために記述されているものである。これらの技術案は、単なる本発明の背景技術部分として説明されたものであり、当業者により周知されたものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の発明者の発見によると、現在のシルエットに基づく歩容認識方法には一定の限界性がある。例えば、シルエットに基づく歩容認識方法は、必然的にビデオからシルエットを抽出することに関わる。従って、この方法は、以下の問題を避けられない。シルエット抽出技術自身はシルエット抽出が不完全である。抽出されたビデオシーンでは、遮蔽や照明などの原因により、完全な人体のシルエットを抽出することができない。
【0007】
上記の問題により、異なるビデオから抽出されたシルエットの完全性又は欠損した身体部位が異なる可能性がある。例えば、1つのビデオから抽出されたシルエットは頭部情報を欠いており(例えば、大きな帽子により頭部情報を上手く抽出することができない)、もう1つのビデオから抽出されたシルエットは脚部情報を欠いている(例えば、低い壁の後ろを歩いている人は、足部分が低い壁で遮蔽されている)。
【0008】
現在の歩容認識方法に使用されるシルエットは、身体部位の明確な境界を提供することができない(例えば、シルエットのどの部分が頭に属するか、どの部分が胴体に属するかなどである)ため、現在の歩容認識方法は、異なるビデオから抽出されたシルエットに含まれる身体部位の情報の一致性を保証することができない。
【0009】
異なるビデオの歩容特徴を照合する際に、歩容特徴を構築するためのシルエットに含まれる身体部位の情報が一致しないため、歩容特徴の照合結果の信頼性に影響を与え、さらに歩容認識結果の正確性に影響を与える。
【0010】
上記の技術的問題点の少なくとも1つを鑑み、本発明の実施例は、歩容認識結果の正確性を向上させることができる、歩容認識装置、方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

富士通株式会社
プロセッサパッケージ
24日前
富士通株式会社
光伝送装置及び光伝送方法
3日前
富士通株式会社
光増幅器および光増幅方法
1か月前
富士通株式会社
プロセッサ及び情報処理装置
17日前
富士通株式会社
信号処理装置及び信号処理方法
1か月前
富士通株式会社
変換プログラムおよび変換方法
1か月前
富士通株式会社
光センサ及び光センサの製造方法
1か月前
富士通株式会社
光伝送装置および光伝送システム
10日前
富士通株式会社
歩容認識装置、方法及び電子機器
1か月前
富士通株式会社
故障監視装置および故障監視方法
10日前
富士通株式会社
エラー訂正装置及びエラー訂正方法
4日前
富士通株式会社
機械学習プログラム、方法、及び装置
1か月前
富士通株式会社
機械学習プログラム、方法、及び装置
1か月前
富士通株式会社
ラマン増幅装置およびラマン増幅方法
3日前
富士通株式会社
光送受信機制御方法および光送受信機
9日前
富士通株式会社
情報処理方法および情報処理プログラム
3日前
富士通株式会社
OD決定方法およびOD決定プログラム
9日前
富士通株式会社
マルチチャネルパワープロファイル推定
1か月前
富士通株式会社
収入特定方法および収入特定プログラム
16日前
富士通株式会社
制御装置,制御方法および分散処理システム
1か月前
富士通株式会社
評価プログラム、評価装置及び評価システム
24日前
富士通株式会社
位置情報処理装置およびサービス提供システム
17日前
富士通株式会社
自己教師あり学習プログラム、方法、及び装置
10日前
富士通株式会社
自己教師あり学習プログラム、方法、及び装置
10日前
富士通株式会社
試験装置,試験方法および情報処理プログラム
1か月前
富士通株式会社
プログラム、データ処理装置及びデータ処理方法
11日前
富士通株式会社
データ処理装置、プログラム及びデータ処理方法
11日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
タスク割り当て方法、タスク割り当てプログラム
17日前
富士通株式会社
情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
18日前
富士通株式会社
試験制御プログラム,試験システムおよび試験方法
1か月前
富士通株式会社
コンパイラプログラム、判定方法および情報処理装置
17日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
10日前
富士通株式会社
情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
1か月前
富士通株式会社
機械学習方法、機械学習プログラムおよび情報処理装置
3日前
富士通株式会社
機械学習プログラム、機械学習方法および情報処理装置
4日前
続きを見る