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公開番号2024133947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043978
出願日2023-03-20
発明の名称無線通信機
出願人株式会社日立国際電気
代理人藤央弁理士法人
主分類H04B 17/17 20150101AFI20240926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】故障や誤操作による送信を検出する無変調波検出機能を有する無線通信機を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、アナログ変調方式の信号の送信及び受信の少なくとも一方を行う無線通信機は、送信又は受信する信号の変調度を測定し、前記測定された変調度を所定の閾値と比較して、変調度が低い変調波を検出する変復調モジュール313と、前記変調波の検出に関する情報を出力する外部インターフェースモジュール311と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
アナログ変調方式の信号の送信及び受信の少なくとも一方を行う無線通信機であって、
送信又は受信する信号の変調度を測定し、前記測定された変調度を所定の閾値と比較して、変調度が低い変調波を検出する変復調部と、
前記変調波の検出に関する情報を出力するインターフェースとを備えることを特徴とする無線通信機。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の無線通信機であって、
アンテナから送信される送信波を分離する方向性結合器を有し、
前記変復調部は、前記方向性結合器で分離された進行波の変調度を測定することを特徴とする無線通信機。
【請求項3】
請求項1に記載の無線通信機であって、
アンテナで受信された受信波を増幅する受信増幅部を有し、
前記変復調部は、前記受信増幅部で増幅された受信波の変調度を測定することを特徴とする無線通信機。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一つに記載の無線通信機であって、
前記変調度が低い変調波の検出に関する情報を報知する報知部を備えることを特徴とする無線通信機。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一つに記載の無線通信機であって、
ユーザが操作する制御装置に接続されており、
前記変復調部は、
所定時間継続して前記測定された変調度が所定の閾値より低い場合に前記変調度が低い変調波として検出し、
前記所定時間は、前記制御装置の操作によって変更可能であることを特徴とする無線通信機。
【請求項6】
請求項5に記載の無線通信機であって、
前記変調度が低い変調波の検出に関する情報を記憶する記憶部を備えることを特徴とする無線通信機。
【請求項7】
請求項2に記載の無線通信機であって、
前記変調波の検出に関する情報を記憶する記憶部を備え、
前記インターフェースは、無変調の要因を特定し、前記特定された要因を、前記変調波の検出に関する情報と共に前記記憶部に記憶することを特徴とする無線通信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無変調波検出機能を有する無線通信機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話の5Gや無線LANなどで高速データ通信が実現されている。一方で、アナログ音声による無線機や無線システムは現在でも多数あり、ラジオ放送や航空管制などで幅広く使用されている。
【0003】
この分野の背景技術として、特許文献1(特開2002ー246944号)、特許文献2(特開2016-158209号)がある。特許文献1には、ディジタル方式の送受信手段とアナログ方式の送受信手段の二つをもち、回線状態がよければ通話品質のよいディジタル方式で通信を行い、回線状態が悪ければアナログ方式に切り換えて通話を継続可能とする誘導無線通信装置が記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、送信装置から送信された高周波信号を広帯域と狭帯域に分割して受信し、時間領域での高周波信号の状態を、立ち上がり状態、定常状態(送信状態)、無音状態(音声通信の場合)、立ち下り状態及び異常状態の5つの状態に分割する。変調された高周波信号は搬送波と変調波に分離し、それぞれ必要に応じて、時間軸、周波数軸(位相変化も含む)に変換し、その結果をパラメータ化する。その組み合わせを入力として、機械学習の手法を組み合わせ、受信信号の中から前述のパラメータの特性、変動幅及び変動速度を含め自動的に送信装置の個別識別、分類並びに特定を行う受信解析装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-246944号公報
特開2016-158209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アナログ音声による無線通信を使用するシステムの多くは、同じ周波数を時分割して使用している。例えば、航空管制において使用されるアナログ音声による無線通信機は、音声通話を試みるユーザがプレスボタンを押して電波を送信した後、音声をマイクに入力する。アナログ変調、特にAM変調やFM変調を用いた無線通信では、音声が入力されていない状態で送信すると無変調送信となる。一台の無線通信機の送信中に他の無線通信機が送信すると、電波の干渉によって、受信機で受信が困難となる。例えば、無線通信機や無線システムが故障や誤操作によって送信し続けると、他の無線機が送信できず、システム全体の運用に影響を与える。
【0007】
しかし、従来の無線通信機では、このような誤送信を検出することは考慮されていない。
【0008】
このため、本発明は、送信側及び受信側の一方又は双方で、故障や誤操作による送信を検出する無線通信機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、アナログ変調方式の信号の送信及び受信の少なくとも一方を行う無線通信機であって、送信又は受信する信号の変調度を測定し、前記測定された変調度を所定の閾値と比較して、変調度が低い変調波を検出する変復調部と、前記変調波の検出に関する情報を出力するインターフェースとを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一例の無線通信機は、アンテナから送信される送信波を分離する方向性結合器を有し、前記変復調部は、前記方向性結合器で分離された進行波の変調度を測定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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