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公開番号2024148419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061528
出願日2023-04-05
発明の名称カメラ制御装置及びカメラ制御方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/695 20230101AFI20241010BHJP(電気通信技術)
要約【課題】必要以上に被写体を追尾せず被写体を撮影するようPTZカメラを制御することができるカメラ制御装置を提供する。
【解決手段】PTZカメラ100は、第1の被写体を撮影している状態から第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられる。制御部30は、判定部31が、第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定するまで、第2の被写体を追尾しながら、第2の被写体のフレーム内の位置を調整するようパン駆動部6及びチルト駆動部5を制御し、第2の被写体の大きさを調整するようズーム駆動部4を制御する。制御部30は、判定部31が、第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定すると、第2の被写体を撮影する画角を決定し、第2の被写体の追尾を停止して、パン駆動部6、チルト駆動部5、ズーム駆動部4における各制御値を画角決定時の制御値から変化させないように維持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パン駆動部、チルト駆動部、及びズーム駆動部を備えるパン・チルト・ズームカメラが第1の画角及び第1のズーム量で第1の被写体を撮影している状態から、前記第1の被写体における一部の領域である第2の被写体を拡大して撮影する第2の画角及び第2のズーム量で前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影することによって生成する映像信号に基づいて前記第2の被写体を特定する被写体特定部と、
前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影している状態で、前記被写体特定部が特定した前記第2の被写体に基づいて、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されているか否かを判定する判定部と、
前記パン・チルト・ズームカメラが前記第1の被写体を撮影している状態から前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定するまで、前記第2の被写体を追尾しながら、前記第2の被写体のフレーム内の位置を調整するよう前記パン駆動部及び前記チルト駆動部を制御し、前記第2の被写体の大きさを調整するよう前記ズーム駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定すると、前記第2の被写体を撮影する画角を決定し、前記第2の被写体の追尾を停止して、前記パン駆動部、前記チルト駆動部、前記ズーム駆動部における各制御値を画角決定時の制御値から変化させないように維持する
カメラ制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2の被写体は人であり、
前記被写体特定部は、人の顔を認識し、人の骨格を検出することにより、前記第2の被写体を特定する
請求項1に記載のカメラ制御装置。
【請求項3】
前記被写体特定部は、前記第2の画角内で顔が最も大きく撮影されている人を前記第2の被写体とし、前記第2の被写体の顔を認識する請求項2に記載のカメラ制御装置。
【請求項4】
前記パン・チルト・ズームカメラが前記第1の被写体を撮影することを指示する第1のプリセット番号に対応して、前記第1の画角及び前記第1のズーム量を設定し、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影することを指示する第2のプリセット番号に対応して、前記第2の画角及び前記第2のズーム量を設定するカメラ設定テーブルを保持するテーブル保持部をさらに備え、
前記制御部は、
遠隔制御装置から前記第1のプリセット番号が供給されれば、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第1の被写体を前記第1の画角及び前記第1のズーム量で撮影するよう、前記パン駆動部、前記チルト駆動部、及び前記ズーム駆動部を制御し、
前記遠隔制御装置から前記第2のプリセット番号が供給されれば、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を前記第2の画角及び前記第2のズーム量で撮影するよう、前記パン駆動部、前記チルト駆動部、及び前記ズーム駆動部を制御する
請求項1~3のいずれか1項に記載のカメラ制御装置。
【請求項5】
パン駆動部、チルト駆動部、及びズーム駆動部を備えるパン・チルト・ズームカメラが第1の画角及び第1のズーム量で第1の被写体を撮影している状態から、前記第1の被写体における一部の領域である第2の被写体を拡大して撮影する第2の画角及び第2のズーム量で前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、被写体特定部が、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影することによって生成する映像信号に基づいて前記第2の被写体を特定し、
前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影している状態で、判定部が、前記被写体特定部が特定した前記第2の被写体に基づいて、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されているか否かを判定し、
前記パン・チルト・ズームカメラが前記第1の被写体を撮影している状態から前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定するまで、制御部が、前記第2の被写体を追尾しながら、前記第2の被写体のフレーム内の位置を調整するよう前記パン駆動部及び前記チルト駆動部を制御し、前記第2の被写体の大きさを調整するよう前記ズーム駆動部を制御し、
前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定すると、前記制御部が、前記第2の被写体を撮影する画角を決定し、前記第2の被写体の追尾を停止して、前記パン駆動部、前記チルト駆動部、前記ズーム駆動部における各制御値を画角決定時の制御値から変化させないように維持する
カメラ制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ制御装置及びカメラ制御方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
撮影しようとする範囲を切り替えたり、被写体を拡大または縮小したりするために、水平回転(パン)、垂直回転(チルト)、及び拡大・縮小(ズーム)が可能なパン・チルト・ズームカメラが用いられることがある。パン・チルト・ズームカメラは特定の被写体を追尾する追尾機能を備え、被写体を追尾しながら撮影することがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2007/119355号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パン・チルト・ズームカメラが備える追尾機能によれば、被写体の位置がずれても被写体を常時画角内に位置させることができるものの、追尾する必要がない場合でも被写体を追尾してしまうことがある。一例として、追尾機能を働かせたパン・チルト・ズームカメラが、登壇して講演または演説する弁士を撮影するとき、講演または演説が終了した弁士が降壇した後も弁士を追尾してしまう。
【0005】
本発明は、必要以上に被写体を追尾することなく被写体を撮影するようパン・チルト・ズームカメラを制御することができるカメラ制御装置及びカメラ制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、パン駆動部、チルト駆動部、及びズーム駆動部を備えるパン・チルト・ズームカメラが第1の画角及び第1のズーム量で第1の被写体を撮影している状態から、前記第1の被写体における一部の領域である第2の被写体を拡大して撮影する第2の画角及び第2のズーム量で前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影することによって生成する映像信号に基づいて前記第2の被写体を特定する被写体特定部と、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影している状態で、前記被写体特定部が特定した前記第2の被写体に基づいて、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されているか否かを判定する判定部と、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第1の被写体を撮影している状態から前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定するまで、前記第2の被写体を追尾しながら、前記第2の被写体のフレーム内の位置を調整するよう前記パン駆動部及び前記チルト駆動部を制御し、前記第2の被写体の大きさを調整するよう前記ズーム駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定すると、前記第2の被写体を撮影する画角を決定し、前記第2の被写体の追尾を停止して、前記パン駆動部、前記チルト駆動部、前記ズーム駆動部における各制御値を画角決定時の制御値から変化させないように維持するカメラ制御装置を提供する。
【0007】
本発明は、パン駆動部、チルト駆動部、及びズーム駆動部を備えるパン・チルト・ズームカメラが第1の画角及び第1のズーム量で第1の被写体を撮影している状態から、前記第1の被写体における一部の領域である第2の被写体を拡大して撮影する第2の画角及び第2のズーム量で前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、被写体特定部が、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影することによって生成する映像信号に基づいて前記第2の被写体を特定し、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第2の被写体を撮影している状態で、判定部が、前記被写体特定部が特定した前記第2の被写体に基づいて、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されているか否かを判定し、前記パン・チルト・ズームカメラが前記第1の被写体を撮影している状態から前記第2の被写体を撮影する状態へと切り替えられると、前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定するまで、制御部が、前記第2の被写体を追尾しながら、前記第2の被写体のフレーム内の位置を調整するよう前記パン駆動部及び前記チルト駆動部を制御し、前記第2の被写体の大きさを調整するよう前記ズーム駆動部を制御し、前記判定部が、前記第2の被写体がフレーム内の所定の位置に所定の大きさで表示されていると判定すると、前記制御部が、前記第2の被写体を撮影する画角を決定し、前記第2の被写体の追尾を停止して、前記パン駆動部、前記チルト駆動部、前記ズーム駆動部における各制御値を画角決定時の制御値から変化させないように維持するカメラ制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明のカメラ制御装置及びカメラ制御方法によれば、必要以上に被写体を追尾することなく被写体を撮影するようパン・チルト・ズームカメラを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るカメラ制御装置を備えるパン・チルト・ズームカメラを示すブロック図である。
図2は、一実施形態に係るカメラ制御装置を備えるパン・チルト・ズームカメラの外観を示す正面図である。
図3は、一実施形態に係るカメラ制御装置を備えるパン・チルト・ズームカメラが第1の被写体として議場を撮影している状態を示す図である。
図4は、一実施形態に係るカメラ制御装置を備えるパン・チルト・ズームカメラが第2の被写体として登壇者を撮影している状態を示す図である。
図5は、一実施形態に係るカメラ制御装置が備えるテーブル保持部に保持されているカメラ設定テーブルの一例を示す図である。
図6は、遠隔制御装置からプリセット番号2が供給されたときに、制御部が画角及びズーム量を調整して決定するまでの画像の変化の一例を示す図である。
図7は、遠隔制御装置からプリセット番号3が供給されたときに、制御部が画角及びズーム量を調整して決定するまでの画像の変化の一例を示す図である。
図8は、一実施形態に係るカメラ制御装置の動作、及び一実施形態に係るカメラ制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、一実施形態に係るカメラ制御装置及びカメラ制御方法について、添付図面を参照して説明する。図1は、一実施形態に係るカメラ制御装置を備えるパン・チルト・ズームカメラ100を示している。図2は、パン・チルト・ズームカメラ100を正面から見た外観を示している。以下、パン・チルト・ズームカメラ100をPTZカメラ100と略記する。
(【0011】以降は省略されています)

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