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公開番号2024149935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023058838
出願日2023-03-31
発明の名称情報処理方法、プログラム及び情報処理装置
出願人株式会社アクセルスペース
代理人個人,個人
主分類H04B 7/155 20060101AFI20241016BHJP(電気通信技術)
要約【課題】人工衛星と地上局との間の通信を好適に行うことができる情報処理方法等を提供する。
【解決手段】所定の軌道上に配置された複数の人工衛星のうち、特定の時刻から開始されるタイムスロットにおいて特定の地上局との通信が予約されている特定の人工衛星の軌道情報と、該特定の人工衛星以外の他の人工衛星であって、前記特定の時刻以前に前記特定の地上局と通信を完了した他の人工衛星の軌道情報及び通信速度とを取得し、前記他の人工衛星の軌道情報及び通信速度に基づき、人工衛星の軌道情報と通信速度との間の相関関係を導出し、導出した相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星の通信速度を算出し、算出した通信速度を前記特定の人工衛星に送信する処理をコンピュータが実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
所定の軌道上に配置された複数の人工衛星のうち、特定の時刻から開始されるタイムスロットにおいて特定の地上局との通信が予約されている特定の人工衛星の軌道情報と、該特定の人工衛星以外の他の人工衛星であって、前記特定の時刻以前に前記特定の地上局と通信を完了した他の人工衛星の軌道情報及び通信速度とを取得し、
前記他の人工衛星の軌道情報及び通信速度に基づき、人工衛星の軌道情報と通信速度との間の相関関係を導出し、
導出した相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星の通信速度を算出し、
算出した通信速度を前記特定の人工衛星に送信する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記他の人工衛星のチャネル状態情報を更に取得し、
前記他の人工衛星の軌道情報及びチャネル状態情報に基づき、人工衛星の軌道情報とチャネル状態情報との間の第1の相関関係を導出し、
前記他の人工衛星の軌道情報及びチャネル状態情報と、通信速度とに基づき、人工衛星の軌道情報及びチャネル状態情報と通信速度との間の第2の相関関係を導出し、
前記第1の相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星のチャネル状態情報を特定し、
前記第2の相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報及びチャネル状態情報とに基づき、前記特定の人工衛星の通信速度を算出する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記他の人工衛星の軌道情報及び通信速度に基づき、人工衛星の軌道情報を説明変数とし、通信速度を目的変数とする回帰式を最小二乗法により導出し、
導出した回帰式と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星の通信速度を算出する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記他の人工衛星の軌道情報及び通信速度に基づき、人工衛星の軌道情報を入力した場合に通信速度を算出するよう学習済みのモデルを生成し、
生成した前記モデルに前記特定の人工衛星の軌道情報を入力することで、前記特定の人工衛星の通信速度を算出する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記人工衛星と前記地上局との間の通信は電磁波により行われる
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記人工衛星と前記地上局との間の通信は、光若しくはマイクロ波を相互に切り換える、又は光及びマイクロ波の両方を同時に使用することにより行われる
請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記地上局は複数存在し、
地上回線を通じて複数の前記地上局の間で前記軌道情報及び通信速度に係るデータを共有することにより、前記他の人工衛星の軌道情報及び通信速度を取得する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記他の人工衛星に対応する位置の散乱体情報を取得し、
前記他の人工衛星の軌道情報及び散乱体情報に基づき、人工衛星の軌道情報と散乱体情報との間の第3の相関関係を導出し、
前記他の人工衛星の軌道情報及び散乱体情報と、通信速度とに基づき、軌道情報及び散乱体情報と通信速度との間の第4の相関関係を導出し、
前記第3の相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星に対応する位置の散乱体情報を特定し、
前記第4の相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報及び散乱体情報とに基づき、前記特定の人工衛星の通信速度を算出する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記人工衛星は同時に複数の方向に指向するマルチビームアンテナを搭載し、
前記他の人工衛星の各指向方向への通信速度を取得し、
前記他の人工衛星の軌道情報と、各指向方向への通信速度とに基づき、人工衛星の軌道情報と各指向方向への通信速度との間の相関関係を導出し、
導出した相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星の各指向方向への通信速度を算出し、
算出した各指向方向への通信速度に応じて、各指向方向の通信に配分すべき電力の比率を算出する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項10】
所定の軌道上に配置された複数の人工衛星のうち、特定の時刻から開始されるタイムスロットにおいて特定の地上局との通信が予約されている特定の人工衛星の軌道情報と、該特定の人工衛星以外の他の人工衛星であって、前記特定の時刻以前に前記特定の地上局と通信を完了した他の人工衛星の軌道情報及び通信速度とを取得し、
前記他の人工衛星の軌道情報及び通信速度に基づき、人工衛星の軌道情報と通信速度との間の相関関係を導出し、
導出した相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星の通信速度を算出し、
算出した通信速度を前記特定の人工衛星に送信する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、プログラム及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
人工衛星を用いた次世代の通信システムとして、複数の人工衛星が協働して通信を行う衛星コンステレーションの構築が期待されている(例えば特許文献1)。しかしながら、地上ネットワークに匹敵する回線速度を実現するためには、高い周波数帯の電磁波を通信に利用する必要が生じ、従来のマイクロ波よりも大気、雲、水蒸気、砂粒などの影響を受けやすくなる。また、衛星通信においては人工衛星に比べて地上局の方が少ないシステムであることが一般的に多いため、通信に必要なタイムスロットを予め予約して通信することがほとんどである。このため、リアルタイムに通信に影響を与える環境を把握し、時刻毎に最大の通信速度のポテンシャルを引き出すことができれば有益である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-47243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一つの側面では、人工衛星と地上局との間の通信を好適に行うことができる情報処理方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの側面では、情報処理方法は、所定の軌道上に配置された複数の人工衛星のうち、特定の時刻から開始されるタイムスロットにおいて特定の地上局との通信が予約されている特定の人工衛星の軌道情報と、該特定の人工衛星以外の他の人工衛星であって、前記特定の時刻以前に前記特定の地上局と通信を完了した他の人工衛星の軌道情報及び通信速度とを取得し、前記他の人工衛星の軌道情報及び通信速度に基づき、人工衛星の軌道情報と通信速度との間の相関関係を導出し、導出した相関関係と、前記特定の人工衛星の軌道情報とに基づき、前記特定の人工衛星の通信速度を算出し、算出した通信速度を前記特定の人工衛星に送信する処理をコンピュータが実行する。
【発明の効果】
【0006】
一つの側面では、人工衛星と地上局との間の通信を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
衛星通信システムの構成例を示す説明図である。
サーバの構成例を示すブロック図である。
通信履歴DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
人工衛星の軌道を示す説明図である。
サーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
実施の形態2の概要を示す説明図である。
実施の形態2に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
実施の形態3の概要を示す説明図である。
実施の形態3に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
実施の形態4の概要を示す説明図である。
実施の形態4に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、衛星通信システムの構成例を示す説明図である。本実施の形態では、複数の人工衛星2、2、2…のうち、これから通信を行う予定の人工衛星2と地上局3との間の通信速度を、地上局3と通信を完了した他の人工衛星2における通信履歴から予測(算出)する衛星通信システムについて説明する。衛星通信システムは、情報処理装置1、人工衛星2、地上局3を含む。
【0009】
人工衛星2は所定の軌道上に配置され、地上局3との間で通信を行う。本実施の形態では複数の人工衛星2、2、2…の軌道が格子状を成すように配置され(図4参照)、全体として衛星コンステレーションを形成する。
【0010】
地上局3は、人工衛星2と通信を行うための地上側の無線施設であり、アンテナ等の無線機器から成る。図1では地上局3を一つしか図示していないが、本実施の形態では複数の地上局3、3、3…が存在するものとして説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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