TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024100015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003705
出願日2023-01-13
発明の名称音響装置
出願人エムケー精工株式会社
代理人
主分類H04R 1/02 20060101AFI20240719BHJP(電気通信技術)
要約【課題】聴き取り易い音を出力することのできる音響装置を提供する。
【解決手段】音響装置(10)は、内部空間(21)を有する筐体(20)と、高音域の信号を増幅させる機能を有する信号処理部(40)と、を備える。筐体(20)は、一端(22a)および他端(22b)を有するベント(22)を備える。ベント(22)は、一端(22a)が筐体(20)外側に向いて開口し、他端(22b)が内部空間(21)内に位置し、他端(22b)に仕切り(24)を有し、仕切り(24)に形成された孔(25)を通じて内部空間(21)と連通している。筐体(20)は、共鳴器として低共鳴周波数とこの高次の高共鳴周波数とを有し、高共鳴周波数が前記高音域内にあるように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部空間を有する筐体と、前部および後部を有するスピーカユニットと、所定の周波数帯域の信号を増幅させる機能を有する信号処理部と、を備える音響装置であって、
前記スピーカユニットは、前記前部が前記筐体外側に向いて、前記後部が前記内部空間内に位置して、前記筐体に取り付けられ、
前記筐体は、一端および他端を有するベントを備え、
前記ベントは、前記ベントの一端が前記筐体外側に向いて開口し、前記ベントの他端が前記内部空間内に位置し、前記ベントの他端に仕切りを有し、前記仕切りに形成された孔を通じて前記内部空間と連通し、
前記筐体は、共鳴器として低共鳴周波数とこの高次の高共鳴周波数とを有し、前記高共鳴周波数が前記所定の周波数帯域内にあるように構成されている、
ことを特徴とする音響装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記筐体は、前記低共鳴周波数と前記高共鳴周波数との間の中共鳴周波数を有するように構成されている、
請求項1記載の音響装置。
【請求項3】
前記筐体は、一端および他端を有する管状体を備え、
前記管状体は、前記管状体の一端が前記孔を通じて前記ベント側へ開口し、前記管状体の他端が開口して前記内部空間内に位置している、
請求項1記載の音響装置。
【請求項4】
内部空間を有する筐体と、前部および後部を有するスピーカユニットと、を備える音響装置であって、
前記スピーカユニットは、前記前部が前記筐体外側に向いて、前記後部が前記内部空間内に位置して、前記筐体に取り付けられ、
前記筐体は、一端および他端を有するベントを備え、
前記ベントは、前記ベントの一端が前記筐体外側に向いて開口し、前記ベントの他端が前記内部空間内に位置し、前記ベントの他端に仕切りを有し、前記仕切りに形成された孔を通じて前記内部空間と連通している、
ことを特徴とする音響装置。
【請求項5】
内部空間を有する筐体と、前部および後部を有するスピーカユニットと、を備える音響装置であって、
前記スピーカユニットは、前記前部が前記筐体外側に向いて、前記後部が前記内部空間内に位置して、前記筐体に取り付けられ、
前記筐体は、一端および他端をそれぞれ有するベントおよび管状体を備え、
前記ベントは、前記ベントの一端が前記筐体外側に向いて開口し、前記ベントの他端が前記内部空間内に位置し、前記ベントの他端に仕切りを有し、
前記管状体は、前記管状体の一端面積が前記ベントの他端面積よりも小さく、前記管状体の一端が前記仕切りを介して前記ベント側へ開口し、前記管状体の他端が開口して前記内部空間内に位置している、
ことを特徴とする音響装置。
【請求項6】
前記ベントは、前記ベントの一端の周縁部がR状に面取りされ、前記前部側に近い縁部の曲率半径が前記前部側から遠い縁部の曲率半径よりも大きい、
請求項1~5のいずれか一項に記載の音響装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音響装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
実用新案登録第3165238号(以下、「特許文献1」という。)には、主に高齢者が聴き取り難いとされる高音域の周波数帯域を他の周波数帯域に比べて15dB程度増幅させる高音域信号増幅部が記載されている(特に、その明細書段落[0015])。この高音域信号増幅器により高音域が補われた音声を、高齢者は聴くことができる(同段落[0017])。なお、音声は、基本周波数、母音(基本周波数を除く)、および子音の成分に分けることができることが知られている(例えば、WO2009/110243の明細書段落[0025]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3165238号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
可聴域(人が聴き取ることのできる20Hz~20kHz程度の範囲)のうち高音域(2kHz~4kHz程度の周波数帯域)の聴力が低い者は、音声成分のうち高音域にある子音が聴き取り難くなる。このため、特許文献1に記載のような高音域信号増幅部(信号処理部)によって高音域の音圧レベルを高めることで、高音域の聴力を補うことができると考えられてきた。すなわち、聴力が低下している高音域を聴き取り易くすればよい、と考えられてきた。
【0005】
本発明の一目的は、聴き取り易い音を出力することのできる音響装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一解決手段に係る音響装置は、内部空間を有する筐体と、前部および後部を有するスピーカユニットを備えている。前記音響装置は、所定の周波数帯域の信号を増幅させる機能を有する信号処理部を備えてもよい。前記筐体は、一端および他端を有するベントを備えてもよい。前記ベントは、前記ベントの一端が前記筐体外側に向いて開口し、前記ベントの他端が前記内部空間内に位置してもよい。前記ベントは、前記ベントの他端に仕切りを有してもよい。前記ベントは、前記仕切りに形成された孔を通じて前記内部空間と連通してもよい。前記筐体は、共鳴器として低共鳴周波数とこの高次の高共鳴周波数とを有してもよい。前記筐体は、前記高共鳴周波数が前記所定の周波数帯域内にあるように構成されてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一解決手段によれば、聴き取り易い音を出力することのできる音響装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る音響装置の一説明図である。
図1に示す音響装置の応用例の一説明図である。
図2に示す装置の構成の一説明図である。
図2に示す装置の要部の一説明図である。
図2に示す装置の要部の他の説明図である。
図2に示す装置の要部の他の説明図である。
本発明の一実施形態に係る音響装置の周波数特性の説明図である。
本発明の他の実施形態に係る音響装置の周波数特性の説明図である。
本発明の他の実施形態に係る音響装置の一説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下の本発明に係る実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
【0010】
(第1実施形態)
本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る音響装置の概要の説明図であり、所定箇所を切断して側方から視た状態を示している。図2は、音響装置の応用例の説明図であり、正面から視た状態で示している。また、図3は、図2に示す音響装置の構成の説明図(ブロック図)である。また、図4~図6は、図2に示す音響装置の要部(筐体の一部)の説明図であり、それぞれ所定箇所を切断してその側方、上方および斜め後方から視た状態を示している。また、図7は、横軸を周波数(Hz)、縦軸を音圧レベル(dB)とした本実施形態に係る音響装置の周波数特性の説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

エムケー精工株式会社
洗車装置
2か月前
個人
挿耳装置
2か月前
個人
仮想アース
2か月前
個人
車両の制御装置
2か月前
個人
環境音制御方法
1か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
押しボタン式側圧調整器
1か月前
個人
投げ銭管理システム
2か月前
BoCo株式会社
聴音装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
BoCo株式会社
聴音装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
24日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
太陽誘電株式会社
超音波装置
2か月前
17LIVE株式会社
サーバ
1か月前
個人
平面映像の回転による立体映像
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
18日前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
18日前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
1か月前
個人
テレビ画面の立体画像の表示方法
1か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン株式会社
無線通信装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
11日前
ブラザー工業株式会社
利用管理システム
2か月前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
1か月前
株式会社ACSL
確認方法
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
株式会社ミチヒロ
SoTモジュール
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成システム
11日前
続きを見る