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公開番号2024131200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041314
出願日2023-03-15
発明の名称電子写真装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240920BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】安定した画像形成を実行可能な電子写真装置。
【解決手段】電子写真感光体、トナー像を形成するための現像部材、及び、該電子写真感光体のクリーニング部材を有する電子写真装置であって、該クリーニング部材が、板状の支持部材、及び、該支持部材に接着された弾性部材を有し、該弾性部材の長手方向の端部に硬化処理が施されており、該弾性部材の長手方向の幅をw1とし、該現像部材の長手方向の幅をw2とし、該電子写真感光体の表面におけるトナー像形成領域の長手方向の最大の幅をw3とし、該弾性部材の該硬化処理が施されている部分の幅をw4としたときに下記関係式(1)を満たす該弾性部材の長手方向の端部の幅wの領域における自由長L2、及び、該弾性部材の長手方向の中央部の自由長L1が、下記関係式(2)を満たす
w4<(w1-w2)/2≦w≦(w1-w3)/2 ・・・(1)
L1<L2 ・・・(2)
ことを特徴とする電子写真装置。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
電子写真感光体、
該電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像部材、及び、
該電子写真感光体の表面に残留したトナーをクリーニングするためのクリーニング部材
を有する電子写真装置であって、
該電子写真感光体が、
ポリテトラフルオロエチレン粒子、
結着材料、及び、
パーフルオロアルキル基を有する構造単位を有する重合体
を含有する表面層を有し、
該重合体が、該パーフルオロアルキル基を有する構造単位として、下記式(1)で示される構造単位を有し、
JPEG
2024131200000042.jpg
38
71
(式(1)中、R
11
は、単結合又は炭素数1以上3以下のアルキレン基を示す。Rf

は、炭素数1以上5以下のパーフルオロアルキル基を示す。)
該クリーニング部材が、
板状の支持部材、及び、
該支持部材に接着された弾性部材
を有し、
該弾性部材が、該電子写真感光体の表面に当接されており、
該弾性部材の長手方向の端部に硬化処理が施されており、
該弾性部材の長手方向の幅をw1とし、該現像部材の長手方向の幅をw2とし、該電子写真感光体の表面におけるトナー像形成領域の長手方向の最大の幅をw3とし、該弾性部材の該硬化処理が施されている部分の幅をw4としたときに下記関係式(1)を満たす該弾性部材の長手方向の端部の幅wの領域における自由長L2、及び、該弾性部材の長手方向の中央部の自由長L1が、下記関係式(2)を満たす
w4<(w1-w2)/2≦w≦(w1-w3)/2 ・・・(1)
L1<L2 ・・・(2)
ことを特徴とする電子写真装置。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記弾性部材の長手方向の中央部の自由長L1と前記長手方向の端部の幅wの領域における自由長L2が下記関係式(3)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の電子写真装置。
1.2×L1≦L2 ・・・(3)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置の高速化に伴い、フルカラーの画像形成装置としては、ベルト部材に対応して複数の画像形成部を並べて配置し、各色の作像プロセスを並行処理する構成が主流となっている。例えば、電子写真方式の画像形成装置では、中間転写ベルトを用いたフルカラータンデム方式が挙げられる。
フルカラータンデム方式では、まず、並んで配列された複数の画像形成ユニットによって形成された、それぞれ色の異なるトナー像を中間転写ベルト上に重ねて一次転写する。そして、中間転写ベルト上のトナー像を一括して記録媒体に二次転写した後、記録媒体上のトナー像を定着してフルカラー画像を得る。
この方式のフルカラー画像形成装置は、一次転写後に電子写真感光体上に残留した転写残トナーを除去する感光体クリーニング装置や、二次転写後に中間転写ベルト上に残留した転写残トナーを除去する中間転写体クリーニング装置を備えている。
これらのクリーニング装置としては、ゴム等の弾性材料を支持板金に接着したクリーニングブレードが広く用いられている。特に、クリーニングブレードを電子写真感光体や中間転写ベルトの駆動方向に対向するように当接させるカウンター方式が一般的に採用されている。
【0003】
しかしながら、このカウンター方式のブレードクリーニングでは、クリーニングブレードと電子写真感光体や中間転写ベルトとの間の摩擦力が大きくなった場合に、ブレードめくれといった問題が発生することが知られている。
そこで特許文献1では、クリーニングブレードの長手端部での自由長を長手中央部での自由長よりも長くすることで、ブレードめくれの発生を抑制する構成が開示されている。また特許文献2では、クリーニングブレードの長手端部にイソシアネート化合物を含浸させた硬化処理を行うことで、ブレードめくれを抑制する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-259394号公報
特開2009-42581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成ではクリーニングブレードの長手端部と長手中央部の自由長の関係しか規定しておらず、自由長を長くする領域が狭い場合などでは、依然としてブレードめくれが発生する場合があった。特許文献2の構成では長手端部の硬化処理部に対向する箇所の電子写真感光体の削れが過大になる場合があった。
本開示はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、カウンター方式のブレードクリーニングを採用する構成においても、クリーニングブレードのブレードめくれ等の発生を有効に抑制し、安定した画像形成を実行可能な電子写真装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電子写真感光体、該電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像部材、及び、該電子写真感光体の表面に残留したトナーをクリーニングするためのクリーニング部材を有する電子写真装置であって、該電子写真感光体が、ポリテトラフルオロエチレン粒子、結着材料、及び、パーフルオロアルキル基を有する構造単位を有する重合体を含有する表面層を有し、該重合体が、該パーフルオロアルキル基を有する構造単位として、下記式(1)で示される構造単位を有し、
JPEG
2024131200000002.jpg
38
71
(式(1)中、R
11
は、単結合又は炭素数1以上3以下のアルキレン基を示す。Rf

は、炭素数1以上5以下のパーフルオロアルキル基を示す。)
該クリーニング部材が、
板状の支持部材、及び、該支持部材に接着された弾性部材を有し、
該弾性部材が、該電子写真感光体の表面に当接されており、
該弾性部材の長手方向の端部に硬化処理が施されており、
該弾性部材の長手方向の幅をw1とし、該現像部材の長手方向の幅をw2とし、該電子写真感光体の表面におけるトナー像形成領域の長手方向の最大の幅をw3とし、該弾性部材の該硬化処理が施されている部分の幅をw4としたときに下記関係式(1)を満たす該弾性部材の長手方向の端部の幅wの領域における自由長L2、及び、該弾性部材の長手方向の中央部の自由長L1が、下記関係式(2)を満たす
w4<(w1-w2)/2≦w≦(w1-w3)/2 ・・・(1)
L1<L2 ・・・(2)
ことを特徴とする電子写真装置。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、カウンター方式のブレードクリーニングを採用する構成においても、クリーニングブレードのブレードめくれ等の発生を有効に抑制し、安定した画像形成を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示で用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。
本開示に係る電子写真装置の一例を示す図である。
本開示に係る電子写真装置の帯電ローラの一例を示す図である。
本開示に係る電子写真装置の現像器及びトナー補給装置の一例を示す図である。
本開示に係る電子写真装置における各部材の長手配置の一例を示す図である。
従来のクリーニングブレードの概略構成を説明する(a)平面図、(b)斜視図である。
従来のクリーニングブレードの高μ領域での変形状態の説明図である。
本開示で用いられるクリーニングブレードの概略構成を説明する(a)平面図、(b)斜視図である。
本開示で用いられるクリーニングブレードの高μ領域での変形状態の説明図である。
本実施例におけるクリーニングブレードの概略構成を説明図である。(a)平面図、(b)斜視図、(c)断面図、(d)平面図、(e)長手関係図である。
本開示で用いられる電子写真感光体の表面加工に用いる研磨装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、好適な実施の形態を挙げて、本開示を詳細に説明する。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」との表記は、「アクリル又はメタクリル」を意味するものとする。例えば、「(メタ)アクリル酸エステル」は「アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル」を意味する。また、本明細書において「電子写真感光体」は、「感光体」とも言う。
【0010】
<ポリテトラフルオロエチレン粒子>
本開示に係る電子写真装置に用いられる電子写真感光体の表面層は、フッ素原子含有樹脂粒子として、ポリテトラフルオロエチレン粒子を含有する。表面層中のポリテトラフルオロエチレン粒子の含有量は、表面層の全質量に対して5質量%以上40質量%以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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