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公開番号2024129218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038273
出願日2023-03-13
発明の名称表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G01D 11/28 20060101AFI20240919BHJP(測定;試験)
要約【課題】 表示品位が低下する虞のない表示装置を提供する。
【解決手段】 複数の光透過部31、32を除いて不透過部33が形成された前面パネル30と、複数の光透過部31、32に対応して各々設けられる複数の光源20、40と、複数の光源20、40が配設された回路基板50と、前面パネル30と回路基板50との間に位置するケース部材60とを備え、ケース部材60には、開口面積が異なる複数の光源収容部61、62が複数の光源20、40に対応して各々設けられ、光源収容部61、62の内壁部61a、62aの光沢の度合を開口面積の大きさに応じて異ならせる構成としたものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光透過部を除いて不透過部が形成された前面パネルと、
複数の前記光透過部に対応して各々設けられる複数の光源と、
前記光源が配設された回路基板と、
前記前面パネルと前記回路基板との間に位置するケース部材とを備え、
前記ケース部材には、開口面積が異なる複数の光源収容部が複数の前記光源に対応して各々設けられ、
前記光源収容部の内壁部の光沢の度合を前記開口面積の大きさに応じて異ならせる構成としたことを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記内壁部に形成される前記光沢は、前記開口面積が大きい方となる一方の光源収容部が他方の光源収容部よりも低光沢であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記光透過部は、前記一方の光源収容部に対応して設けられる第1の光透過部と、前記他方の光源収容部に対応して設けられる第2の光透過部とを備え、
前記第1の光透過部の透過エリアは前記第2の光透過部の透過エリアよりも大きいことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記内壁部の色調は、黒色、暗色、もしくは灰色であることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか1つに記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を表示可能な表示手段を備えた表示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、例えば車両の運転席前方となる車両のインストルメントパネル内に搭載された車両用計器であり、第1、第2の光透過部を有する前面パネルと、これら各光透過部に対応して設けられる第1、第2の光源と、これら各光源が配設された硬質の回路基板と、前面パネルと回路基板との間に位置する白色の樹脂ケースからなるケース部材とを備えている。
【0003】
そして、ケース部材には開口面積が異なる第1、第2の光源収容部が各光源に対応して各々設けられる。ここで、各光透過部と各光源と各光源収容部との対応関係について詳述すると、第1の光源収容部(以下、一方の光源収容部と言う)は第1の光透過部、第1の光源に対応して設けられ、第2の光源収容部(以下、他方の光源収容部と言う)は第2の光透過部、第2の光源に対応して設けられる。また、前面パネルには第1、第2の光透過部を除いて黒色印刷層からなる不透過部が形成されている。なお、この場合、第1の光透過部と第1の光源との間には液晶表示部が配置され、第2の光透過部は第2の光源からの光を受けて発光表示される警告マークからなるインジケータ表示部として構成される。ここで、インジケータ表示部と液晶表示部との大小関係に着目すると、液晶表示部の方がインジケータ表示部よりも大きいのが一般的であることから、ここでは一方の光源収容部の開口面積は他方の光源収容部の開口面積よりも大きいものとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-55810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年では、車両運転席前方となる車両のウインドシールド箇所に虚像表示を行うべく、虚像表示装置(ヘッドアップディスプレイ装置)を車両のインストルメントパネル内に搭載することがある。そして、このような状況下では、車両運転席前方となるインストルメントパネルの内部には、車両用計器だけではなく虚像表示装置も搭載されることに起因して、インストルメントパネル内部における車両の前後方向に沿った車両用計器の設置スペースが狭くなることが考えられる。
【0006】
そこで、車両運転席側から離れた位置にある前記回路基板を可能な限り車両運転席側から最も近い位置にある前面パネル側に位置させることで、車両の前後方向に沿った車両用計器の厚み寸法を小さくすることができ、インストルメントパネル内に車両用計器と虚像表示装置とを共存させることが可能となる。
【0007】
しかしながら、この場合、前面パネルと回路基板との間に位置しているケース部材の厚み寸法(つまり前記各光源収容部の内部に形成される照明室である空間エリア)が小さくなる傾向となるため、太陽光等の外光が各光透過部を介して個々の光源収容部(空間エリア)内にて入射した場合、当該外光を個々の光源収容部(空間エリア)内で閉じ込めることができず、個々の光源収容部(空間エリア)内で反射した反射外光が各光透過部を介して車両用計器外に漏れ光として出射されることが考えられる。特に、この漏れ光の出射は、各光源収容部のうち開口面積のより大きい方(つまり一方の光源収容部側)にて顕著に生じる。すると、不透過部と第1の光透過部との境界部分が不透過部と第2の光透過部との境界部分よりも明るくなって見えてしまい、表示品位が低下する虞がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示品位が低下する虞のない表示装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様の表示装置は、複数の光透過部を除いて不透過部が形成された前面パネルと、複数の前記光透過部に対応して各々設けられる複数の光源と、前記光源が配設された回路基板と、前記前面パネルと前記回路基板との間に位置するケース部材とを備え、前記ケース部材には、開口面積が異なる複数の光源収容部が複数の前記光源に対応して各々設けられ、前記光源収容部の内壁部の光沢の度合を前記開口面積の大きさに応じて異ならせる構成としたことを特徴とする。
【0009】
第2の態様の表示装置は、第1の態様の表示装置において、前記内壁部に形成される前記光沢は、前記開口面積が大きい方となる一方の光源収容部が他方の光源収容部よりも低光沢であることを特徴とする。
【0010】
第3の態様の表示装置は、第1の態様または第2の態様の表示装置において、前記光透過部は、前記一方の光源収容部に対応して設けられる第1の光透過部と、前記他方の光源収容部に対応して設けられる第2の光透過部とを備え、前記第1の光透過部の透過エリアは前記第2の光透過部の透過エリアよりも大きいことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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