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公開番号2024131209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041328
出願日2023-03-15
発明の名称データ転送装置、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約【課題】送信元のアドレス情報が不明なデータを受信した場合における当該送信元のアドレス情報に関する設定作業の手間を軽減し、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】チャットサービスを提供するサーバと通信可能なデータ転送装置であって、受信したデータの送信元を表す名称と当該送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する第1の管理手段と、受信したデータを外部装置に転送する転送手段と、前記チャットサービスを利用中のユーザが、前記転送が行われたことを把握するための情報を前記サーバに対し提供する提供手段と、を有し、前記第1の管理手段は、前記ユーザからの指示に基づき、前記受信したデータの送信元を表す名称と前記受信したデータの送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する、ことを特徴とする。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項１】
チャットサービスを提供するサーバと通信可能なデータ転送装置であって、
受信したデータの送信元を表す名称と当該送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する第１の管理手段と、
受信したデータを外部装置に転送する転送手段と、
前記チャットサービスを利用中のユーザが、前記転送が行われたことを把握するための情報を前記サーバに対し提供する提供手段と、
を有し、
前記第１の管理手段は、前記ユーザからの指示に基づき、前記受信したデータの送信元を表す名称と前記受信したデータの送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する、
ことを特徴とするデータ転送装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記管理手段にて管理される前記送信元のアドレス情報は、前記転送の際におけるファイル名又はフォルダパスとして使用される、
ことを特徴とする請求項１に記載のデータ転送装置。
【請求項３】
前記ユーザからの指示に基づき、前記チャットサービスにおけるトークルームと前記送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する第２の管理手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項１に記載のデータ転送装置。
【請求項４】
前記提供手段は、前記受信したデータの送信元を示すアドレス情報が前記第２の管理手段にて管理されている場合、当該管理されている前記アドレス情報と対応付けられている前記トークルームに対して前記転送が行われたことを前記サーバが通知するためのコンテンツを提供する、ことを特徴とする請求項３に記載のデータ転送装置。
【請求項５】
前記第２の管理手段は、前記トークルームに通知する際にメンションの対象となるユーザを前記送信元のアドレス情報と対応付けてさらに管理し、
前記コンテンツには、前記第２の管理手段にて前記メンションの対象として管理されているユーザを特定する情報が含まれる、
ことを特徴とする請求項４に記載のデータ転送装置。
【請求項６】
前記第２の管理手段は、前記通知においてメンションされたユーザからの指示に基づき、前記管理の対象を更新することを特徴とする請求項５に記載のデータ転送装置。
【請求項７】
前記ユーザからの指示に基づき、前記受信したデータの送信元のアドレス情報を迷惑アドレスとして管理する第３の管理手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項１に記載のデータ転送装置。
【請求項８】
前記受信したデータが、前記第３の管理手段によって前記迷惑アドレスとして管理されたアドレス情報を送信元とするデータであった場合、前記提供手段は前記提供を行わない、ことを特徴とする請求項７に記載のデータ転送装置。
【請求項９】
前記データはＦＡＸデータである、ことを特徴とする請求項１に記載のデータ転送装置。
【請求項１０】
チャットサービスを提供するサーバと通信可能なデータ転送装置の制御方法であって、
受信したデータの送信元を表す名称と当該送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する管理ステップと、
受信したデータを外部装置に転送する転送ステップと、
前記チャットサービスを利用中のユーザが、前記転送が行われたことを把握するための情報を前記サーバに対し提供する提供ステップと、
を含み、
前記管理ステップでは、前記ユーザからの指示に基づき、前記受信したデータの送信元を表す名称と前記受信したデータの送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する、
ことを特徴とする制御方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、データ送信元のアドレス情報を管理する技術に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
Ｇ３ＦＡＸやインターネットＦＡＸといったファクシミリ装置等を利用して受信した画像データ（以下、便宜上、「ＦＡＸデータ」と表記。）を予め設定された送信先に自動的に転送する技術がある。また、ビジネスチャット等のチャットサービスと連携し、ＦＡＸデータの転送処理が行われたことをユーザに通知することも可能である。例えば、特許文献１には、チャットサービスと連携し、転送処理が行われたことをユーザに通知したり、受信したＦＡＸに対してＦＡＸを返信する指示を受け付けたりする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－０５７８０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
一般的なチャットサービスにおいては通常、１以上のトークルームや１以上のユーザが登録可能で、それらを通知先として指定可能である。そのため、例えば、受信したＦＡＸデータの送信元ＦＡＸ番号と、トークルーム或いはユーザとを紐づけた情報（通知先判断情報）を保持し、通知先の決定に用いることが考えられる。この際、受信したＦＡＸデータが、ファクシミリ装置が保持するアドレス帳情報や上記通知先判断情報に含まれていないＦＡＸ番号から送信されたものであった場合は通知処理ができない。そこで、このような場合にユーザは当該送信元ＦＡＸ番号に関する設定をアドレス帳情報や通知先判断情報に追加する必要が生じる。その際に例えばファクシミリ装置にアクセスしてアドレス帳情報や通知先判断情報を手作業で更新するのは煩雑な作業でユーザには手間である。
【０００５】
本開示は上述した課題に鑑みなされたもので、送信元のアドレス情報が不明なデータを受信した場合における当該送信元のアドレス情報に関する設定作業の手間を軽減し、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る、チャットサービスを提供するサーバと通信可能なデータ転送装置は、受信したデータの送信元を表す名称と当該送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する第１の管理手段と、受信したデータを外部装置に転送する転送手段と、前記チャットサービスを利用中のユーザが、前記転送が行われたことを把握するための情報を前記サーバに対し提供する提供手段と、を有し、前記第１の管理手段は、前記ユーザからの指示に基づき、前記受信したデータの送信元を表す名称と前記受信したデータの送信元のアドレス情報とを対応付けて管理する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、送信元のアドレス情報が不明なデータを受信した場合における当該送信元のアドレス情報に関する設定作業の手間を軽減し、ユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
システム構成の一例を示す図。
ＭＦＰの構成の一例を示す図。
ユーザ端末の構成の一例を示す図。
アプリケーションサーバの構成の一例を示す図。
ＭＦＰのソフトウェア構成の一例を示す図。
転送設定の登録に関するフローチャート。
（ａ）～（ｅ）は、転送設定に関するＵＩ画面の一例を示す図。
「転送設定」内容の一例を示す図。
アドレス帳データの一例を示す図。
通知設定の登録に関するフローチャート。
（ａ）～（ｃ）は、通知設定に関するＵＩ画面の一例を示す図。
迷惑アドレスの設定登録に関するフローチャート。
（ａ）及び（ｂ）は、迷惑アドレスの管理に関するＵＩ画面の一例を示す図。
受信したＦＡＸデータの転送処理及び転送通知処理の大まかな流れを示すフローチャート。
ファイル名作成に関するフローチャート。
フォルダパス作成に関するフローチャート。
転送通知に関するフローチャート。
チャット画面の一例を示す図。
（ａ）及び（ｂ）は、チャット画面の一例を示す図。
システムを構成する装置間の処理の流れを示すシーケンス図。
（ａ）及び（ｂ）は、チャット画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本発明を必ずしも限定するものではない。また、本実施形態において説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【００１０】
また、以下の実施形態ではＦＡＸデータを受信した場合を例に説明を行うが、本発明の適用対象となるデータはＦＡＸに限定されるものではない。例えば送信元のアドレス情報が不明なメールを受信した場合など、様々な種類のデータを対象として幅広く適用し得るものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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