TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024127120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036024
出願日2023-03-08
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240912BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 本発明に係る画像形成装置は、定着温度を使用環境や回転速度に基づいて、最適な線形補間を行うことを目的とする。
【解決手段】 トナー像を記録材に定着する定着装置と、画像形成装置の環境温度を検知する環境検知部と、環境検知部は、低温環境温度と、高温環境温度と、を検知でき、定着装置の温度の予測値を算出する予測部と、速度制御部は、低温環境温度且つ予測値が第一の閾値に達した場合、搬送速度を第二の速度に制御し、高温環境温度を検知し且つ前記予測値が第一の閾値よりも大きい第二の閾値に達した場合、搬送速度を第二の速度に制御し、温度制御部は、所定の環境温度において、定着温度を線形補間し、温度制御部は、予測値が第一の閾値と第二の閾値にある状態で、速度制御部が制御する搬送速度に基づいて、線形補間に使用する前記温度を決定する、ことを特徴とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を記録材に定着する定着装置と、
前記定着装置における記録材の搬送速度を制御する速度制御部と、
前記速度制御部は前記搬送速度を第一の速度と、前記第一の速度より低い第二の速度と、に前記搬送速度を制御し、
前記定着装置の定着温度を制御する温度制御部と、
画像形成装置の環境温度を検知する環境検知部と、
前記環境検知部は、低温環境温度と、前記低温環境温度よりも高い高温環境温度と、を検知でき、
前記定着装置の温度を予測し、前記定着装置の温度の予測値を算出する予測部と、
前記速度制御部は、前記環境検知部が前記低温環境温度を検知し且つ前記予測値が第一の閾値に達した場合、前記搬送速度を前記第二の速度に制御し、前記環境検知部が前記高温環境温度を検知し且つ前記予測値が前記第一の閾値よりも大きい第二の閾値に達した場合、前記搬送速度を前記第二の速度に制御し、
前記温度制御部は、前記低温環境温度と前記高温環境温度と、の間の所定の環境温度において、前記低温環境温度の定着温度とを用いて、前記定着温度を線形補間し、
前記温度制御部は、前記予測値が前記第一の閾値と前記第二の閾値にある状態で、前記速度制御部が制御する前記搬送速度に基づいて、線形補間に使用する前記定着温度を決定する、ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
記録材に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、複写機、レーザービームプリンター、ファクシミリ等の画像形成装置などの各種装置において、熱及び圧力を付与することによって記録媒体材上にトナー像を定着させる定着装置が広く用いられる。
【0003】
上記した定着装置は加熱回転体と加圧回転体とによってニップ部を形成し、ニップ部でトナー像を記録材に定着する。この定着を行う際に、熱と圧力を、トナー像と記録材に与えることで定着を行う。
【0004】
定着装置が定着可能な最大サイズの幅よりも小さい幅の紙を定着する場合、非通紙領域が生じる。この非通紙領域には記録材が通過しない。そのため、加熱回転体の熱が奪われず、通紙領域に比べて昇温してしまう。これを非通紙部昇温とする。この非通紙部昇温に対する対策技術が多く提案されている(特許文献1)。例えば非通紙部昇温の対策として、定着装置の温度が上昇すると、加熱回転体と加圧回転体の回転速度を落とし、単位時間当たりの発熱量を落とすことによって、非通紙部の昇温を抑える方法がある。
【0005】
画像形成装置の使用環境に依り、非通紙部の昇温具合は異なる。画像形成装置を使用する環境が高温環境の場合、記録材のニップ部通過によって、加熱回転体の奪われる熱量は少なくて済む。一方、低温環境の場合、高温環境に比べると、記録材のニップ部通過によって、加熱回転体の奪われる熱量は大きくなってしまう。そこで、高温環境と低温環境とで、加熱回転体と加圧回転体の回転速度を落とすタイミングをずらしている。低温環境のほうが高温環境よりも早いタイミングで、加熱回転体と加圧回転体との回転速度を落とす。回転速度を落とすとそれに伴い定着温度も低くて済むため、定着温度を、回転速度を落とす前よりも低く設定する。これによって、使用意環境の違いによる非通紙部昇温の対策は可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-212769
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
低温環境と高温環境において、回転速度と定着温度を補正するタイミングをずらすことで非通紙部昇温対策が行われる。ここで、低温環境と高温環境との間の環境における定着温度の補正は、線形補間を行っている。具体的には低温環境と高温環境の定着温度を使用して線形補間を行う。しかしながら、低温環境と高温環境の定着温度は、回転速度に基づいて設定されるものである。よって、低温環境と高温環境の回転速度を補正するタイミングをずらす制御を行っている装置においては、低温環境と高温環境との間の環境の定着温度の線形補間を行う場合、最適な線形補間が行われない。
【0008】
そこで本発明に係る画像形成装置は、定着温度を使用環境や回転速度に基づいて、最適な線形補間を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を鑑みて、本発明に係る画像形成装置は、トナー像を記録材に定着する定着装置と、
前記定着装置における記録材の搬送速度を制御する速度制御部と、前記速度制御部は前記搬送速度を第一の速度と、前記第一の速度より低い第二の速度と、に前記搬送速度を制御し、前記定着装置の定着温度を制御する温度制御部と、画像形成装置の環境温度を検知する環境検知部と、前記環境検知部は、低温環境温度と、前記低温環境温度よりも高い高温環境温度と、を検知でき、前記定着装置の温度を予測し、前記定着装置の温度の予測値を算出する予測部と、前記速度制御部は、前記環境検知部が前記低温環境温度を検知し且つ前記予測値が第一の閾値に達した場合、前記搬送速度を前記第二の速度に制御し、前記環境検知部が前記高温環境温度を検知し且つ前記予測値が前記第一の閾値よりも大きい第二の閾値に達した場合、前記搬送速度を前記第二の速度に制御し、前記温度制御部は、前記低温環境温度と前記高温環境温度と、の間の所定の環境温度において、前記低温環境温度の定着温度とを用いて、前記定着温度を線形補間し、前記温度制御部は、前記予測値が前記第一の閾値と前記第二の閾値にある状態で、前記速度制御部が制御する前記搬送速度に基づいて、線形補間に使用する前記定着温度を決定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、使用環境と回転速度に応じて定着温度を最適に補正することができ、画像品位の向上を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
23日前
キヤノン株式会社
トナー
23日前
キヤノン株式会社
乾燥装置
3日前
キヤノン株式会社
光学機器
16日前
キヤノン株式会社
送液装置
23日前
キヤノン株式会社
現像装置
9日前
キヤノン株式会社
検出装置
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
24日前
キヤノン株式会社
定着装置
17日前
キヤノン株式会社
撮像装置
15日前
キヤノン株式会社
乾燥装置
16日前
キヤノン株式会社
測距装置
16日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
記録装置
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
測距装置
9日前
キヤノン株式会社
通信装置
9日前
キヤノン株式会社
印刷装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
9日前
キヤノン株式会社
定着装置
1か月前
キヤノン株式会社
防水構造体
2日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
23日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
印刷管理装置
22日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
9日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
24日前
キヤノン株式会社
定着システム
22日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
23日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
23日前
キヤノン株式会社
電子写真装置
4日前
続きを見る