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公開番号
2024121777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023211925
出願日
2023-12-15
発明の名称
光電変換装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
27/146 20060101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 発光クロストークの抑制と感度向上の両立。
【解決手段】 第1面と、前記第1面に対向する第2面を備え、複数のAPDを有する半導体層を有し、前記複数のAPDは、第1のAPDと第2のAPDとを含み、前記第1のAPDと前記第2のAPDのそれぞれは、前記第2面の側から順に第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域との間でPN接合部を構成する第2の導電型の第2の半導体領域と、を含み、前記第1のAPDと、前記第2のAPDとの間に、前記第2面の側から形成され、光吸収材料で埋め込まれた第1の分離部と、前記第1面の側から形成され、絶縁性の反射部材で埋め込まれた第2の分離部と、が設けられ、前記第1の分離部は前記第2の半導体領域を貫通することを特徴とする光電変換装置。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面と、前記第1面に対向する第2面を備え、複数のアバランシェフォトダイオードを有する半導体層を有し、
前記複数のアバランシェフォトダイオードは、第1のアバランシェフォトダイオードと第2のアバランシェフォトダイオードとを含み、
前記第1のアバランシェフォトダイオードと前記第2のアバランシェフォトダイオードのそれぞれは、前記第2面の側から順に第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域との間でPN接合部を構成する第2の導電型の第2の半導体領域と、を含み、
前記第1のアバランシェフォトダイオードと、前記第2のアバランシェフォトダイオードとの間に、前記第2面の側から形成され、光吸収材料で埋め込まれた第1の分離部と、前記第1面の側から形成され、絶縁性の反射部材で埋め込まれた第2の分離部と、が設けられ、
前記第1の分離部は前記第2の半導体領域を貫通することを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記PN接合部における前記第1の半導体領域の中心から第1の分離部の側壁までの距離をA、前記PN接合部から第1の分離部と第2の分離部が接触する点までの垂直方向の距離をB、前記半導体層を構成するシリコンの屈折率をn1、前記反射部材の屈折率をn2としたとき、B≧A×tan{asin(n2/n1)}を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記複数のアバランシェフォトダイオードはさらに第3のアバランシェフォトダイオードを含み、
前記第1のアバランシェフォトダイオードと前記第3のアバランシェフォトダイオードとの間に、前記第2面の側から形成され、光吸収材料で埋め込まれた第3の分離部と、前記第1面の側から形成され、絶縁性の反射部材で埋め込まれた第4の分離部とが設けられ、
前記第1の半導体領域の、前記第1面の側の第3の面における前記第1の分離部の側壁から前記第3の分離部の側壁までの距離を2A、前記第3の面から第1の分離部と第2の分離部が接触する点までの垂直方向の距離をB、前記半導体層を構成するシリコンの屈折率をn1、前記反射部材の屈折率をn2としたとき、B≧A×tan{asin(n2/n1)}を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記第1面に垂直な断面において、
前記第1の分離部と前記第2の分離部とが接するところで、前記第1の分離部は前記第2の分離部よりも太いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記第1の分離部の底部は円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項6】
平面視において、前記第1の半導体領域の面積は前記第2の半導体領域の面積より小さいことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記第1の半導体領域は平面視で前記第2の半導体領域に内包されることを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
【請求項8】
平面視において、前記第1の半導体領域に電気的に接続される配線の面積は前記第2の半導体領域に電気的に接続される配線の面積より小さいことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記第1面と前記第2の半導体領域との間に前記第1の導電型の第3の半導体領域を有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記第1の分離部は前記第3の半導体領域に達することを特徴とする請求項9に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は光電変換装置、該光電変換装置を用いた撮像システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
配線層に反射板を設け、半導体基板を透過した入射光を反射させることにより、光電変換素子内における入射光の光路長を長くして量子変換効率を向上させる光電変換装置がある。特許文献1には、反射板と、金属膜が埋め込まれた画素間分離部とを有する単一光子アバランシェダイオード(SPAD)について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-088488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示されている構造では分離部に埋め込まれた金属膜によって光学的なクロストークを改善できる一方、入射光が吸収されることによる感度の低下が懸念される。本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、光学的なクロストークの抑制と感度向上の両立を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの側面は、光電変換装置であって、第1面と、前記第1面に対向する第2面を備え、複数のアバランシェフォトダイオードを有する半導体層を有し、前記複数のアバランシェフォトダイオードは、第1のアバランシェフォトダイオードと第2のアバランシェフォトダイオードとを含み、前記第1のアバランシェフォトダイオードと前記第2のアバランシェフォトダイオードのそれぞれは、前記第2面の側から順に第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域との間でPN接合部を構成する第2の導電型の第2の半導体領域と、を含み、前記第1のアバランシェフォトダイオードと、前記第2のアバランシェフォトダイオードとの間に、前記第2面の側から形成され、光吸収材料で埋め込まれた第1の分離部と、前記第1面の側から形成され、絶縁性の反射部材で埋め込まれた第2の分離部と、が設けられ、前記第1の分離部は前記第2の半導体領域を貫通することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、光学的なクロストークの抑制と感度向上が両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る光電変換装置の概略図である。
実施形態に係る光電変換装置のセンサ基板の概略図である。
実施形態に係る光電変換装置の回路基板の概略図である。
実施形態に係る光電変換装置の画素回路の構成例である。
実施形態に係る光電変換装置の画素回路の駆動を示す模式図である。
第1の実施形態に係る光電変換装置の画素部の断面図である。
第1の実施形態に係る光電変換装置の画素部の平面図である。
第1の実施形態の製造方法を示す断面図である。
第1の実施形態の製造方法を示す断面図である。
第2の実施形態に係る光電変換装置の断面図である。
第2の実施形態に係る光電変換装置の画素部の平面図である。
第2の実施形態の製造方法を示す断面図である。
第2の実施形態の製造方法を示す断面図である。
第3の実施形態に係る光電変換装置の断面図である。
第3の実施形態に係る光電変換装置の平面図である。
第2の実施形態の製造方法を示す断面図である。
第4の実施形態に係る光電変換装置の画素部の断面図である。
第4の実施形態に係る光電変換装置の画素部の平面図である。
第4の実施形態に係る光電変換装置の変形例の画素部の断面図である。
第5の実施形態に係る光電変換装置の画素部の断面図である。
第5の実施形態に係る光電変換装置の画素部のポテンシャル模式図である。
第6の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第7の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第8の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第9の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第10の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、本発明を限定するものではない。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、同一の構成については同一の番号を付して説明を省略することがある。
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及び、それらの用語を含む別の用語)を用いる。それらの用語の使用は図面を参照した実施形態の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
【0010】
本明細書において、平面視とは、半導体層の光入射面に対して垂直な方向から視ることである。また、断面視とは、半導体層の光入射面と垂直な方向における面をいう。なお、微視的に見て半導体層の光入射面が粗面である場合は、巨視的に見たときの半導体層の光入射面を基準として平面視を定義する。
(【0011】以降は省略されています)
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