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公開番号2024153562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2024054633
出願日2024-03-28
発明の名称検査システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20241022BHJP(電気通信技術)
要約【課題】シート上の画像の検査に関連するユーザビリティを向上させること。
【解決手段】シートに画像を形成する画像形成部と、前記シートに形成された前記画像を読み取る読取部と、コントローラと、を備え、前記コントローラは、前記シートに形成された前記画像を検査する画像検査のための基準画像データを取得し、取得した前記基準画像データに基づいて、前記読取部による読取結果について前記画像検査を実行し、前記画像検査に関連するプレビュー画面を表示するようにディスプレイを制御し、前記画像が前記シートの断裁位置を示すマークを含む場合に、前記プレビュー画面は、前記マークを含む主画像と、前記主画像に付与される付与画像であって、断裁後の前記シートに対応する第1領域よりも外側の第2領域を示す当該付与画像と、を含む、検査システムが提供される。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項１】
シートに画像を形成する画像形成部と、
前記シートに形成された前記画像を読み取る読取部と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記シートに形成された前記画像を検査する画像検査のための基準画像データを取得し、
取得した前記基準画像データに基づいて、前記読取部による読取結果について前記画像検査を実行し、
前記画像検査に関連するプレビュー画面を表示するようにディスプレイを制御し、
前記画像が前記シートの断裁位置を示すマークを含む場合に、前記プレビュー画面は、
前記マークを含む主画像と、
前記主画像に付与される付与画像であって、断裁後の前記シートに対応する第１領域よりも外側の第２領域を示す当該付与画像と、
を含む、検査システム。
続きを表示（約 660 文字）【請求項２】
前記第２領域は、前記画像検査において検査されない、請求項１に記載の検査システム。
【請求項３】
前記第２領域は、前記マークを除いた領域である、請求項１に記載の検査システム。
【請求項４】
前記第２領域は、前記マークよりも外側の領域である、請求項１に記載の検査システム。
【請求項５】
前記マークの少なくとも一部は、前記画像検査において検査される、請求項１に記載の検査システム。
【請求項６】
前記マークの前記少なくとも一部以外の部分は、前記画像検査において検査されない、請求項５に記載の検査システム。
【請求項７】
前記第２領域は、前記第１領域の周囲に所定の幅で設定される余裕領域よりも外側の領域である、請求項１に記載の検査システム。
【請求項８】
前記余裕領域の前記幅は、断裁後の前記シートのエッジに余白が生じることを回避するように予め設定される、請求項７に記載の検査システム。
【請求項９】
前記付与画像は、前記プレビュー画面において前記第２領域をハッチングで示す、請求項１に記載の検査システム。
【請求項１０】
前記画像が前記シートの断裁位置を示すマークを含まない場合に、前記コントローラは、前記画像検査に関連する、前記付与画像を含まないプレビュー画面を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項１に記載の検査システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、シート上の画像を検査する検査システムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、プリンタにより画像が形成されたシートをプリンタの後段に配置されたスキャナで読み取って読取画像を解析することで、シート上の画像を検査する検査システムが知られている。例えば、ビットマップ形式の３つの色成分（例えば、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）及び青（Ｂ））の読取画像を対応する基準画像と比較することで、画像の色味が検査され得る。検査の結果として不良が検出されたシートは、正常なシートと区別するために、不良シート用の排出先へ排出され得る。
【０００３】
例えば、特許文献１は、被検査画像のうちユーザインタフェースを介してユーザにより指定されたエリアのみを検査の対象とする技術を開示している。特許文献１には、指定された検査対象エリアが原稿の余白領域又は校正用の階調パッチ領域を含む場合に、検査対象エリアの指定を変更するようにユーザに促すこと、及びそれら領域が後処理において断裁され得ることも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１８７０７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、検査すべきエリア又は検査から除外すべきエリアをユーザがＵＩを介して正確に指定することは容易ではない。例えば、シートのある部分が後処理で断裁される場合、断裁によって除去される部分は、最終的な成果物の良否に影響を与えない。そのため、除外エリアの指定が正確性を欠いたとすると、成果物として問題無いにも関わらず不良であると判定されるシートが発生するなど、成果物の歩留まりが悪化し、ユーザビリティが低下する。
【０００６】
本開示は、上述した事情に鑑み、シート上の画像の検査に関連するユーザビリティを向上させようとするものである。
【０００７】
ある観点によれば、検査システムは、シートに画像を形成する画像形成部と、前記シートに形成された前記画像を読み取る読取部と、コントローラと、を備える。前記コントローラは、前記シートに形成された前記画像を検査する画像検査のための基準画像データを取得し、取得した前記基準画像データに基づいて、前記読取部による読取結果について前記画像検査を実行し、前記画像検査に関連するプレビュー画面を表示するようにディスプレイを制御する。前記画像が前記シートの断裁位置を示すマークを含む場合に、前記プレビュー画面は、前記マークを含む主画像と、前記主画像に付与される付与画像であって、断裁後の前記シートに対応する第１領域よりも外側の第２領域を示す当該付与画像と、を含む。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、シート上の画像の検査に関連するユーザビリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
一実施形態に係る検査システムの構成の第１の部分を示す概略図。
一実施形態に係る検査システムの構成の第２の部分を示す概略図。
操作部及び制御装置の詳細な構成の一例を示すブロック図。
検査コントローラの詳細な構成の一例を示すブロック図。
第１実施例に係る印刷設定画面の構成の一例を示す説明図。
第１実施例に係る検査設定画面の構成の第１の例を示す説明図。
第１実施例に係る検査設定画面の構成の第２の例を示す説明図。
第１実施例に係る検査設定画面の構成の第２の例を示す説明図。
第１実施例に係るジョブ実行処理の流れの一例を示すフローチャート。
第１実施例に係る検査設定処理の詳細な流れの一例を示すフローチャート。
第２実施例において表示され得る確認メッセージの一例を示す説明図。
第２実施例に係る検査設定処理の詳細な流れの一例を示すフローチャート。
第３実施例において表示され得る確認メッセージの一例を示す説明図。
第３実施例に係る検査設定画面の構成の一例を示す説明図。
第３実施例に係る検査設定処理の詳細な流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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