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公開番号2025034436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140823
出願日2023-08-31
発明の名称無端ベルト及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類G03G 15/16 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ベルトの寄り規制のために有端状の突出部材を設けたベルト部材の破損を抑制することが可能な無端ベルトを提供する。
【解決手段】像担持体に形成されたトナー像を転写する無端ベルトにおいて、無端状のベルト部材1aと、前記ベルト部材の幅方向端部であって外周面に沿って設けられた補強部材3と、前記ベルト部材の幅方向端部であって内周面に沿って設けられた有端状の突出部材2とを有し、前記突出部材は有端状の両端部間に開口部が形成され、前記補強部材は前記ベルト部材の周方向において前記補強部材が重なる重ね合わせ部が形成され、前記周方向における、前記開口部の距離をL1、前記重ね合わせ部の距離をL2としたとき、L2>L1の関係にあり、前記周方向における、前記開口部の位置は前記重ね部の領域内に位置する。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
像担持体に形成されたトナー像を転写する無端ベルトにおいて、
無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の幅方向端部であって外周面に沿って設けられた補強部材と、
前記ベルト部材の幅方向端部であって内周面に沿って設けられた有端状の突出部材と、
を有し、
前記突出部材は有端状の両端部間に開口部が形成され、前記補強部材は前記ベルト部材の周方向において前記補強部材が重なる重ね合わせ部が形成され、
前記周方向における、前記開口部の距離をL1、前記重ね合わせ部の距離をL2としたとき、L1<L2の関係にあり、
前記周方向における、前記開口部の位置は前記重ね部の領域内に位置する
ことを特徴とする無端ベルト。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記周方向における、前記重ね合わせ部の距離は前記ベルト部材の長さの1/4以下であることを特徴とする請求項1に記載の無端ベルト。
【請求項3】
前記重ね合わせ部は、長さの異なる複数の補強部材を重ねて構成されていることを特徴とする請求項1記載の無端ベルト。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無端ベルトを有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタなどに用いられる無端ベルト及びこれを用いた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、像担持体に形成したトナー像を一次転写部を通過する中間転写ベルトに転写して二次転写部へ搬送し、二次転写部へ給送されたシートへ一括して二次転写する画像形成装置が広く用いられている。この中間転写ベルトは、通常、無端状に形成され、1以上の張架ローラ(駆動ローラ、テンションローラ、支持ローラ等)に掛け渡して張力状態で支持されている。
【0003】
中間転写ベルトを複数の張架ローラにより張架した状態で搬送(循環駆動)する際に中間転写ベルトが幅方向(搬送方向と略直交する方向)に移動する、「ベルト寄り」と呼ばれる現象が生じることがある。ベルト寄りが生じると、中間転写ベルトの幅方向の端部が他の部材と接触するなどの不具合が生じるおそれがある。そのため、中間転写ベルトの幅方向の端部の内周面に突出部材であるリブを設け、張架ローラの回転軸線方向の端部に前記リブと接触可能な規制部材を設けてベルト寄りを規制するリブ規制方式が知られている。
【0004】
前記リブを中間転写ベルトに設ける際に、有端状のリブを一端側から接着して中間転写ベルト内周面に沿って接着させる。しかし、中間転写ベルトとリブの部品のバラツキや接着のバラツキにより、リブを中間転写ベルトの長さ方向の全周に亘って連続的に設けることは困難である。これにより、リブの長さ方向に沿ってリブが連続的に設けられていない開口部が形成されてしまう。
【0005】
上記のようにリブ端部に開口部が形成されている場合、中間転写ベルトの回転駆動中に前記開口部に対応するベルト領域が張架ローラの外面に巻き掛かかると、屈曲により中間転写ベルトには大きな負荷が作用する。その結果、張架ローラに巻き掛かるたびに負荷が作用してベルトが損傷してしまう可能性がある。
【0006】
そこで、有端リブの端部の形状を、その他の部分より薄くしてテーパ状にすることにより、リブの開口部に対応する中間転写ベルトの柔軟性を高くし、ベルトに作用する負荷を緩和させて中間転写ベルトの損傷を抑制することができる画像形成装置が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-278361
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、前述のようにリブ端部の形状を薄くした構成ではリブの開口部が一部長くなり、リブがベルト寄り規制部材に当接している範囲が少なくなる。これにより、リブの開口部がベルト寄り規制部を通過する際にベルト寄りが大きくなり、ベルトが屈曲してベルトにかかる応力が局所的に高くなる。
【0009】
また、リブ端部の形状を細くしない構成は、リブ端部の形状が細くなっている場合に比べてベルト寄りは小さくなるが、リブの開口部がベルト寄り規制部を通過する際にベルトにかかる応力は局所的に高くなる。ベルト搬送において、ベルトに局所的に応力が高く作用した状態が繰り返されるとベルトが疲労損傷してしまう可能性がある。
【0010】
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ベルトの寄り規制のために有端状の突出部材を設けたベルト部材の破損を抑制することが可能な無端ベルト及びこれを用いた画像形成装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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