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公開番号
2025034428
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140802
出願日
2023-08-31
発明の名称
液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250306BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】基板同士を接合する際に、共通流路に接着剤の這い上がりを抑制することを可能とする液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための液体吐出基板を備え、液体吐出基板は、流路形成基板と、流路形成基板と接着剤を介して接合された支持基板とを有して構成され、流路形成基板は、支持基板に形成された流路に連通する共通流路と共通流路に連通する個別流路とを有し、共通流路の端部の角部のうち、個別流路に最も近い角部の角度は90°より大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出するための液体吐出基板を備えた液体吐出ヘッドであって、
前記液体吐出基板は、流路形成基板と、前記流路形成基板と接着剤を介して接合された支持基板とを有して構成され、
前記流路形成基板は、前記支持基板に形成された流路に連通する共通流路と前記共通流路に連通する個別流路とを有し、
前記共通流路の端部の角部のうち、前記個別流路に最も近い前記角部の角度は90°より大きいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記角部は4つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
4つ以上である前記角部は湾曲状であり、4つ以上である前記角部のうち、前記個別流路に最も近い前記角部の曲率半径は最も大きな値であることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記角部は、前記共通流路の端部において、前記共通流路の幅を直径とする円周上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記角部は複数であり、複数である前記角部は等間隔に配置されるであることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
液体を吐出するための液体吐出基板を備えた液体吐出ヘッドであって、
前記液体吐出基板は、流路形成基板と、前記流路形成基板と接着剤を介して接合された支持基板とを有して構成され、
前記流路形成基板は、前記支持基板に形成された流路に連通する共通流路と前記共通流路に連通する個別流路とを有し、
前記共通流路の端部の角部のうち、前記個別流路に最も近い前記角部の角度は90°より大きい液体吐出ヘッドを備え、前記液体吐出ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うことを特徴とする液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置に関し、詳しくは、液体吐出ヘッドを構成する複数の基板を積層して互いに接着する技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドは、吐出口にインク等の液体を供給するための流路などが形成された流路基板を支持基板に積層して形成されるものがある。特許文献1には、この積層する基板を接着剤によって接合することが記載されている。詳しくは、接着剤層を基板に転写する際の接着剤層のうねりを制御することにより、接着部分から接着剤がはみ出すことを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-61022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、接着剤のはみ出しが僅かでもある場合、接着剤は、流路形成基板の流路を形成する隔壁の壁面や支持基板上にはみ出す。接着剤は、特に、支持基板と隔壁の、隣接する二つの辺で形成される角部を這い上がる。角部の角度が鋭角または直角である場合、接着剤が表面張力により角部に這い上がりやすくになる。そして、このように、流路形成基板の隔壁などの角部に接着剤の這い上がり量が多い場合は、流路形成基板に形成される共通流路に連通する個別流路が這い上がった接着剤で閉塞され、個別流路からエネルギ発生素子への液体供給が出来なく、液体吐出ヘッドの液体吐出性能を損なう弊害が生じるおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、流路形成基板が接着剤を介して支持基板と接合される時に、共通流路の角部内に表面張力による接着剤の這い上がりが抑制し、個別流路が接着剤で閉塞されることを防止できる液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための液体吐出基板を備え、液体吐出基板は、流路形成基板と、流路形成基板と接着剤を介して接合された支持基板とを有して構成され、流路形成基板は、支持基板に形成された流路に連通する共通流路と、共通流路に連通する個別流路とを有し、共通流路の端部の角部のうち、個別流路に最も近い角部の角度は90°より大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記構成によれば、流路形成基板が接着剤を介して支持基板と接合される時に、液体吐出ヘッドにおいて、共通流路の角部内に表面張力による接着剤の這い上がりが抑制し、個別流路が接着剤で閉塞されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る液体出ヘッドを構成する液体吐出基板の一部を断面で示す斜視図である。
図1に示される液体吐出基板の一部の断面図である。
図1に示した液体吐出基板の流路形成基板をその下面側から見た図である。
図3のA部の拡大図である。
図4のB部の拡大図である。
本開示の第2実施形態に係る液体吐出基板を説明する図である。
図6のC部の拡大図である。
本開示の一実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す斜視図である。
液体吐出装置の一実施形態に係るインクジェット記録装置を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に記載する実施の形態の各構成部品の寸法、材質、形状や、それらの相対配置などは、本開示が適用される液体吐出ヘッドの液体吐出基板などの構成や各種条件により適宜変更され得るものである。本開示の範囲は以下に記載する実施の形態に限定されない。
【0010】
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る液体出ヘッドを構成する液体吐出基板の一部を断面で示す斜視図であり、図2は、図1に示される液体吐出基板の一部の断面図である。図1および図2に示すように、液体吐出基板10は、流路形成基板100、接着剤200を介して流路形成基板100に接合される支持基板300、および流路形成基板100上に設けられ、液体を吐出するために利用されるエネルギを発生するように構成されるエネルギ発生素子400を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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