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公開番号2025034474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140866
出願日2023-08-31
発明の名称システム、及びシステムの制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250306BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】従来の技術では、一つ契約の印刷枚数を複数の画像形成装置で分け合う場合において、画像形成装置ごとのオフライン時の印刷上限枚数が適切に設定されない場合があった。
【解決手段】管理サーバ100は、契約対象の複数台のプリンタ110について、前記各プリンタの過去の第1集計期間の印刷枚数に基づき、前記第1集計期間よりも後の第2集計期間のオフライン時の印刷上限枚数を、それぞれ決定し(S1005、S1007、S1009、S1010)、各プリンタ110に対して、それぞれのために決定されたオフライン時の印刷上限枚数を通知する(S1012)。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
契約対象の複数台のプリンタと、前記契約対象の複数台のプリンタを管理するサーバと、を含むシステムであって、
前記サーバは、
前記契約対象の複数台のプリンタに対する契約印刷枚数を管理する第1管理手段と、
前記プリンタごとに、前記サーバと通信できないオフライン時の印刷上限枚数を管理する第2管理手段と、
過去の集計期間の前記各プリンタの印刷枚数を管理する第3管理手段と、
前記各プリンタの過去の第1集計期間の印刷枚数に基づき、前記第1集計期間よりも後の異なる期間である第2集計期間の前記各プリンタにおけるオフライン時の印刷上限枚数を、それぞれ決定する決定手段と、
前記各プリンタに対して、それぞれのために決定されたオフライン時の印刷上限枚数を通知する通知手段と、を有する、
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記決定手段は、前記第2集計期間の各プリンタにおけるオフライン時の印刷上限枚数を、前記プリンタごとに、該プリンタの前記第1集計期間のオフライン時の印刷上限枚数と印刷枚数とに基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記サーバは、
前記各プリンタを均等に利用した場合に各プリンタで印刷されると推測される印刷枚数を示す基準枚数を管理する第4管理手段と、
前記第1集計期間での印刷枚数に関わらず前記各プリンタに割り振られるべき最低限のオフライン時の印刷上限枚数を示す最低印刷上限枚数を管理する第5管理手段と、を有し、
前記決定手段は、
前記複数台のプリンタのうち、前記第1集計期間における印刷枚数が前記基準枚数を超えるプリンタの前記第2集計期間のオフライン時の印刷上限枚数については、
前記第1集計期間における印刷枚数が前記基準枚数を超えないプリンタの前記第1集計期間における印刷枚数および前記最低印刷上限枚数のうち少ない方と、前記基準枚数との差分の総和を、前記第1集計期間における印刷枚数が前記基準枚数を超えるプリンタの前記第1集計期間における印刷枚数に基づき振り分けた枚数と、前記基準枚数との和として、決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記サーバは、
前記各プリンタを均等に利用した場合に各プリンタで印刷されると推測される印刷枚数を示す基準枚数を管理する第4管理手段と、
前記第1集計期間での印刷枚数に関わらず前記各プリンタに割り振られるべき最低限のオフライン時の印刷上限枚数を示す最低印刷上限枚数を管理する第5管理手段と、を有し、
前記決定手段は、
少なくとも前記いずれかのプリンタの前記第1集計期間における印刷枚数が前記基準枚数を超える場合、
前記第1集計期間における印刷枚数が前記最低印刷上限枚数を超え且つ前記基準枚数を超えないプリンタについては、前記基準枚数を、前記第2集計期間のオフライン時の印刷上限枚数として決定する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシステム。
【請求項5】
前記サーバは、
前記各プリンタを均等に利用した場合に各プリンタで印刷されると推測される印刷枚数を示す基準枚数を管理する第4管理手段と、
前記第1集計期間での印刷枚数に関わらず前記各プリンタに割り振られるべき最低限のオフライン時の印刷上限枚数を示す最低印刷上限枚数を管理する第5管理手段と、を有し、
前記決定手段は、少なくとも前記いずれかのプリンタの前記第1集計期間における印刷枚数が前記基準枚数を超える場合、前記第1集計期間における印刷枚数が前記最低印刷上限枚数を超えないプリンタについては、前記最低印刷上限枚数を、前記第2集計期間のオフライン時の印刷上限枚数として決定する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシステム。
【請求項6】
前記サーバは、前記各プリンタを均等に利用した場合に各プリンタで印刷されると推測される印刷枚数を示す基準枚数を管理する第4管理手段を有し、
前記決定手段は、前記いずれのプリンタも前記第1集計期間における印刷枚数が前記基準枚数を超えない場合、前記各プリンタについて、前記基準枚数を前記第2集計期間のオフライン時の印刷上限枚数として決定する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシステム。
【請求項7】
契約対象の複数台のプリンタと、
前記契約対象の複数台のプリンタを管理するサーバであって、前記契約対象の複数台のプリンタに対する契約印刷枚数を管理する第1管理手段と、前記プリンタごとに、前記サーバと通信できないオフライン時の印刷上限枚数を管理する第2管理手段と、過去の集計期間の前記各プリンタの印刷枚数を管理する第3管理手段と、を有するサーバと、
を含むシステムの制御方法であって、
前記サーバにより実行される、
前記各プリンタの過去の第1集計期間の印刷枚数に基づき、前記第1集計期間よりも後の異なる期間である第2集計期間の前記各プリンタにおけるオフライン時の印刷上限枚数を、それぞれ決定する決定工程と、
前記各プリンタに対して、それぞれのために決定されたオフライン時の印刷上限枚数を通知する通知工程と、
を有することを特徴とするシステムの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、契約対象の複数台のプリンタと、前記契約対象の複数台のプリンタを管理するサーバとを含むシステム及びシステムの制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置を利用するユーザに対して定額印刷サービスが広く提供されている。定額印刷サービスは、サブスクリプションサービスとも呼ばれ、画像形成装置ごとに加入できるサービスである。一般に、定額印刷サービスの利用にあたっては、契約が締結された画像形成装置において、月当たりの契約上限の印刷枚数までは定額で印刷でき、契約上限の印刷枚数を超過した枚数については、追加で料金を支払うことが多い。なお、契約が締結された画像形成装置が印刷した枚数を集計するためにサーバと通信できる必要があるが、サーバと通信不可になった場合に画像形成装置の利用を制限すると、ユーザの利便性が下がってしまう。
【0003】
特許技術1には、複数台の画像形成装置で一つの契約の印刷枚数を分け合う場合に、サーバと通信不可の場合でも画像形成装置での印刷が利用できる技術が記載されている。具体的には、サーバと通信不時の画像形成装置での印刷上限枚数を、サーバと通信可時の印刷上限枚数よりも少ない枚数に設定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-192982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の技術では、一つ契約の印刷枚数を複数の画像形成装置で分け合う場合において、画像形成装置ごとのオフライン時の印刷上限枚数が適切に設定されない場合がある。例えば、ユーザが複数の画像形成装置を均等に使用するとは限らず、画像形成装置ごとの印刷枚数にバラつきが生じる場合がある。このような使用状況では、頻繁に使用される画像形成装置ではすぐにオフライン時の印刷上限に達してしまう可能性がある。この場合、ユーザは、例えば席から遠い場所に設置されている等の他の画像形成装置を使用しなければならず、不便を強いられてしまう。
なお、頻繁に使用される画像形成装置に合わせて全ての印刷装置のオフライン時の印刷上限枚数を設定してしまうと、サーバと通信不可時に全ての画像形成装置で設定されたオフライン時の印刷上限枚数まで印刷がされた場合、契約した印刷枚数を過度に超えてしまう。また、使用頻度の低い画像形成装置に合わせて全ての印刷装置のオフライン時の印刷上限枚数を設定してしまうと、すぐにオフライン時の印刷上限に達してしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、サーバと通信不可時の印刷上限枚数を、画像形成装置ごとに適切に設定することができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、契約対象の複数台のプリンタと、前記契約対象の複数台のプリンタを管理するサーバと、を含むシステムであって、前記サーバは、前記契約対象の複数台のプリンタに対する契約印刷枚数を管理する第1管理手段と、前記プリンタごとに、前記サーバと通信できないオフライン時の印刷上限枚数を管理する第2管理手段と、過去の集計期間の前記各プリンタの印刷枚数を管理する第3管理手段と、前記各プリンタの過去の第1集計期間の印刷枚数に基づき、前記第1集計期間よりも後の異なる期間である第2集計期間の前記各プリンタにおけるオフライン時の印刷上限枚数を、それぞれ決定する決定手段と、前記各プリンタに対して、それぞれのために決定されたオフライン時の印刷上限枚数を通知する通知手段と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、サーバと通信不可時の印刷上限枚数を、画像形成装置ごとに適切に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態を示す情報処理システムの構成の一例を示す図。
管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図。
画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。
画像形成装置が印刷を行う際の処理の一例を示すフローチャート。
画像形成装置のオフライン印刷上限情報更新処理の一例を示すフローチャート。
管理サーバの保持するテーブルの一例を示す図。
管理サーバがオフライン印刷枚数上限更新要求を受信の際の処理の一例を示すフローチャートである。
管理サーバによる月替わり時の処理の一例を示すフローチャート。
管理サーバによる稼働情報集約テーブルのデータを作成する処理の一例を示すフローチャート。
管理サーバによるオフライン印刷上限枚数の算出処理の一例を示すフローチャート。
第2実施形態における稼働情報テーブルの一例を示す図。
第2実施形態の管理サーバによる日替わり時の処理の一例を示すフローチャートで。
第2実施形態の管理サーバによるオフライン印刷上限枚数の算出処理の一例を示すフローチャート。
第2実施形態の画像形成装置に表示されるオフライン印刷枚数情報画面の一例を示す図。
第2実施形態の管理サーバによるオフライン印刷上限枚数変更処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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