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公開番号2024154912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069132
出願日2023-04-20
発明の名称液体吐出ヘッド
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/14 20060101AFI20241024BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】保護部材が浮き上がることなく、保護部材の突出部に対応するように、吐出面に凹部を有する液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】本開示の液体吐出ヘッドは、液体を吐出する複数の吐出口列が形成された吐出面を含む吐出口形成部材を有する記録素子基板と、吐出口列に対応した開口を有する保護部材と、を備える液体吐出ヘッドであって、保護部材には、複数の吐出口列と直交する方向に、複数の吐出口列方向と平行な端部に少なくとも1つの凹部と、複数の吐出口列と直交する方向に突出する突出部とが設けられ、少なくとも1つの凹部の内部には、突出部が設けられ、吐出口形成部材には、複数の吐出口列と直交する方向に、突出部に対応する対応凹部を有することを特徴とする。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する複数の吐出口列が形成された吐出面を含む吐出口形成部材を有する記録素子基板と、
前記吐出口列に対応した開口を有する保護部材と、を備える液体吐出ヘッドであって、
前記保護部材には、前記複数の吐出口列と直交する方向に、前記複数の吐出口列方向と平行な端部に少なくとも1つの凹部と、前記複数の吐出口列と直交する方向に突出する突出部とが設けられ、
前記少なくとも1つの凹部の内部には、前記突出部が設けられ、
前記吐出口形成部材には、前記複数の吐出口列と直交する方向に、前記突出部に対応する対応凹部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記保護部材は、前記吐出口列方向と平行な端部に前記凹部としての第1凹部を有し、前記端部に対向する他端部に前記凹部としての第2凹部を有することを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記保護部材は、前記端部の辺から前記開口までの面積より、前記他端部の辺から前記開口までの面積の方が広いことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記吐出口形成部材には、前記第2凹部の前記突出部に前記対応凹部を有していないことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記対応凹部は、前記突出部の先端を収容することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記凹部の形状は、台形形状であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記吐出面は溝部分を有し、前記吐出面と前記保護部材は、前記溝部分に塗布された接着剤により接着されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記溝部分が前記複数の吐出口列間に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記溝部分が前記複数の吐出口列の各々を囲むように形成されていることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記記録素子基板の短手方向の端部に配列された前記吐出口列において、該吐出口列を囲むように形成された前記溝部分の外側に該溝部分とは異なる溝部分が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は液体吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数の記録素子基板を配列した被記録媒体幅に対応したライン型ヘッドが用いられ、複数の被記録媒体を連続もしくは間欠に搬送しながら1パスで連続記録を行っている。その際、搬送中の被記録媒体が浮き上がることで記録素子基板に接触し、液体吐出ヘッドが損傷するという問題が生じる場合がある。特許文献1や特許文献2では、吐出口を形成する吐出面に樹脂製や金属製の保護部材を接着する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-334910号公報
特開平4-234665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、保護部材を製造する過程において、1枚のシートに複数の保護部材が接続されて形成されており、この接続を切り離すことによって、1つの保護部材が形成される。この切り離しによって、保護部材が突出部を有するような場合がある。この場合、特許文献1および特許文献2のような保護部材では、保護部材の突出部が吐出面側に変形し、保護部材が浮きあがった状態で貼り付けられてしまい、被記録媒体が浮き上がることで記録素子基板に接触したときに、保護部材が剥離する懸念がある。
【0005】
したがって、本開示は、上記問題に鑑み、保護部材の浮き上がりによる剥離を抑制する液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の液体吐出ヘッドは、液体を吐出する複数の吐出口列が形成された吐出面を含む吐出口形成部材を有する記録素子基板と、吐出口列に対応した開口を有する保護部材と、を備える液体吐出ヘッドであって、保護部材には、複数の吐出口列と直交する方向に、複数の吐出口列方向と平行な端部に少なくとも1つの凹部と、複数の吐出口列と直交する方向に突出する突出部とが設けられ、少なくとも1つの凹部の内部には、突出部が設けられ、吐出口形成部材には、複数の吐出口列と直交する方向に、突出部に対応する対応凹部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、保護部材の浮き上がりによる剥離を抑制する液体吐出ヘッドを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る記録装置の概略構成図である。
本開示に係る制御システムの概念図である。
本開示に係る記録装置の液体循環経路の模式図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの斜視図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの分解図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの各流路部材の分解図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの流路部材内の流路と吐出モジュール側から見た部分拡大透視図及びVIIb-VIIb線における断面図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの1つの吐出モジュールの斜視図と分解図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの記録素子基板の吐出口面側の平面図と拡大図である。
図9におけるX-X線の断面図である。
第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドの吐出モジュールの斜視図、分解斜視図および断面図である。
図11における接着剤塗布状態を示す模式図である。
第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドの吐出モジュールの変形例を示す斜視図である。
第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの吐出モジュールの変形例を示す斜視図および部分拡大図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの吐出モジュールの模式図、部分拡大図および断面図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの保護部材の複数を1枚のシート状での成形した平面図および部分拡大図である。
比較例の記録素子基板を示す模式的断面図、本開示に係る記録素子基板の断面図および変形例を示す断面図である。
本開示に係る液体吐出ヘッドの保護部材の凹部および開口部を示す拡大図である。
第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドの記録素子基板の変形例を示す斜視図である。
第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドの記録素子基板の変形例を示す斜視図である。
第3の実施形態に係る液体吐出ヘッドの記録素子基板の部分拡大図および断面図、保護部材の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本開示の実施の形態の例を説明する。ただし、以下の記載は本開示の範囲を限定するものではない。1例として、本実施形態では発熱素子により気泡を発生させて液体を吐出するサーマル方式が採用されているが、ピエゾ方式およびその他の各種液体吐出方式が採用された液体吐出ヘッドにも本開示を適用することができる。
【0010】
本実施形態は、インク等の液体をタンクと液体吐出ヘッド間で循環させる形態のインクジェット記録装置(記録装置)であるが、その他の形態であってもよい。例えば、インクを循環せずに、液体吐出ヘッド上流側と下流側に2つのタンクを設け、一方のタンクから他方のタンクへインク流すことで、圧力室内のインクを流動させる形態であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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