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公開番号2024154097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-30
出願番号2023067724
出願日2023-04-18
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 7/14 20060101AFI20241023BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】センサを用いたシート特性などの検知精度を向上する。
【解決手段】シートSに画像を形成する画像形成部15と、手差しされたシートSを載置する手差しトレイ200と、手差しトレイ200に載置されたシートSを給送する給送ユニット201と、給送ユニット201に連続して配置され、給送ユニット201によって給送されたシートSを画像形成部15に向けて搬送する搬送ローラ対205と、給送ユニット201と搬送ローラ対205との間に配置された平面状の第1搬送路P1と、第1搬送路P1を搬送されるシートSに照射された光の反射光を読み取るセンサユニット220と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
シートに画像を形成する画像形成部と、
手差しされたシートを載置する手差しトレイと、
前記手差しトレイに載置されたシートを給送する給送部と、
前記給送部に連続して配置され、前記給送部によって給送されたシートを前記画像形成部に向けて搬送する搬送部と、
前記給送部と前記搬送部との間に配置された平面状の第１搬送路と、
前記第１搬送路を搬送されるシートに照射された光の反射光を読み取る検知部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記検知部は、前記反射光を透過させる透過部材と、前記透過部材を透過した前記反射光を受光する受光素子とを有し、
前記第１搬送路において搬送されるシートを、前記透過部材に当接するように押圧する押圧部を備える、
ことを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記押圧部は、前記第１搬送路において搬送されるシートの先端が前記透過部材を通過し、かつ、該シートの後端が前記透過部材を通過していない場合に、該シートを前記透過部材に当接するように押圧する、
ことを特徴とする請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記第１搬送路を搬送されるシートの先端が前記搬送部に達した場合に、前記給送部は駆動を停止して空転する、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記搬送部は、同軸上に配置された複数の搬送ローラを有し、
前記検知部は、前記第１搬送路におけるシート搬送方向から視て、シート搬送方向と直交するシート幅方向において、前記複数の搬送ローラのうちの一方側の端に設けられた搬送ローラの前記一方側の端面と、前記複数の搬送ローラのうちの他方側の端に設けられた搬送ローラの前記他方側の端面と、の間に配置される、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記第１搬送路は、水平となるように配置される、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記搬送部のシート搬送方向下流において前記第１搬送路に連続し、かつ、シートを前記画像形成部に搬送する第２搬送路を備える、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記第２搬送路は、少なくとも一部の領域でシート搬送方向を上方向とする、
ことを特徴とする請求項７に記載の画像形成装置。
【請求項９】
前記第１搬送路において搬送されるシートに照射する光を発する発光部とシートに照射された光の反射光を受ける前記検知部とを有し、シートの表面性を検知する光学センサと、シートの坪量を検知する超音波センサと、を有するメディアセンサを備える、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。
【請求項１０】
前記メディアセンサの検知結果に基づいてシートの種別を検知する制御部を備える、
ことを特徴とする請求項９に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置では、出力可能な記録媒体の種類は拡大しており、例えばパルプの表面に塗料を塗布したコート紙等の上質紙に比べてより平滑な表面性を有したシート等も標準的に使用されつつある。また、扱うシートの坪量においても、厚紙や薄紙ともに対応領域が拡張されている傾向にある。画像形成装置においてこれらのシートを高品位な成果物に仕上げるためには、個々のシート特性に適合した搬送条件や転写条件などを設定する必要がある。しかしながら、これらシート特性に合った詳細条件を画像形成装置のユーザが適切に設定するのは容易ではない。
【０００３】
こうした課題に対して、センサなどの検知手段を用いて設定をサポートする画像形成装置の開発が進んでいる。例えば、縦パス機において、シートカセットからレジストローラ部までの間にシートタイプセンサを設け、このシートタイプセンサを用いてシート特性の検知を行う画像形成装置が提案されている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
米国特許第７７８３２１１号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
一般に、搬送路を搬送されるシートは、例えばシートを案内するガイド部材の抵抗を受けたり、あるいはセンサの上流側の搬送ローラと下流側の搬送ローラとの搬送速度関係によってシートを弛ませるなどして、センサ近傍のシートの姿勢が変化することがある。これに対し、シート特性を検知するセンサを用いて高精度に検知結果を得るためには、センサの焦点距離に合った位置で安定的にシートを搬送する必要があるため、シート搬送時の姿勢変化を抑制することが望まれる。
【０００６】
しかしながら、上述した特許文献１に記載の画像形成装置では、シート搬送時の姿勢変化の抑制について考慮されておらず、縦パス機でシートカセットからレジストローラまでの搬送路が湾曲する搬送路で構成されている。シートを案内するガイド部が屈曲している状態では、シート搬送時の姿勢変化を抑制することは困難である。また、レジストローラ部などでは、シートを突き当ててシートの弛み（ループ）を意図的に生成することでシート先端を規制する。このようなレジストローラ部などにおいては、シートがループを形成できるよう搬送路に自由度を持たせる必要があり、安定した位置でシートを搬送できるような配置を得ることが難しく、シート搬送時の姿勢変化を抑制することは困難である。これらの理由によって、センサを用いたシート特性などの検知を高精度に行うことは困難であった。
【０００７】
本発明は、センサを用いたシート特性などの検知精度を向上できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一態様は、シートに画像を形成する画像形成部と、手差しされたシートを載置する手差しトレイと、前記手差しトレイに載置されたシートを給送する給送部と、前記給送部に連続して配置され、前記給送部によって給送されたシートを前記画像形成部に向けて搬送する搬送部と、前記給送部と前記搬送部との間に配置された平面状の第１搬送路と、前記第１搬送路を搬送されるシートに照射された光の反射光を読み取る検知部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、センサを用いたシート特性などの検知精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。
実施形態に係る押圧ユニットが待機位置に位置するときの給送ユニットから搬送ローラ対までを示す断面図である。
図２のＡ－Ａ線で切断した状態を示す断面図である。
（ａ）は押圧コロを示す斜視図であり、（ｂ）はスライダを示す斜視図である。
実施形態に係る給送ローラから搬送ローラ対までを示す平面図である。
実施形態に係る押圧ユニットが押圧位置に位置するときの給送ユニットから搬送ローラ対までを示す断面図である。
図６のＢ－Ｂ線で切断した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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