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公開番号2024154808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068892
出願日2023-04-19
発明の名称画像読取装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20241024BHJP(電気通信技術)
要約【課題】表裏で異なる読取部(例えば、表面の読取部は縮小光学系、裏面読取部は等倍光学系)を使用する場合で、主走査と副走査のどちらか一方を300dpiとする片変倍時の読取解像度は読取部の仕様や画質の観点から同一にできない場合でも、出力画像の解像度を一致させる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿両面読み取り時に、表裏各読取部112、116から出力されてくる表裏で主副解像度の異なる画像に対して、解像度変換部A204においてそれぞれ異なる解像度変換処理をする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
搬送されてくる原稿の第1面の画像を、縮小光学系を用いて読み取る第1読取手段であって、主走査方向における解像度が第1解像度であり副走査方向における解像度が前記第1解像度より小さい第2解像度である読取画像を出力する第1読取手段と、
搬送されてくる前記原稿の前記第1面とは反対側の面である第2面の画像を、等倍光学系を用いて読み取る第2読取手段であって、前記主走査方向における解像度が前記第2解像度であり前記副走査方向における解像度が前記第1解像度である読取画像を出力する第2読取手段と、
前記第1読取手段及び前記第2読取手段から出力された読取画像の解像度を変換することにより、前記主走査方向における解像度が前記第2解像度であり前記副走査方向における解像度が前記第2解像度である画像を出力する変換手段と、
を有することを特徴とする画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、原稿を搬送しながら当該原稿の両面の画像を読み取る画像読取装置が知られている。特許文献1では、表面読み取り用の読取部、裏面読み取り用の読取部ともに縮小光学系のユニットを使用した装置例が記載されている。特許文献1では、ユーザーが設定した解像度と原稿サイズに応じて、読取手段に対して600x600dpi、あるいは300x600dpiのどちらを出力させるかを決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-125827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、表裏読取部に同じ解像度設定を行い、表裏ともに600x600dpi設定、主走査と副走査のどちらか一方を300dpiにする片変倍時には表裏ともに300x600dpi設定としていた。
【0005】
しかし、表裏で異なる読取部(例えば、表面の読取部は縮小光学系、裏面読取部は東梅光学系)を使用する場合などでは、主走査と副走査のどちらか一方を300dpiとする片変倍時の読取解像度は読取部の仕様や画質の観点から同一にできない場合がある。即ち、一方の読み取りは600x300dpiで、もう一方の読み取りは300x600dpiとしなければならないケースが生じることがある。従来の画像読取装置では、このようなケースに対応できていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明にかかる画像読取装置は、
搬送されてくる原稿の第1面の画像を、縮小光学系を用いて読み取る第1読取手段であって、主走査方向における解像度が第1解像度であり副走査方向における解像度が前記第1解像度より小さい第2解像度である読取画像を出力する第1読取手段と、
搬送されてくる前記原稿の前記第1面とは反対側の面である第2面の画像を、等倍光学系を用いて読み取る第2読取手段であって、前記主走査方向における解像度が前記第2解像度であり前記副走査方向における解像度が前記第1解像度である読取画像を出力する第2読取手段と、
前記第1読取手段及び前記第2読取手段から出力された読取画像の解像度を変換することにより、前記主走査方向における解像度が前記第2解像度であり前記副走査方向における解像度が前記第2解像度である画像を出力する変換手段と、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、表裏で読み取り解像度の仕様が異なる読取部でも、両面読取装置の読取部として使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
原稿読取装置の構成図である。
原稿読取装置の制御構成の例を示すブロック図である。
原稿の読み取り方法を説明する第1のフローチャートである。
原稿の読み取り方法を説明する第2のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本実施形態の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の形状及びそれらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施の形態に限定される趣旨のものではない。
【0010】
図1は本実施形態に係る装置の断面図であり、100は原稿搬送装置である。101は原稿束を置く原稿トレイであり、ユーザーにより原稿読み取りジョブの開始が指示されると、原稿トレイ101に置かれた原稿の搬送が開始される。
(【0011】以降は省略されています)

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