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公開番号2024155095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069520
出願日2023-04-20
発明の名称口腔ケアシステム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類A61B 1/24 20060101AFI20241024BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】う蝕予防の効果向上に有利な技術を提供する。
【解決手段】歯を撮影するためのカメラと、波長380nm以上かつ420nm以下の光を前記歯に照射するための光源と、前記カメラによって撮影される前記歯の状態を検出し、検出された前記歯の状態を示す情報を表示部に表示させる処理部と、を備える口腔ケアシステムであって、歯磨き期間を示す信号に基づいて、前記処理部は、前記歯の状態を繰り返し検出し、前記表示部に表示される前記情報を所定のタイミングで更新する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
歯を撮影するためのカメラと、波長３８０ｎｍ以上かつ４２０ｎｍ以下の光を前記歯に照射するための光源と、前記カメラによって撮影される前記歯の状態を検出し、検出された前記歯の状態を示す情報を表示部に表示させる処理部と、を備える口腔ケアシステムであって、
歯磨き期間を示す信号に基づいて、前記処理部は、前記歯の状態を繰り返し検出し、前記表示部に表示される前記情報を所定のタイミングで更新することを特徴とする口腔ケアシステム。
続きを表示（約 810 文字）【請求項２】
前記信号に基づいて、前記処理部は、前記情報をリアルタイムで更新することを特徴とする請求項１に記載の口腔ケアシステム。
【請求項３】
眼鏡型ウェアラブルデバイスをさらに含み、
前記表示部は、前記眼鏡型ウェアラブルデバイスに搭載されていることを特徴とする請求項１に記載の口腔ケアシステム。
【請求項４】
前記処理部は、前記情報を前記カメラによって撮影された前記歯の画像、鏡に映る前記歯、または、前記歯に重ね合わせて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項３に記載の口腔ケアシステム。
【請求項５】
前記表示部は、光学シースルー型またはビデオシースルー型であることを特徴とする請求項３に記載の口腔ケアシステム。
【請求項６】
前記カメラは、前記眼鏡型ウェアラブルデバイスに搭載されていることを特徴とする請求項３に記載の口腔ケアシステム。
【請求項７】
前記カメラは、前記眼鏡型ウェアラブルデバイスとは別に配されていることを特徴とする請求項３に記載の口腔ケアシステム。
【請求項８】
前記処理部は、前記情報を前記歯の全体像を示すマップに重ねて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項１に記載の口腔ケアシステム。
【請求項９】
前記処理部は、前記歯のうち前記状態が検出されていない歯について、前記表示部に前記状態が検出されていないことを表示させることを特徴とする請求項１に記載の口腔ケアシステム。
【請求項１０】
前記処理部は、前記歯のうち前記状態が検出されていない歯が所定の数または所定の割合よりも多い場合に、前記表示部に前記状態が検出されていない歯が多いことを表示させることを特徴とする請求項１に記載の口腔ケアシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、口腔ケアシステムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
う蝕予防などのために、特許文献１には、蛍光発光を利用して歯石や歯垢などの歯の異変部を検出することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－０８１８４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、う蝕予防の効果向上に有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る口腔ケアシステムは、歯を撮影するためのカメラと、波長３８０ｎｍ以上かつ４２０ｎｍ以下の光を前記歯に照射するための光源と、前記カメラによって撮影される前記歯の状態を検出し、検出された前記歯の状態を示す情報を表示部に表示させる処理部と、を備える口腔ケアシステムであって、歯磨き期間を示す信号に基づいて、前記処理部は、前記歯の状態を繰り返し検出し、前記表示部に表示される前記情報を所定のタイミングで更新することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００６】
本発明によれば、う蝕予防の効果向上に有利な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態の口腔ケアシステムの構成例を示す図。
図１の口腔ケアシステムの光源の配置を示す図。
図１の口腔ケアシステムの表示部の表示内容を示す図。
図１の口腔ケアシステムの変形例を示す図。
図４の口腔ケアシステムの光源およびカメラの配置を示す図。
図１、４の口腔ケアシステムの使用例を示す図。
図１、４の口腔ケアシステムの表示部の表示内容を示す図。
図１、４の口腔ケアシステムの表示部の表示内容を示す図。
図１、４の口腔ケアシステムの光源およびカメラの配置を示す図。
図１、４の口腔ケアシステムのマウスピース型デバイスを示す図。
図１０のマウスピース型デバイスの構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【０００９】
図１～図１１を参照して、本開示の実施形態による口腔ケアシステムについて説明する。まず、図１～図３を用いて、本開示の口腔ケアシステムＳＹＳの基本的な構成例や使用例を説明する。図１は、口腔ケアシステムＳＹＳの使用形態の全体を示す図である。本実施形態では、歯磨きを行うユーザ１０が、歯石や歯垢、う蝕、充填物、プラーク、細菌感染などの歯の異変部を検出される対象である場合を想定している。図１では、ユーザ１０が鏡１５０に向かって歯を磨く様子が、示されている。図２には、歯磨きに使う際の歯ブラシ２００の構成が示されている。図３には、検出された歯垢などの歯の異変部を報知するための表示部１０２の表示例が示されている。
【００１０】
口腔ケアシステムＳＹＳは、歯を撮影するためのカメラ１０１と、波長３８０ｎｍ以上かつ４２０ｎｍ以下の光を歯に照射するための光源２００１と、カメラ１０１によって撮影される歯の状態を検出し、検出された歯の状態を示す情報を表示部１０２に表示させる処理部１０３と、を備える。図１に示される構成では、口腔ケアシステムＳＹＳは、眼鏡型ウェアラブルデバイス１００をさらに備え、表示部１０２は、眼鏡型ウェアラブルデバイス１００に搭載されている。しかしながら、これに限られることはなく、例えば、鏡１５０に表示部１０２が搭載されており、鏡１５０に検出された歯の状態を示す情報が表示されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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