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公開番号
2024129401
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023038579
出願日
2023-03-13
発明の名称
ステアリングホイール
出願人
日本プラスト株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62D
1/06 20060101AFI20240919BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】配線の電気的な接続構造を簡易化でき、本体部に対する配線シートの組付性を向上することができるステアリングホイールを提供する。
【解決手段】柱状に形成された本体部と、本体部の表面に配置され、シート状に形成された複数の表面シートと、本体部と表面シートとの間に配置され、配線25を有するシート状に形成された配線シート13とを備えたステアリングホイールにおいて、本体部の外周面に、本体部の周方向に沿って溝部を設け、隣り合う表面シートの端部に、それぞれ溝部に向けて屈曲して互いに当接され、溝部に収容される当接部を設け、配線シート13に、当接部を覆い、溝部に収容される被覆部23を設け、配線25が、被覆部23の両側で折り返して配置された折返部27,27と、被覆部23を跨いで配置され折返部27,27を電気的に接続する導通部29とを有した。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
柱状に形成された本体部と、
前記本体部の表面に配置され、シート状に形成された複数の表面シートと、
前記本体部と前記表面シートとの間に配置され、配線を有するシート状に形成された配線シートと、
を備え、
前記本体部の外周面には、前記本体部の周方向に沿って溝部が設けられ、
隣り合う前記表面シートの端部には、それぞれ前記溝部に向けて屈曲して互いに当接され、前記溝部に収容される当接部が設けられ、
前記配線シートには、前記当接部を覆い、前記溝部に収容される被覆部が設けられ、
前記配線は、前記被覆部の両側で折り返して配置された折返部と、前記被覆部を跨いで配置され前記折返部を電気的に接続する導通部とを有するステアリングホイール。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記表面シートには、前記表面シートが前記本体部の表面を覆った状態で、接合される接合部が設けられ、
前記当接部は、前記接合部にわたって配置され、
前記導通部は、前記折返部より前記接合部に近接して配置されている請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項3】
前記本体部は、円弧状に形成され、
前記当接部は、前記接合部の間で湾曲して配置されている請求項2に記載のステアリングホイール。
【請求項4】
前記接合部は、前記本体部の円弧状に対して、内径側に配置されている請求項3に記載のステアリングホイール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングホイールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ステアリングホイールとしては、柱状に形成された本体部と、本体部の表面に配置され、シート状に形成された複数の表面シートとしての表皮部とを備えている。また、本体部と表皮部との間に配置され、シート状に形成された配線シートとしてのシート部材を備えている。さらに、シート部材は、配線としての被保持体を有したものが知られている(特許文献1参照)。このステアリングホイールでは、本体部の外周面に、本体部の周方向に沿って溝部が設けられている。
【0003】
隣り合う表皮部の端部には、それぞれ溝部に向けて屈曲して互いに当接され、溝部に収容される当接部が設けられている。シート部材の両端部には、被保持体が、折り返すようにジグザグに配置されている。シート部材の端部は、被保持体が配置されていない部分が、溝部に向けて屈曲され、溝部に収容されている。溝部の内部では、当接部の先端面と溝部の底面との間に、シート部材が介在されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-152632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のステアリングホイールでは、溝部の内部において、当接部の先端面と溝部の底面との間に、配線シートが介在されていないので、当接部の部分で、配線シートの配線が、電気的に分断されている。配線シートの配線が電気的に分断されていると、他の部分に配線を電気的に接続する構造を設けるなど、配線の電気的な接続構造が複雑化してしまう。また、単に、当接部を覆うように配線シートを配置し、当接部を跨ぐように配線を配置してしまうと、配線によって、配線シートの屈曲が困難となり、配線シートの溝部への収容が困難となってしまう。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、配線の電気的な接続構造を簡易化でき、本体部に対する配線シートの組付性を向上することができるステアリングホイールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態に係るステアリングホイールは、柱状に形成された本体部と、前記本体部の表面に配置され、シート状に形成された複数の表面シートと、前記本体部と前記表面シートとの間に配置され、配線を有するシート状に形成された配線シートとを備え、前記本体部の外周面には、前記本体部の周方向に沿って溝部が設けられ、隣り合う前記表面シートの端部には、それぞれ前記溝部に向けて屈曲して互いに当接され、前記溝部に収容される当接部が設けられ、前記配線シートには、前記当接部を覆い、前記溝部に収容される被覆部が設けられ、前記配線は、前記被覆部の両側で折り返して配置された折返部と、前記被覆部を跨いで配置され前記折返部を電気的に接続する導通部とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、配線の電気的な接続構造を簡易化でき、本体部に対する配線シートの組付性を向上することができるステアリングホイールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るステアリングホイールの正面図である。
本実施形態に係るステアリングホイールの把持部の断面図である。
本実施形態に係るステアリングホイールの要部拡大断面図である。
本実施形態に係るステアリングホイールの表面シートの要部拡大斜視図である。
本実施形態に係るステアリングホイールの配線シートの要部拡大斜視図である。
本実施形態に係るステアリングホイールの配線シートの要部拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係るステアリングホイールについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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