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公開番号2024127433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036583
出願日2023-03-09
発明の名称ハンドルの芯金
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 1/08 20060101AFI20240912BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】剛性を向上できるステアリングホイールの芯金を提供する。
【解決手段】芯金17は、ボス芯金部20とリム芯金部21とを連結する複数のスポーク芯金部22を備える。スポーク芯金部22は、厚み方向の正面側と背面側とのそれぞれにおいて、少なくともいずれかの縁部に沿ってボス芯金部20側の端部とリム芯金部21側の端部との間に亘り連なるリブ27を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
操向用シャフトと接続されるボス芯金部と、
このボス芯金部の周辺に位置するリム芯金部と、
前記ボス芯金部と前記リム芯金部とを連結する複数のスポーク芯金部と、を備え、
前記スポーク芯金部は、厚み方向の正面側と背面側とのそれぞれにおいて、少なくともいずれかの縁部に沿って前記ボス芯金部側の端部と前記リム芯金部側の端部との間に亘り連なるリブを有する
ことを特徴とするハンドルの芯金。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
スポーク芯金部は、厚み方向の正面側と背面側とのそれぞれにおいてリブが両縁部に沿って両端部間に亘り連なる断面H字状である
ことを特徴とする請求項1記載のハンドルの芯金。
【請求項3】
スポーク芯金部は、厚み方向の正面側と背面側とのそれぞれに電子部品の少なくとも一部が配置される
ことを特徴とする請求項1または2記載のハンドルの芯金。
【請求項4】
リブは、リム芯金部側の端部が、前記リム芯金部に向かって徐々に拡大されて前記リム芯金部と連なっている
ことを特徴とする請求項1または2記載のハンドルの芯金。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボス芯金部とリム芯金部とを連結する複数のスポーク芯金部を備えるハンドルの芯金に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両において、円環状をなし乗員に把持操作されるリム部と、このリム部の内方に位置しステアリングシャフトと接続されるボス部と、これらリム部とボス部とを連結する複数のスポーク部とを備えたハンドルであるステアリングホイールが用いられている。ステアリングホイールは、金属製の芯金を備えている。この芯金には、リム部、ボス部及び各スポーク部のそれぞれに対応するリム芯金部、ボス芯金部及び複数のスポーク芯金部が設定されている。
【0003】
また、高速走行時などのステアリングホイールの安定性を高めるために、ステアリングホイールの外側つまりリム部に重さが求められ、操舵時にステアリングホイールに生じる大きい慣性モーメントに対し、ステアリングホイール芯金に高い共振周波数を持たせる必要がある場合、スポーク芯金部の剛性を向上する必要がある。この場合、スポーク芯金部の断面厚みを厚くすると、スポーク芯金部の厚み方向の正面側や背面側に配置されるスイッチなどの電子部品が正面側あるいは背面側に突出することとなり、デザイン性や操作性が低下することが懸念される。
【0004】
この点、例えばスポーク芯金部の背面側の両縁部にリブを形成し、スポーク芯金部の断面を扁平U字状としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-213329号公報 (第4-7頁、図1-2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の構成の場合、スポーク芯金部の補強が背面側に限定されているため、正面側への剛性やねじり剛性のより一層の向上が求められる。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、剛性を向上できるハンドルの芯金を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載のハンドルの芯金は、操向用シャフトと接続されるボス芯金部と、このボス芯金部の周辺に位置するリム芯金部と、前記ボス芯金部と前記リム芯金部とを連結する複数のスポーク芯金部と、を備え、前記スポーク芯金部は、厚み方向の正面側と背面側とのそれぞれにおいて、少なくともいずれかの縁部に沿って前記ボス芯金部側の端部と前記リム芯金部側の端部との間に亘り連なるリブを有するものである。
【0009】
請求項2記載のハンドルの芯金は、請求項1記載のハンドルの芯金において、スポーク芯金部は、厚み方向の正面側と背面側とのそれぞれにおいてリブが両縁部に沿って両端部間に亘り連なる断面H字状であるものである。
【0010】
請求項3記載のハンドルの芯金は、請求項1または2記載のハンドルの芯金において、スポーク芯金部は、厚み方向の正面側と背面側とのそれぞれに電子部品の少なくとも一部が配置されるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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