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公開番号2024125878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033996
出願日2023-03-06
発明の名称エネルギ吸収体
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B62D 21/15 20060101AFI20240911BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両が電着塗装ラインを通過する際に、電着液がセル内部に残留するのを抑制することができるエネルギ吸収を得る。
【解決手段】エネルギ吸収体10は、樹脂で形成され、車両の金属製閉空間に組付けられる本体部12と、本体部12に複数設けられ、本体部12の車両組付け状態において、車幅方向外側に開口22を有し、車両後方側から見て車幅方向内側の一端部20Aから車幅方向外側の他端部20Bに向かって3度以上の下り勾配となる下面26を有するセル20と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂で形成され、車両の金属製閉空間に組付けられる本体部と、
該本体部に複数設けられ、該本体部の車両組付け状態において、車幅方向外側に開口を有し、車両後方側から見て車幅方向内側の一端部から車幅方向外側の他端部に向かって3度以上の下り勾配となる下面を有するセルと、
を備えるエネルギ吸収体。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記セルの前記下面は、前記一端部から前記他端部に向かって異なる下り勾配を有し、かつ車幅方向内側よりも車幅方向外側の方が大きい下り勾配を有する請求項1に記載のエネルギ吸収体。
【請求項3】
前記下面の前記下り勾配は、段階的に変更するように設定される請求項2に記載のエネルギ吸収体。
【請求項4】
前記下面の前記下り勾配は、徐々に変更するように設定される請求項2に記載のエネルギ吸収体。
【請求項5】
前記下面の前記下り勾配は、一律に設定される請求項1に記載のエネルギ吸収体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギ吸収体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、例えば電気自動車の航続距離を延ばす為に、車両において電池を搭載するためのスペースを増やすことが望まれている。そこで、車両の金属製閉空間であるロッカ外に搭載されていたエネルギ吸収体をロッカ内に組み込むことにより、空いたスペースを、電池を搭載する為のスペースとして確保する動きがある。特許文献1には、車両への側面衝突の際にエネルギを吸収するために、車両の金属製閉空間に樹脂性のエネルギ吸収体を設ける技術が開示されている。特許文献1に記載のエネルギ吸収体は、車幅方向外側に開口を有する六角形状のセルを複数有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2020/247751号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、エネルギ吸収体をロッカ内に組み込む場合には、車両における電着塗装前にエネルギ吸収体をロッカ内に組み込む必要があるため、エネルギ吸収体は電着塗装ラインを通ることになる。特許文献1に記載されたように、エネルギ吸収体に設けられた各セルが、車幅方向外側に開口を有する場合には、車両が電着塗装ラインを通過する際に、電着液がセル内部に残留してしまう場合がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両が電着塗装ラインを通過する際に、電着液がセル内部に残留するのを抑制することができるエネルギ吸収体を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係るエネルギ吸収体は、樹脂で形成され、車両の金属製閉空間に組付けられる本体部と、該本体部に複数設けられ、該本体部の車両組付け状態において、車幅方向外側に開口を有し、車両後方側から見て車幅方向内側の一端部から車幅方向外側の他端部に向かって3度以上の下り勾配となる下面を有するセルと、を備える。
【0007】
請求項1に記載の本発明に係るエネルギ吸収体では、本体部に複数設けられたセルが、本体部の車両組付け状態において、車幅方向外側に開口を有し、車両後方側から見て車幅方向内側の一端部から車幅方向外側の他端部に向かって3度以上の下り勾配となる下面を有している。そのため、車両が電着塗装ラインを通過する際に、3度以上の下り勾配となる下面によって電着液がセル内部から排出される。これにより、電着液がセル内部に残留するのを抑制することができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係るエネルギ吸収体は、請求項1に記載の構成において、前記セルの前記下面は、前記一端部から前記他端部に向かって異なる下り勾配を有し、かつ車幅方向内側よりも車幅方向外側の方が大きい下り勾配を有する。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係るエネルギ吸収体は、セルの下面が、一端部から他端部に向かって異なる下り勾配を有し、かつ車幅方向内側よりも車幅方向外側の方が大きい下り勾配を有する。そのため、セルの開口側がより大きい下り勾配を有することとなり、電着液をより排出し易くすることができる。
【0010】
請求項3に記載の本発明に係るエネルギ吸収体は、請求項2に記載の構成において、前記下面の前記下り勾配は、段階的に変更するように設定される。
(【0011】以降は省略されています)

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