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公開番号2024124617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032410
出願日2023-03-03
発明の名称車両前部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B62D 25/08 20060101AFI20240906BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】電力供給ユニット搭載用のフレームの支持剛性を向上可能とする車両前部構造の提供。
【解決手段】車両前部構造は、車両のフロントコンパートメント1内で車両左右方向の中間に配置される駆動力発生用のモータ2と、このモータ2に電力を供給する電力供給ユニット3と、この電力供給ユニット3が搭載されかつ左右のサイドメンバ6にそれぞれ固定される左右の取付片55,56を有するフレーム5と、を備え、左右のフロントサスタワー7の各上端間に掛け渡されるタワーバー8と、このタワーバー8に上端が固定されかつフレーム5の後部に下端が固定される結合部材9と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロントコンパートメント内で車両左右方向の中間に配置される駆動力発生用のモータと、このモータに電力を供給する電力供給ユニットと、この電力供給ユニットが搭載されかつ左右のサイドメンバにそれぞれ固定される左右の取付片を有するフレームと、を備える車両前部構造であって、
左右のフロントサスタワーの各上端間に掛け渡されるタワーバーと、このタワーバーに上端が固定されかつ前記フレームの後部に下端が固定される結合部材と、を備えていることを特徴とする車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、「例えば車両のフロントコンパートメント16内においてボディ10には部品搭載フレーム30が固定され、この部品搭載フレーム30上には回路ケース50が固定され、この回路ケース50内には走行用モータに交流電力を供給するインバータ回路が収容されている」ということが記載されている。
【0003】
また、前記特許文献1には、「部品搭載フレーム30の前方クロスメンバ32の右端部は、ブラケット42を介して右エプロンアッパメンバ14Rに接続されている。前方クロスメンバ32の左端部は、ブラケット44を介して左エプロンアッパメンバ14Lに接続されている。部品搭載フレーム30の後方クロスメンバ34の右端部は、ブラケット46を介して右フロントサイドメンバ22Rに接続されている。後方クロスメンバ34の左端部は、ブラケット48を介して左フロントサイドメンバ22Lに接続されている。」ということが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7221844号(特開2021-66340号)公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1では、「車両がその前部で衝突した場合には、ボディ10が変形することによって回路ケース50が部品搭載フレーム30と共に、後部ボディ構成部材(ダッシュパネル20等)側に向かって押し出され、回路ケース50が前記後部ボディ構成部材に衝突するよりも先に後方クロスメンバ34が前記後部ボディ構成部材に衝突し易いので、回路ケース50に加わる荷重が軽減され易い。」ということや、「車両がその前部で衝突した場合には、前部ボディ構成部材(コアサポート18等)が回路ケース50側に向かって押し出され、前記前部ボディ構成部材が回路ケース50に衝突するよりも先に前方クロスメンバ32に衝突し易いので、回路ケース50に加わる荷重が軽減され易い。」ということが記載されているものの、改良の余地がある。
【0006】
本発明は、電力供給ユニット搭載用のフレームの支持剛性を向上可能とする車両前部構造の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両のフロントコンパートメント内で車両左右方向の中間に配置される駆動力発生用のモータと、このモータに電力を供給する電力供給ユニットと、この電力供給ユニットが搭載されかつ左右のサイドメンバにそれぞれ固定される左右の取付片を有するフレームと、を備える車両前部構造であって、左右のフロントサスタワーの各上端間に掛け渡されるタワーバーと、このタワーバーに上端が固定されかつ前記フレームの後部に下端が固定される結合部材と、を備えていることを特徴としている。
【0008】
この構成では、前記フレームの左右の取付片を介して前記左右のサイドメンバに支持されているとともに、前記フレームが前記タワーバーおよび前記結合部材を介して前記フロントサスタワーに支持されているから、前記フレームの支持剛性が向上する。そのため、前記フレーム上に搭載される前記電力供給ユニットの姿勢安定化、姿勢保持強度などを向上することが可能になる。
【0009】
しかも、上記構成では、例えば車両の前面衝突時における衝突荷重が前記フレームに入力された場合でも、当該衝突荷重が前記フレームの左右の取付片を介して前記左右のサイドメンバで受け止められるとともに、前記タワーバーおよび前記結合部材を介して前記フロントサスタワーで受け止められるようになるから、前記サイドメンバの変形モードが安定するようになる。
【0010】
さらに、上記構成では、例えば車両の前面衝突時に、前記フレームおよび前記電力供給ユニットのいわゆるピッチング(車体の左右を軸にした回転運動)を低減することが可能になるから、当該電力供給ユニットがダッシュパネルに直接干渉することを防止できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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