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公開番号2024123798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031494
出願日2023-03-02
発明の名称車両の床構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240905BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】本発明は、車室側から床に入力する荷重を効率よく分散する床構造を提供する。
【解決手段】本発明の車両の床構造10Aは、上方に凸のビード12(第1ビード)を有する低段床面11(床面)と、前記低段床面11(床面)の上に配置され、下方に凸のビード16(第2ビード)を前記低段床面11(床面)と対向する下面に有するボード14と、を備え、前記ビード16(第2ビード)は、前記ビード12(第1ビード)の延在方向に対して交差する方向に延在していることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
上方に凸の第1ビードを有する床面と、
前記床面の上に配置され、下方に凸の第2ビードを前記床面と対向する下面に有するボードと、
を備え、
前記第2ビードは、前記第1ビードの延在方向に対して交差する方向に延在していることを特徴とする車両の床構造。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記第1ビードは、車両前後方向に延在し、前記第2ビードは、車両左右方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の車両の床構造。
【請求項3】
前記第1ビードと前記第2ビードとは、それぞれ平坦な頂面を有しているとともに、前記頂面同士で面接触していることを特徴とする請求項1に記載の車両の床構造。
【請求項4】
前記第1ビードは、屈曲した鋼板で形成され、前記第2ビードは、中実のビーズ法発泡樹脂で形成され、
前記第1ビードと前記第2ビードとは、上下方向に互いに重なって格子構造を形成していることを特徴とする請求項3に記載の車両の床構造。
【請求項5】
複数の前記ボードを備え、複数の前記ボードは、互いの上面が面一となるように前記床面に対して載置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の床構造。
【請求項6】
前記床面の下にはバッテリが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の床構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の床構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の底部より加わる衝撃荷重から乗員を保護する床構造として、床面の上にフロアスペーサを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、このフロアスペーサは発泡樹脂からなり、床面側にハニカム構造を有している。この床構造は、車両の底部から衝撃荷重が入力した際に、ハニカム構造が変形する。これにより床構造は衝撃吸収性能を発揮して乗員を保護する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-127796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両としては、運転席のみの1席仕様、又はこれに後部座席を加えた2席仕様のものが考えられる。このような車両によれば車室を広く荷室として使用することができる。
その一方で、このような車両においては車内に搬入しようとした重量物が床面に落下することを想定して床構造の強化が望まれる。特に、床下にバッテリを格納する電気自動車においては床下構造の保護の要請は大きい。
しかしながら、従来の床構造(例えば、特許文献1参照)は、車室側から床に加わる荷重に対する車体保護については考慮されていない。そのため従来の床構造は、床に入力する荷重を効率よく分散することができない課題がある。
【0005】
本発明の課題は、車室側から床に入力する荷重を効率よく分散する床構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を達成した本発明の床構造は、上方に凸の第1ビードを有する床面と、前記床面の上に配置され、下方に凸の第2ビードを前記床面と対向する下面に有するボードと、を備え、前記第2ビードは、前記第1ビードの延在方向に対して交差する方向に延在していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両の床構造によれば、車室側から床に入力する荷重を効率よく分散することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係る床構造を有する車両の構成説明図である。
第1実施形態の床構造の部分拡大平面図である。
第1実施形態の床構造を構成する床面の部分拡大斜視図である。
図2のIV-IV断面図である。
第1実施形態の床構造を構成するボードを裏側から見た斜視図である。
第1実施形態でのボードに対向する床面の部分拡大斜視図である。
本発明の第2実施形態に係る床構造を有する車両の構成説明図である。
第2実施形態の床構造の部分拡大平面図である。
図8のIX-IX断面図である。
第2実施形態の床構造を構成するボードを裏側から見た斜視図である。
第2実施形態でのボードに対向する床面の部分拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の車両の床構造を実施するための形態(第1実施形態及び第2実施形態)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明における前後左右上下の方向は、車体の前後左右上下と一致させた図1の矢示方向を基準とする。また、以下では車体の左右方向を車幅方向と称することがある。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る床構造10Aを有する車両V1の構成説明図である。
まず、床構造10Aの具体的な説明に先立って、この床構造10Aを有する車両V1の全体構成について説明する。
図1に示す車両V1は、右ハンドル車を想定している。
この車両V1は、図1に示すように、運転席1と、この運転席1の後方に並ぶ後部座席2との2席仕様となっている。これにより運転席1の左側に形成される車室空間と、後部座席2の左側に形成される車室空間とは、荷室として使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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