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公開番号2024123418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030817
出願日2023-03-01
発明の名称人力駆動車用の制御システム、および、人力駆動車用の変速装置
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 25/08 20060101AFI20240905BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】アシストユニットを含む人力駆動車において、変速装置を好適に制御できる人力駆動車用の制御システムを提供する。
【解決手段】人力駆動車用の制御システムは、変速装置と、前記変速装置を操作するように構成される変速操作装置と、を備え、前記変速操作装置は、前記アシスト操作装置に、第1指令を無線送信するように構成される変速操作制御部を含み、前記変速装置は、前記アシスト操作装置による前記第1指令の受信に応じて前記アシスト操作装置から送信される第1変速指令を受信するように構成される第1通信部と、変速動作を実行するアクチュエータと、前記第1変速指令に応じて前記変速動作を実行するように前記アクチュエータを制御するように構成される変速制御部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
人力駆動車用の制御システムであって、
前記人力駆動車は、前記人力駆動車の推進をアシストするように構成されるアシストユニットと、操作部を有し、前記操作部がユーザに操作されると有線通信によって操作信号を前記アシストユニットに送信するように構成されるアシスト操作装置とを含み、
変速装置と、
前記変速装置を操作するように構成される変速操作装置と、を備え、
前記変速操作装置は、前記アシスト操作装置に、第１指令を無線送信するように構成される変速操作制御部を含み、
前記変速装置は、
前記アシスト操作装置による前記第１指令の受信に応じて前記アシスト操作装置から送信される第１変速指令を受信するように構成される第１通信部と、
変速動作を実行するように構成されるアクチュエータと、
前記第１変速指令に応じて前記変速動作を実行するように前記アクチュエータを制御するように構成される変速制御部と、を含む、制御システム。
続きを表示（約 850 文字）【請求項２】
前記変速制御部は、前記第１通信部による前記第１変速指令の受信に応じて、前記変速動作を開始するように前記アクチュエータを制御するように構成される、請求項１に記載の制御システム。
【請求項３】
前記第１通信部は、前記第１変速指令を無線受信するように構成される、請求項１に記載の制御システム。
【請求項４】
前記アシストユニットは、前記第１指令に応じて、アシスト力を低減するように構成される、請求項１に記載の制御システム。
【請求項５】
前記第１変速指令は、前記アシスト操作装置が前記第１指令を受信すると、所定期間に応じて、前記アシスト操作装置から送信される、請求項１に記載の制御システム。
【請求項６】
前記所定期間は、前記人力駆動車のケイデンス、および、前記人力駆動車のクランクのクランク角度の少なくとも１つに基づいた期間である、請求項５に記載の制御システム。
【請求項７】
前記所定期間は、前記第１指令に応じて前記アシストユニットのアシスト力が低減される期間と対応する、請求項５に記載の制御システム。
【請求項８】
前記アシストユニットは、検出部の出力に基づいて前記所定期間を算出するように構成されるアシスト制御部を含む、請求項５に記載の制御システム。
【請求項９】
前記変速操作装置は、前記変速装置に第２変速指令を無線送信するように構成され、
前記変速装置は、前記第２変速指令を無線受信するように構成される第２通信部を含む、請求項１に記載の制御システム。
【請求項１０】
前記第１通信部は、第１通信方式によって前記アシスト操作装置と通信し、
前記第２通信部は、第２通信方式によって前記変速操作装置と通信し、
前記第２通信方式は、前記第１通信方式と異なる、請求項９に記載の制御システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、人力駆動車用の制御システム、および、人力駆動車用の変速装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、変速装置と、変速装置を操作する変速操作装置とを備える人力駆動車用の制御システムの一例を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－０８９９８９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示の目的の１つは、変速装置を好適に制御できる人力駆動車用の制御システム、および、人力駆動車用の変速装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の第１側面に従う制御システムは、人力駆動車用の制御システムであって、前記人力駆動車は、前記人力駆動車の推進をアシストするように構成されるアシストユニットと、操作部を有し、前記操作部がユーザに操作されると有線通信によって操作信号を前記アシストユニットに送信するように構成されるアシスト操作装置とを含み、変速装置と、前記変速装置を操作するように構成される変速操作装置と、を備え、前記変速操作装置は、前記アシスト操作装置に、第１指令を無線送信するように構成される変速操作制御部を含み、前記変速装置は、前記アシスト操作装置による前記第１指令の受信に応じて前記アシスト操作装置から送信される第１変速指令を受信するように構成される第１通信部と、変速動作を実行するように構成されるアクチュエータと、前記第１変速指令に応じて前記変速動作を実行するように前記アクチュエータを制御するように構成される変速制御部と、を含む。
第１側面の制御システムによれば、アシスト操作装置から送信される第１変速指令に応じて変速装置の変速動作が実行されるため、アシスト操作装置が変速装置の変速動作を把握できる。したがって、制御システムは、変速装置を好適に制御できる。
【０００６】
本開示の第１側面に従う第２側面の制御システムにおいて、前記変速制御部は、前記第１通信部による前記第１変速指令の受信に応じて、前記変速動作を開始するように前記アクチュエータを制御するように構成される。
第２側面の制御システムによれば、変速装置は、変速装置と変速操作装置とが通信しなくても、変速動作を開始できる。
【０００７】
本開示の第１または第２側面に従う第３側面の制御システムにおいて、前記第１通信部は、前記第１変速指令を無線受信するように構成される。
第３側面の制御システムによれば、変速装置がアシスト操作装置からの第１変速指令を無線受信するため、変速装置とアシスト操作装置との通信用の配線を省略できる。
【０００８】
本開示の第１から第３側面のいずれか１つに従う第４側面の制御システムにおいて、前記アシストユニットは、前記第１指令に応じて、アシスト力を低減するように構成される。
第４側面の制御システムによれば、アシストユニットが第１指令に応じてアシスト力を低減するため、変速装置が好適に変速動作を実行できる。
【０００９】
本開示の第１から第４側面のいずれか１つに従う第５側面の制御システムにおいて、前記第１変速指令は、前記アシスト操作装置が前記第１指令を受信すると、所定期間に応じて、前記アシスト操作装置から送信される。
第５側面の制御システムによれば、アシスト操作装置が第１指令を受信すると、所定期間に応じて、アシスト操作装置から第１変速指令が送信されるため、変速装置は、所定期間に基づいて変速動作を実行できる。
【００１０】
本開示の第５側面に従う第６側面の制御システムにおいて、前記所定期間は、前記人力駆動車のケイデンス、および、前記人力駆動車のクランクのクランク角度の少なくとも１つに基づいた期間である。
第６側面の制御システムによれば、所定期間を、人力駆動車のケイデンス、および、人力駆動車のクランクのクランク角度の少なくとも１つに基づいて設定できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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