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公開番号
2024159913
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024140893,2021013982
出願日
2024-08-22,2021-01-29
発明の名称
人力駆動車用の制御装置
出願人
株式会社シマノ
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B62K
25/08 20060101AFI20241031BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】電気コンポーネントを備える人力駆動車の快適な走行に貢献できる制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、制御部を備える。制御部は、人力駆動車に推進力を付与するモータとは異なり、かつ、人力駆動車に設けられる電気コンポーネントを、人力駆動車のドライブトレインに作用する人力駆動力、および、モータによるアシスト力を含む総駆動力に応じて制御するように構成される。制御部は、総駆動力と、予め定める閾値と、に応じてモータを制御するように構成される。電気コンポーネントは、フロントサスペンションおよびリアサスペンションの少なくとも1つを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車に推進力を付与するモータとは異なり、かつ、前記人力駆動車に設けられる電気コンポーネントを、前記人力駆動車のドライブトレインに作用する人力駆動力、および、前記モータによるアシスト力を含む総駆動力に応じて制御するように構成される制御部を備え、
前記制御部は、前記総駆動力と、予め定める閾値と、に応じて前記モータを制御するように構成され、
前記電気コンポーネントは、フロントサスペンションおよびリアサスペンションの少なくとも1つを含む、制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記総駆動力が前記予め定める閾値以上である場合に、フロントサスペンションの初期長さが減少するように、前記フロントサスペンションを制御する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記総駆動力が前記予め定める閾値以上である場合に、前記フロントサスペンションの硬さが増加するように、前記フロントサスペンションを制御する、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記総駆動力が前記予め定める閾値以上である場合に、前記リアサスペンションの初期長さが増加するように、前記リアサスペンションを制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記総駆動力が前記予め定める閾値以上である場合に、前記リアサスペンションの硬さが増加するように、前記リアサスペンションを制御する、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項6】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車に推進力を付与するモータとは異なり、かつ、前記人力駆動車に設けられる電気コンポーネントを、前記人力駆動車のドライブトレインに作用する人力駆動力、および、前記モータによるアシスト力を含む総駆動力に応じて制御するように構成される制御部を備え、
前記制御部は、前記総駆動力と、予め定める閾値と、に応じて前記モータを制御するように構成され、
前記電気コンポーネントは、シートポストを含み、
前記制御部は、前記総駆動力が前記予め定める閾値以上である場合に、前記シートポストの長さが増加するように、前記シートポストを制御する、制御装置。
【請求項7】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車に推進力を付与するモータとは異なり、かつ、前記人力駆動車に設けられる電気コンポーネントを、前記人力駆動車のドライブトレインに作用する人力駆動力、および、前記モータによるアシスト力を含む総駆動力に応じて制御するように構成される制御部を備え、
前記人力駆動車の前記ドライブトレインは、チェーンを含み、
前記電気コンポーネントは、前記チェーンをガイドするように構成され、予め定める回転軸線まわりに回転可能なチェーンガイドを含み、
前記制御部は、前記総駆動力が予め定める閾値以上である場合に、予め定める回転軸線まわりにおける前記チェーンガイドの回転抵抗が減少するように、前記チェーンガイドを制御する、制御装置。
【請求項8】
前記電気コンポーネントは、ディレーラを含み、
前記チェーンガイドは、前記ディレーラに含まれる、請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記モータによる前記アシスト力の最大値が相互に異なる複数の動作状態によって前記モータを制御するように構成され、
前記複数の動作状態のそれぞれに対応する前記予め定める閾値は、互いに異なる、請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、人力駆動車に搭載される電気コンポーネントを、人力駆動力に応じて制御する制御装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-194185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、電気コンポーネントを備える人力駆動車の快適な走行に貢献できる制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面の制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車に推進力を付与するモータとは異なり、かつ、前記人力駆動車に設けられる電気コンポーネントを、前記人力駆動車のドライブトレインに作用する人力駆動力、および、前記モータによるアシスト力を含む総駆動力に応じて制御するように構成される制御部を備え、前記制御部は、前記総駆動力と、予め定める閾値と、に応じて前記モータを制御するように構成され、前記電気コンポーネントは、フロントサスペンションおよびリアサスペンションの少なくとも1つを含む。
【0006】
第1側面に従う制御装置によれば、制御部は、総駆動力に応じて、フロントサスペンションおよびリアサスペンションの少なくとも1つを適切な状態に制御できる。
【0007】
第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記制御部は、前記総駆動力が前記予め定める閾値以上である場合に、フロントサスペンションの初期長さが減少するように、前記フロントサスペンションを制御する。
【0008】
第2側面の制御装置によれば、総駆動力が予め定める閾値以上の場合、制御部は、フロントサスペンションの初期長さが減少するように、フロントサスペンションを制御するので、特に上り坂において、ライダが人力駆動車を安定して走行させることができる。
【0009】
第1または第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記制御部は、前記総駆動力が前記予め定める閾値以上である場合に、前記フロントサスペンションの硬さが増加するように、前記フロントサスペンションを制御する。
【0010】
第3側面の制御装置によれば、総駆動力が予め定める閾値以上の場合、制御部は、フロントサスペンションのダンピングを抑制できるので、ライダが人力駆動車を安定して走行させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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