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公開番号
2024153802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2024123048,2023109777
出願日
2024-07-30,2019-06-25
発明の名称
人力駆動車用の制御装置
出願人
株式会社シマノ
代理人
個人
,
個人
主分類
B62M
25/08 20060101AFI20241022BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】人力駆動車用のコンポーネントを好適に制御できる人力駆動車用の制御装置を提供する。
【解決手段】人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、変速動作を実行する変速機を含み、前記変速機の前記変速動作を制御可能に構成される制御部を備え、前記制御部は、前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つに応じて、前記変速機の変速段が予め定める範囲内になるように前記変速機の前記変速動作を制御可能に構成され、前記予め定める範囲を前記人力駆動車の姿勢に応じて変更可能に構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、変速動作を実行する変速機を含み、
前記変速機の前記変速動作を制御可能に構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つに応じて、前記変速機の変速段が予め定める範囲内になるように前記変速機の前記変速動作を制御可能に構成され、
前記予め定める範囲を前記人力駆動車の姿勢に応じて変更可能に構成される、制御装置。
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【請求項2】
前記人力駆動車の姿勢は、前記人力駆動車の車体のピッチ角度を含む、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ピッチ角度が第1ピッチ角度以下の場合、前記ピッチ角度に関わらず前記予め定める範囲の下限の前記変速段の段数および上限の前記変速段の段数が同じなるように前記変速機を制御するように構成される、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記ピッチ角度が、前記第1ピッチ角度よりも大きい第2ピッチ角度以上の場合、前記ピッチ角度が前記第1ピッチ角度以下の場合よりも、前記予め定める範囲の下限の前記変速段の段数が小さく、かつ、上限の前記変速段の段数が小さくなるように前記変速機を制御するように構成される、請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記第1ピッチ角度は、上り坂と対応する、請求項3または4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記ピッチ角度が上り坂と対応する場合、下り坂と対応する場合よりも前記予め定める範囲の下限の前記変速段の段数および上限の前記変速段の段数が小さくなるように前記変速機を制御するように構成される、請求項2から5のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つに関するパラメータが予め定めるパラメータ範囲を超える場合、前記変速機の前記変速動作を制御するように構成され、
前記変速機の前記変速段が前記予め定める範囲外にある場合、前記予め定めるパラメータ範囲を変更可能に構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項8】
前記予め定めるパラメータ範囲は、第1閾値以上かつ第2閾値以下の範囲であり、
前記制御部は、前記変速機の前記変速段が前記予め定める範囲よりも小さい場合、前記第2閾値を小さくし、前記変速機の前記変速段が前記予め定める範囲よりも大きい場合、前記第1閾値を大きくする、請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記変速機は、リア外装変速機である、請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項10】
前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つは、前記人力駆動車の姿勢を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人力駆動車用の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示されている人力駆動車は、予め定める条件に応じて人力駆動車用のコンポーネントを制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表平10-511621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、人力駆動車用のコンポーネントを好適に制御する人力駆動車両用の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、第1回転体と、第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体の間において駆動力を伝達する伝達部材と、人力駆動車用のコンポーネントと、を含み、前記第1回転体および前記第2回転体の少なくとも1つは、複数の回転体を含み、前記コンポーネントは、前記複数の回転体のうちの1つの回転体から他の回転体に前記伝達部材を移動させる変速動作を実行する変速機を含み、前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つに基づいて規定される制御条件に応じて前記変速機の前記変速動作を制御可能に構成される制御部を備え、前記制御部は、前記制御条件が成立しているか否かを判断する第1状態と、前記制御条件が成立しているか否かを判断しない第2状態と、を有し、前記制御部は、前記複数の回転体の回転状態に応じて、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える。
上記第1側面の制御装置によれば、回転体の回転状態に応じて第1状態と第2状態とを切り替えることによって、回転体の回転状態に対して好適な制御を行える。このため、人力駆動車用のコンポーネントを好適に制御できる。第2状態では、制御条件が成立しているか否かを判断しないため、制御部の演算負荷を低減できる。
【0006】
前記第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記人力駆動車は、前記人力駆動車の走行にともない発電する発電機をさらに備え、前記制御部は、前記発電機の発電状態に応じて、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える。
上記第2側面の制御装置によれば、発電機の発電状態に応じて第1状態と第2状態とを切り替えることによって、発電機の発電状態に対して好適な制御を行える。
【0007】
本発明の第3側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、前記人力駆動車の走行にともない発電する発電機と、人力駆動車用のコンポーネントと、を含み、前記コンポーネントは、駆動部および報知部の少なくとも1つを含み、前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つに基づいて規定される制御条件に応じて前記コンポーネントを制御可能に構成される制御部を備え、前記制御部は、前記発電機の発電状態に応じて、前記コンポーネントを制御するか否かを決める。
上記第3側面の制御装置によれば、発電機の発電状態がコンポーネントの制御に好適ではない場合、コンポーネントを制御しないようにできる。このため、人力駆動車用のコンポーネントを好適に制御できる。
【0008】
前記第3側面に従う第4側面の制御装置において、前記制御部は、前記制御条件が成立しているか否かを判断する第1状態と、前記制御条件が成立しているか否かを判断しない第2状態と、を有し、前記制御部は、前記発電機の発電状態に応じて、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える。
上記第4側面の制御装置によれば、発電機の発電状態に応じて第1状態と第2状態とを切り替えることによって、発電機の発電状態に対して好適な制御を行える。
【0009】
前記第3または第4側面に従う第5側面の制御装置において、前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つを検出する検出部をさらに備え、前記制御部は、前記検出部から予め定める信号が入力される場合、前記制御条件に応じて前記コンポーネントを制御可能に構成される。
上記第5側面の制御装置によれば、検出部から予め定める信号が入力される場合、コンポーネントを制御できる。
【0010】
前記第3または第4側面に従う第6側面の制御装置において、前記人力駆動車は、第1回転体と、第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体との間において駆動力を伝達する伝達部材と、をさらに備え、前記第1回転体および前記第2回転体の少なくとも1つは、複数の回転体を含み、前記発電機は、前記複数の回転体の回転に応じて発電し、前記コンポーネントは、前記複数の回転体のうちの1つの回転体から他の回転体に前記伝達部材を移動させる変速動作を実行する変速機を含み、前記制御部は、前記人力駆動車の走行状態および前記人力駆動車のライダの状態の少なくとも1つに基づいて規定される制御条件に応じて前記変速機の前記変速動作を制御可能に構成され、前記制御部は、前記発電機の発電状態に応じて、前記変速機の前記変速動作をするか否かを決める。
上記第6側面の制御装置によれば、発電機の発電状態に応じて変速機を制御できる。
(【0011】以降は省略されています)
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