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公開番号2024159037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074767
出願日2023-04-28
発明の名称人力駆動車用の制御装置
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 6/45 20100101AFI20241031BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ライダが人力駆動車を快適に駆動させることができる人力駆動車用の制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランクと、前記人力駆動力によって駆動される駆動輪と、前記クランクの回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比率を変更するように構成される変速装置と、前記クランクに入力される前記人力駆動力に対する前記クランクの抗力を調整するように構成される抗力調整部と、を含み、前記制御装置は、前記比率が変更される場合、前記人力駆動力が減少すると前記抗力を増加するように前記抗力調整部を制御するように構成される制御部を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、
人力駆動力が入力されるクランクと、
前記人力駆動力によって駆動される駆動輪と、
前記クランクの回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比率を変更するように構成される変速装置と、
前記クランクに入力される前記人力駆動力に対する前記クランクの抗力を調整するように構成される抗力調整部と、を含み、
前記制御装置は、前記比率が変更される場合、前記人力駆動力が減少すると前記抗力を増加するように前記抗力調整部を制御するように構成される制御部を備える、制御装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記比率が変更される場合、前記人力駆動力の変化量に応じて、前記抗力が増加するように前記抗力調整部を制御するように構成される、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記比率が変更される場合、前記人力駆動力の変化量が第1閾値以上になると前記抗力の増加を開始するように前記抗力調整部を制御するように構成される、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第1閾値は、2Nm以上、かつ、6Nm以下である、請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記抗力調整部が前記抗力を調整する場合、前記比率の変更を開始する前からの前記抗力の変化量が所定変化量以下になるように前記抗力調整部を制御するように構成される、請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記変速装置は、変速信号に応じて前記比率の変更を開始する電動変速装置を含み、
前記比率が変更される場合は、前記制御部が前記変速信号を受信した時を含む、請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記抗力調整部によって前記抗力が調整された後、前記クランクの回転速度に応じて、前記抗力の調整を停止するように前記抗力調整部を制御するように構成される、請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記抗力調整部によって前記抗力が調整された後、前記クランクの回転速度の変化量に応じて、前記抗力の調整を停止するように前記抗力調整部を制御するように構成される、請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記比率が変更される場合は、前記比率が増加される場合を含む、請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記抗力調整部によって前記抗力が調整された後、前記クランクの回転速度の減少量が第2閾値以上になると、前記抗力の調整を停止するように前記抗力調整部を制御するように構成される、請求項9に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、人力駆動車の一例を開示する。特許文献1の人力駆動車は、クランクの回転速度に対する駆動輪の回転速度の比率を変更する変速装置を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-043440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、ライダが人力駆動車を快適に駆動させることができる人力駆動車用の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、人力駆動力が入力されるクランクと、前記人力駆動力によって駆動される駆動輪と、前記クランクの回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比率を変更するように構成される変速装置と、前記クランクに入力される前記人力駆動力に対する前記クランクの抗力を調整するように構成される抗力調整部と、を含み、前記制御装置は、前記比率が変更される場合、前記人力駆動力が減少すると前記抗力を増加するように前記抗力調整部を制御するように構成される制御部を備える。
第1側面の制御装置によれば、比率が変更される場合に抗力が増加するため、人力駆動車のライダが、比率が変更される場合に抗力の減少を感じにくい。したがって、比率が変更される場合であっても、ライダは人力駆動車を快適に駆動させることができる。また、第1側面の制御装置によれば、比率が変更される場合に抗力が増加するため、比率が変更される場合にクランクの回転速度の急激な増加を抑制できる。比率が変更される場合にクランクの回転速度の急激な増加が抑制されることによって、変速装置による比率を変更する動作が好適に行われる。したがって、変速性能の低下が抑制されるため、制御装置は好適に比率を変更できる。
【0006】
本開示の第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記制御部は、前記比率が変更される場合、前記人力駆動力の変化量に応じて、前記抗力が増加するように前記抗力調整部を制御するように構成される。
第2側面の制御装置によれば、比率が変更される場合に、人力駆動力の変化量に応じて抗力が増加するため、ライダは人力駆動車をさらに快適に駆動させることができる。
【0007】
本開示の第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記制御部は、前記比率が変更される場合、前記人力駆動力の変化量が第1閾値以上になると前記抗力の増加を開始するように前記抗力調整部を制御するように構成される。
第3側面の制御装置によれば、比率が変更される場合、かつ、人力駆動力の変化量が第1閾値以上の場合に、抗力を増加できる。したがって、比率が変更される場合、かつ、人力駆動力の変化量が第1閾値よりも小さい場合は、制御部における処理の負荷を軽減できる。
【0008】
本開示の第3側面に従う第4側面の制御装置において、前記第1閾値は、2Nm以上、かつ、6Nm以下である。
第4側面の制御装置によれば、比率が変更される場合、かつ、人力駆動力の変化量が2Nm以上、かつ、6Nm以下の場合に、抗力を増加できるので、ライダは抗力の減少をさらに感じにくい。
【0009】
本開示の第1側面から第4側面のいずれか1つに従う第5側面の制御装置において、前記制御部は、前記抗力調整部が前記抗力を調整する場合、前記比率の変更を開始する前からの前記抗力の変化量が所定変化量以下になるように前記抗力調整部を制御するように構成される。
第5側面の制御装置によれば、比率が変更される場合に抗力の変化量が所定変化量以下に維持されるため、ライダは人力駆動車をさらに快適に駆動させることができる。
【0010】
本開示の第5側面に従う第6側面の制御装置において、前記変速装置は、変速信号に応じて前記比率の変更を開始する電動変速装置を含み、前記比率が変更される場合は、前記制御部が前記変速信号を受信した時を含む。
第6側面の制御装置によれば、変速信号を受信した時に、抗力を調整するように抗力調整部を制御できるため、電動変速装置を含む人力駆動車において、ライダは人力駆動車をさらに快適に駆動させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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