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公開番号2024157844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072452
出願日2023-04-26
発明の名称釣用ルアーの傘針固定構造及びルアー
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01K 85/00 20060101AFI20241031BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】低コストで接着手段を用いない固定手段を採用することができ、傘針自体の環境負荷を低減できる。
【解決手段】角部を有する多角形断面の軸部20と、軸部20の角数の2倍より多い複数の針31を周方向に配置し、複数の針31の内側に中空部30aが形成される傘針30と、を備え、軸部20は、中空部30aに挿入され、隣接する一対の針31の間に形成される溝部30bのうちの少なくとも一つが角部21cのうちの少なくとも一つに係止される構成の釣用ルアーの傘針固定構造を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
角部を有する多角形断面の軸部と、
前記軸部の角数の2倍より多い複数の針を周方向に配置し、前記複数の針の内側に中空部が形成される傘針と、を備え、
前記軸部は、前記中空部に挿入され、
隣接する一対の針の間に形成される溝部のうちの少なくとも一つが前記角部のうちの少なくとも一つに係止される釣用ルアーの傘針固定構造。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記軸部の先端部には、前記傘針の抜け出しを規制する規制部を有する、請求項1に記載の釣用ルアーの傘針固定構造。
【請求項3】
前記規制部は前記軸部に嵌合する嵌合部材である、請求項2に記載の釣用ルアーの傘針固定構造。
【請求項4】
前記規制部は、前記中空部より少なくとも一部が大径に変形した断面変形部を有する、請求項2に記載の釣用ルアーの傘針固定構造。
【請求項5】
前記傘針は、前記複数の針に外嵌する嵌合筒を備える、請求項1に記載の釣用ルアーの傘針固定構造。
【請求項6】
前記軸部は、正多角形断面である、請求項1に記載の釣用ルアーの傘針固定構造。
【請求項7】
前記軸部は四角形断面である、請求項1に記載の釣用ルアーの傘針固定構造。
【請求項8】
前記軸部は長方形断面である、請求項1に記載の釣用ルアーの傘針固定構造。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の釣用ルアーの傘針固定構造を有するルアーであって、
前記軸部の一部が挿入されるルアー本体を備えるルアー。
【請求項10】
前記ルアー本体は、前記軸部の前記ルアー本体側の端部と前記傘針とを離反する方向に付勢する付勢部を備える、請求項9に記載のルアー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣用ルアーの傘針固定構造及びルアーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エギやスッテと呼ばれるイカ釣り用の疑似餌にはカンナあるいは傘針と呼ばれる、複数の針が放射状に配置されたものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。これは、一般的な釣りのように餌を咥えた口に掛けるのではなく、イカがいずれの方向から疑似餌に抱き着いても、確実にイカの足に掛けるためと考えられる。このような傘針においては接着剤で複数の針を軸周りに固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4555067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では海洋生分解性の疑似餌が求められている。疑似餌の本体を海洋生分解性の材料で成形することは可能だが、接着強度が低いと傘針が軸に対して回転してしまい、抱き着こうとするイカに対して針先が逃げてしまう恐れがあるため、前述した接着剤を海洋生分解性のあるものに変更することは強度的な点で困難であった。
【0005】
ここで、上述した特許文献1には軸に多角形部を設け、個々の針はそれぞれの角部に回り止め固定されるように配置された傘針が開示されている。特許文献1の構成では、例えば多角形が四角ならその倍の8本しか針を配置できず、10本なら五角形、12本なら六角形の多角形部が軸に必要になる。このような多角形部を軸に加工するのはコストがかかる。また、回り止めはできても、軸方向の抜け止めには接着またはロウ付けや半田付けのような手段が必要となることから、接着等の固定手段でない構造が求められていた。
このように、従来の傘針として、低コスト、かつ傘針自体の環境負荷が小さくなるものが必要とされており、その点で改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、低コストで接着手段を用いない固定手段を採用することができ、傘針自体の環境負荷を低減できる釣用ルアーの傘針固定構造及びルアーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る釣用ルアーの傘針固定構造の態様1は、角部を有する多角形断面の軸部と、前記軸部の角数の2倍より多い複数の針を周方向に配置し、前記複数の針の内側に中空部が形成される傘針と、を備え、前記軸部は、前記中空部に挿入され、隣接する一対の針の間に形成される溝部のうちの少なくとも一つが前記角部のうちの少なくとも一つに係止されることを特徴としている。
【0008】
本発明に係る釣用ルアーの傘針固定構造の態様1によれば、複数の針のうち一部の針同士の間の溝部を軸部の角部に係止させることで、接着やまたはロウ付けや半田付けのような手段を用いることなく、傘針全体を軸部に対して回り止めさせることができる。また、本発明では、1箇所の角部に対して係止する1箇所の溝部があればよい。すなわち、少なくとも1箇所の溝部を形成する2本の針が設けられていればよく、軸部の断面の角数に関わらず、例えば角部の数の2倍より大きな数の針を配置することができる。
また、本態様1では、軸部を針の本数に合わせた多角形に加工する必要がないので、加工コストを低減できる。
さらに、本態様1では、傘針と軸部との固定に接着剤を使用しない構成となることから、傘針自体の環境負荷を小さくすることができる。
【0009】
(2)本発明の態様2は、態様1の釣用ルアーの傘針固定構造において、前記軸部の先端部には、前記傘針の抜け出しを規制する規制部を有することが好ましい。
【0010】
この場合には、接着剤を使用しない規制部を軸部の先端部に設けることで、傘針の抜け出しを規制することができる。この場合にも、接着剤を使用しないことから、傘針自体の環境負荷を小さくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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