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公開番号2025067020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176655
出願日2023-10-12
発明の名称太陽電池付き栽培用温室
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類A01G 9/14 20060101AFI20250417BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】温室内の異なる場所に照射される光量の差を簡便に調整できる太陽電池付き栽培用温室を提供すること。
【解決手段】ビニールハウス1は、透光性がありビニールハウス1の第1面に設けられる第1の太陽電池と、透光性がありビニールハウス1の第2面に設けられる第2の太陽電池と、ビニールハウス1内に設けられる照明装置5と、コントローラ3を有する。コントローラ3は、第1と第2の太陽電池の発電量に基づいて照明装置5を制御して、第1面と第2面を通過する太陽光の光量の差を補完する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
太陽電池付き栽培用温室であって、
透光性があり前記温室の第1面に設けられる第1の太陽電池と、
透光性があり前記温室の第2面に設けられる第2の太陽電池と、
前記温室内に設けられる照明装置と、
コントローラを有し、前記コントローラは、
前記第1と第2の太陽電池の発電量に基づいて前記照明装置を制御して、前記第1面と前記第2面を通過する太陽光の光量の差を補完する太陽電池付き栽培用温室。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載の太陽電池付き栽培用温室であって、
前記第1面から入った太陽光が当たる第1の場所と、前記第2面から入った太陽光が当たる第2の場所への前記光量を抑制する調光装置を有し、
前記コントローラは、前記第1と第2の太陽電池の発電量に基づいて、前記光量が規定の上限値を超えると判断した際に前記調光装置を動作させる太陽電池付き栽培用温室。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、太陽電池付き栽培用温室に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許第7204910号公報には、屋根及び外壁に太陽電池モジュールを取り付けたビニールハウスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7204910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ビニールハウスでは、ビニールハウス内の各作物への光量に差が生じても、その差を簡便に調整することができない。そこで、温室内の異なる場所に照射される光量の差を簡便に調整できる太陽電池付き栽培用温室を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの態様としての太陽電池付き栽培用温室は、透光性があり温室の第1面に設けられる第1の太陽電池と、透光性があり温室の第2面に設けられる第2の太陽電池と、温室内に設けられる照明装置と、コントローラを有する。コントローラは、第1と第2の太陽電池の発電量に基づいて照明装置を制御して、第1面と第2面を通過する太陽光の照射量の差を補完する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
ビニールハウスの斜視図である。
電気制御システムのブロック図である。
ビニールハウスの内部を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<ビニールハウス1>
以下、種々の実施形態について図1-3を用いて説明する。図1に示すように、ビニールハウス1は、アーチ状の骨格を成すフレーム1aと、フレーム1aに沿って被せられるビニール材1bを有する。ビニール材1bは半透明であり、太陽光を透過率良く透過させる。これにより、ビニールハウス1内の植物や野菜等の作物の光合成を良好に行わせることができる。
【0008】
図1に示すように、ビニールハウス1は、その外周面に複数の太陽電池2を有する。各太陽電池2は、シート状のペロブスカイト太陽電池により構成される。各太陽電池2は可撓性を有しており、アーチ状に撓んだビニール材1bに沿って湾曲するように取り付けられる。また、各太陽電池2は透光性を有しており、太陽光の一部を透過させてビニールハウス1内部に照射させることができる。これにより、各太陽電池2が太陽光発電を行うと共に、作物の光合成を効率よく行わせることができる。
【0009】
図2に示すように、ビニールハウス1は、各太陽電池2が発電した電力を充電するバッテリ4を有する。またビニールハウス1は、バッテリ4が充電した電力をコントローラ3からの制御信号に基づいて、ビニールハウス1内の照明装置5や調光装置6に使用する電気制御システム1cを有する。コントローラ3には、各太陽電池2の発電量やバッテリ4の充電量等の情報が入力される。コントローラ3は、それらの情報に基づいて照明装置5や調光装置6を動作させる。これにより、コントローラ3は作物が受ける光量を調整することができる。
【0010】
<太陽電池2>
図1に示すように、各太陽電池2は、ビニールハウス1の長手方向(図中矢印A方向)に沿って並ぶように4箇所設けられる。すなわち太陽電池2は、第1電池2a、第2電池2b、第3電池2c、第4電池2dを有する。図3に示すように、ビニールハウス1は、各太陽電池2を通ってビニールハウス1に入射した太陽光が当たる場所7ごとに栽培する作物を有する構成とされる。具体的には、第1電池2aに対応する第1場所7a、第2電池2bに対応する第2場所7b、第3電池2cに対応する第3場所7c、第4電池2dに対応する第4場所7dを有する。またビニールハウス1は、これら各場所7に対応する照明装置5、及び調光装置6をそれぞれ有する。
(【0011】以降は省略されています)

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