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公開番号2025095704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211935
出願日2023-12-15
発明の名称リリーフバルブ
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類F16K 17/04 20060101AFI20250619BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】リリーフバルブを小型化しつつ、ハウジングが被取付部材に水平状態に設置される場合における液溜まり現象の発生を抑制する。
【解決手段】リリーフバルブ15は、流体のリリーフ孔10aを有する被取付部材10に取り付けられる筒状のハウジング20と、ハウジング20の一端部に設けられた弁座24と、ハウジング20内に軸方向に移動可能に設けられ、通常は弁座24に着座しかつ流体の所定値を超える圧力により弁座24から離座する弁体30と、を備える。弁座24は、ハウジング20の一端側開口部において径方向内方に突出しかつ中空部を流体の導入口25とする円環状に形成される。ハウジング20の少なくとも一端部は、リリーフ孔10aに挿入される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体のリリーフ孔を有する被取付部材に取り付けられる筒状のハウジングと、
前記ハウジングの一端部に設けられた弁座と、
前記ハウジング内に軸方向に移動可能に設けられ、通常は前記弁座に着座しかつ前記流体の所定値を超える圧力により前記弁座から離座する弁体と、
を備える、リリーフバルブであって、
前記弁座は、前記ハウジングの一端側開口部において径方向内方に突出しかつ中空部を前記流体の導入口とする円環状に形成されており、
前記ハウジングの少なくとも一端部は、前記リリーフ孔に挿入される構成とした、リリーフバルブ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1に記載のリリーフバルブであって、
前記導入口の壁面は、入口側から出口側に向かって内径が漸減するテーパ面である、リリーフバルブ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のリリーフバルブであって、
前記弁体には、前記弁座に着座可能な円環状の当接部が形成されており、
前記当接部内には、前記弁体と前記弁座との間を弾性的にシールする円板状のシール部材が設けられており、
前記シール部材の自由状態で前記当接部から突出する張出部の外周面は、先端側から基部側に向かって外径が漸増するテーパ面である、リリーフバルブ。
【請求項4】
請求項3に記載のリリーフバルブであって、
前記弁座は、前記張出部に線接触状に食い込み可能な突起部を有する、リリーフバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術はリリーフバルブに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に記載されたリリーフバルブがある。そのリリーフバルブの円筒状のボディは、その先端部に弁座の導入口に連通しかつ軸方向に延在する筒状部を有する。ボディの先端側半部は、被取付部材のリリーフ孔にねじ付け付けられている。なお、ボディは本明細書でいう「ハウジング」に相当する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-12628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来例によると、ボディが筒状部を有するため、ボディの軸方向長さが長くなり、リリーフバルブの大型化を招いている。また、例えば、ボディが被取付部材に水平状態で設置される場合において、流体(気体、液体等)の一部が筒状部内に溜まる液溜まり現象が発生する場合がある。
【0005】
本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、リリーフバルブを小型化しつつ、ハウジングが被取付部材に水平状態に設置される場合における液溜まり現象の発生を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本明細書が開示する技術は次の手段をとる。
【0007】
第1の手段は、流体のリリーフ孔を有する被取付部材に取り付けられる筒状のハウジングと、前記ハウジングの一端部に設けられた弁座と、前記ハウジング内に軸方向に移動可能に設けられ、通常は前記弁座に着座しかつ前記流体の所定値を超える圧力により前記弁座から離座する弁体と、を備える、リリーフバルブであって、前記弁座は、前記ハウジングの一端側開口部において径方向内方に突出しかつ中空部を前記流体の導入口とする円環状に形成されており、前記ハウジングの少なくとも一端部は、前記リリーフ孔に挿入される構成とした、リリーフバルブである。
【0008】
第1の手段によると、ハウジングの弁座がハウジングの一端側開口部において径方向内方に突出しかつ中空部を流体の導入口とする円環状に形成されている。このため、従来例にかかるボディの筒状部を省略し、ハウジングの軸方向長さを短くすることで、リリーフバルブを小型化することができる。また、ハウジングの少なくとも一端部が被取付部材のリリーフ孔に挿入されることにより、被取付部材からのハウジングのはみ出し量を低減することができる。また、従来例にかかるボディの筒状部が省略されることで、ハウジングが被取付部材に水平状態に設置される場合における液溜まり現象の発生を抑制することができる。
【0009】
第2の手段は、第1の手段のリリーフバルブであって、前記導入口の壁面は、入口側から出口側に向かって内径が漸減するテーパ面である、リリーフバルブである。
【0010】
第2の手段によると、ハウジングが被取付部材に水平状態に設置される場合において、導入口に発生する液溜まり現象の発生を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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