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公開番号2025099245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215756
出願日2023-12-21
発明の名称吸熱体
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類C09K 5/02 20060101AFI20250626BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】発熱源の熱を効率よく吸熱することができる技術を提供する。
【解決手段】発熱源の熱を吸熱する吸熱体が、発熱源の表面に取り付けられる第1熱伝導部であって、第1熱伝導率及び第1潜熱を有する相転移材料からなる第1熱伝導部と、発熱源と反対側の第1熱伝導部の表面に取り付けられる第2熱伝導部であって、第1熱伝導率よりも低い第2熱伝導率及び第1潜熱よりも大きい第2潜熱を有する相転移材料からなる第2熱伝導部と、を備えていてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発熱源の熱を吸熱する吸熱体であって、
前記発熱源の表面に取り付けられる第1熱伝導部であって、第1熱伝導率及び第1潜熱を有する相転移材料からなる前記第1熱伝導部と、
前記発熱源と反対側の前記第1熱伝導部の表面に取り付けられる第2熱伝導部であって、前記第1熱伝導率よりも低い第2熱伝導率及び前記第1潜熱よりも大きい第2潜熱を有する相転移材料からなる前記第2熱伝導部と、を備える吸熱体。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の吸熱体であって、
前記第1熱伝導部と前記第2熱伝導部が並ぶ方向において、前記第1熱伝導部の厚さが前記第2熱伝導部の厚さよりも厚い、吸熱体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吸熱体であって、
前記第1熱伝導部と反対側の前記第2熱伝導部の表面に取り付けられる第3熱伝導部であって、前記第2熱伝導率よりも低い第3熱伝導率及び前記第2潜熱よりも大きい第3潜熱を有する相転移材料からなる前記第3熱伝導部を更に備える吸熱体。
【請求項4】
請求項1に記載の吸熱体であって、
前記第1熱伝導部と前記第2熱伝導部が並ぶ方向において、前記第2熱伝導部の厚さが前記第1熱伝導部の厚さよりも厚い、吸熱体。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の吸熱体であって、
前記発熱源が二次電池である、吸熱体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、吸熱体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、二酸化バナジウムと高熱伝導率物質の接合体からなり、放熱性と蓄熱性を広い範囲で調整可能とする熱伝導率を調整した固体蓄熱材料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/230357号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の固体蓄熱材料は、発熱源(例えば、電子機器)の熱を吸熱するために用いられることがある。しかしながら、特許文献1の固体蓄熱材料では、熱伝導率を調整しているが、固体蓄熱材料の熱伝導率と潜熱がトレードオフの関係にあるので、放熱性と蓄熱性を両立させることが難しい。そのため、特許文献1の固体蓄熱材料を単純に発熱源に適用するだけでは、発熱源の熱を効率よく吸熱することができない。本明細書は、発熱源の熱を効率よく吸熱することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、発熱源の熱を吸熱する吸熱体が、前記発熱源の表面に取り付けられる第1熱伝導部であって、第1熱伝導率及び第1潜熱を有する相転移材料からなる前記第1熱伝導部と、前記発熱源と反対側の前記第1熱伝導部の表面に取り付けられる第2熱伝導部であって、前記第1熱伝導率よりも低い第2熱伝導率及び前記第1潜熱よりも大きい第2潜熱を有する相転移材料からなる前記第2熱伝導部と、を備えていてもよい。
【0006】
この構成によると、熱伝導率が比較的高い第1熱伝導部により、発熱源の熱を素早く第2熱伝導部に伝導することができる。また、潜熱が比較的大きい第2熱伝導部により、発熱源の熱を多く吸熱することができる。これにより、発熱源の熱を効率よく吸熱することができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記第1熱伝導部と前記第2熱伝導部が並ぶ方向において、前記第1熱伝導部の厚さが前記第2熱伝導部の厚さよりも厚くてもよい。
【0008】
この構成によると、第1熱伝導部を比較的厚くすることにより、発熱源の熱を素早く吸熱することができ、発熱源の温度を低く維持することができる。
【0009】
第3の態様では、上記第1又は第2の態様において、前記第1熱伝導部と反対側の前記第2熱伝導部の表面に取り付けられる第3熱伝導部であって、前記第2熱伝導率よりも低い第3熱伝導率及び前記第2潜熱よりも大きい第3潜熱を有する相転移材料からなる前記第3熱伝導部を更に備えていてもよい。
【0010】
この構成によると、第1熱伝導部と第2熱伝導部と第3熱伝導部のそれぞれの厚さを調整することにより、吸熱体の吸熱具合を調整することができる。即ち、吸熱具合の自由度を高めることができる。吸熱体の吸熱具合を調整することにより、例えば、長時間にわたり発熱源の温度を低く維持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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