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公開番号
2025108102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001781
出願日
2024-01-10
発明の名称
集電体
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01M
4/66 20060101AFI20250715BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】集電体に塗工した電極が金属箔に接触することを抑制すると共に、電極を集電体から剥がれ難くするための技術を提供する。
【解決手段】集電体は、金属箔と、導電助剤を含む樹脂からなり、前記金属箔の表面上に配置される樹脂層と、を備えている。前記樹脂層は、前記金属箔の表面上に配置される第1層と、前記第1層上に配置される第2層と、を備えている。前記第1層中の前記導電助剤の体積分率は、前記第2層中の前記導電助剤の体積分率より大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属箔と、
導電助剤を含む樹脂からなり、前記金属箔の表面上に配置される樹脂層と、を備えており、
前記樹脂層は、前記金属箔の表面上に配置される第1層と、前記第1層上に配置される第2層と、を備えており、
前記第1層中の前記導電助剤の体積分率は、前記第2層中の前記導電助剤の体積分率より大きい、集電体。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の集電体であって、
前記導電助剤は、第1の外径を有する第1導電助剤と、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2導電助剤と、を備えており、
前記第1導電助剤は、前記第1層及び前記第2層に含まれ、
前記第2導電助剤は、前記第1層に含まれ、前記第2層には含まれない、集電体。
【請求項3】
請求項1に記載の集電体であって、
前記導電助剤は、前記第1層に含まれる第1導電助剤と、前記第2層に含まれる第2導電助剤と、を備えており、
前記第1導電助剤の密度は、前記第2導電助剤の密度より高い、集電体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、集電体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
二次電池に用いられる集電体は、性能を向上させるために種々の改良がされている。例えば、特許文献1の集電体は、金属箔と、金属箔の表面に配置された樹脂層と、を備えている。金属箔の表面に樹脂層を配置することによって、集電体に電極を塗工したときに、電極が樹脂層上に配置される。また、電極は、集電体に塗工されるときに加圧され、樹脂層内に入り込む。電極が樹脂層内に入り込むことによって、電極と樹脂層との間にアンカー効果が生じ、電極が集電体から剥がれ難くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-26192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の集電体では、電極が集電体に塗工されるときに加圧されることによって、電極が樹脂層内に入り込み、電極と樹脂層との間にアンカー効果が生じる。しかしながら、電極が集電体に加圧される際に、電極が金属箔まで達することがある。電極が金属箔に接触すると、金属箔が破損することがあり、金属箔が破損して貫通すると、電極が反対面に配置された電極に接触して短絡する虞がある。また、電極が金属箔に接触することを回避するために樹脂層の剛性を高くすると、電極が樹脂層に入り込み難くなり、電極が集電体から剥がれ易くなる。
【0005】
本明細書は、集電体に塗工した電極が金属箔に接触することを抑制すると共に、電極を集電体から剥がれ難くするための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、集電体は、金属箔と、導電助剤を含む樹脂からなり、前記金属箔の表面上に配置される樹脂層と、を備えている。前記樹脂層は、前記金属箔の表面上に配置される第1層と、前記第1層上に配置される第2層と、を備えている。前記第1層中の前記導電助剤の体積分率は、前記第2層中の前記導電助剤の体積分率より大きい。
【0007】
この構成によれば、金属箔側の第1層中の導電助剤の体積分率が大きいことによって、集電体に電極を塗工したときに、集電体に塗工した電極が第1層に入り込み難くなり、電極が金属箔に接触することを抑制できる。また、金属箔から離れた位置に配置される第2層中の導電助剤の体積分率が小さいので、集電体に塗工した電極が第2層に入り込み易くなり、電極が集電体から剥がれることを抑制できる。このため、集電体に塗工した電極を金属箔に接触し難くすることと、電極が集電体から剥がれ難くすることを同時に実現することができる。
【0008】
第2の態様では、上記の第1の態様において、前記導電助剤は、第1の外径を有する第1導電助剤と、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2導電助剤と、を備えていてもよい。前記第1導電助剤は、前記第1層及び前記第2層に含まれていてもよい。前記第2導電助剤は、前記第1層に含まれ、前記第2層には含まれていなくてもよい。
【0009】
この構成によれば、第1導電助剤より外径の小さい第2導電助剤が、第1層のみに含まれることによって、第1層では、第1導電助剤と第2導電助剤が混在し、第1層中の導電助剤(第1導電助剤と第2導電助剤の合計)の体積分率が大きくなる。このため、第1層中の導電助剤の体積分率を、第2層中の導電助剤の体積分率よりさらに大きくすることができる。
【0010】
第3の態様では、上記の第1の態様において、前記導電助剤は、前記第1層に含まれる第1導電助剤と、前記第2層に含まれる第2導電助剤と、を備えていてもよい。前記第1導電助剤の密度は、前記第2導電助剤の密度より高くてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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