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公開番号
2025132682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030407
出願日
2024-02-29
発明の名称
コネクタ
出願人
日本航空電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
12/59 20110101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物の導体に電気的に接続することができるコネクタを提供する。
【解決手段】インナーコンタクト18は、プラグコンタクト13の凹部13C内に保持され且つ凹部の内面に接触してプラグコンタクトに電気的に接続される保持部18Bと、保持部に連結されてプラグコンタクト13のフランジ13Bの裏面に対向し且つ嵌合軸Cに沿った方向に弾性変形可能な片持ち梁形状の弾性部18Cを有し、ボトムインシュレータ17の突起17Cが凹部13C内に圧入されることにより、プラグコンタクト13はボトムインシュレータ17に固定され、シート状導電部材15の一部が、プラグコンタクトのフランジの裏面とインナーコンタクトの弾性部の間に挟まれ、フランジの裏面がシート状導電部材15の表面に接触し、弾性部がシート状導電部材15の裏面に接触する。
【選択図】図21
特許請求の範囲
【請求項1】
嵌合軸に沿って延び且つ内側に凹部が形成された筒状部と、前記筒状部の端部から前記嵌合軸に直交する方向に延びるフランジを有する導電性のプラグコンタクトと、
前記嵌合軸に直交する方向に延びる支持面と、前記支持面から前記嵌合軸に沿って突出し且つ前記凹部内に圧入される突起を有するボトムインシュレータと、
前記支持面上に配置され且つ一部が前記凹部内に挿入される導電性のインナーコンタクトと
を備え、
前記インナーコンタクトは、前記凹部内に保持され且つ前記凹部の内面に接触して前記プラグコンタクトに電気的に接続される保持部と、前記保持部に連結されて前記フランジの裏面に対向し且つ前記嵌合軸に沿った方向に弾性変形可能な片持ち梁形状の弾性部を有し、
前記突起が前記凹部内に圧入されることにより、前記プラグコンタクトは前記ボトムインシュレータに固定され、
少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、前記嵌合軸に沿った方向において前記プラグコンタクトの前記フランジの裏面と前記インナーコンタクトの前記弾性部との間に挟まれ、前記フランジの裏面が前記接続対象物の表面に接触し、前記弾性部が前記接続対象物の裏面に接触することにより、前記導体が前記接続対象物の表面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが直接前記導体に電気的に接続され、前記導体が前記接続対象物の裏面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが前記インナーコンタクトを介して前記導体に電気的に接続されるコネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記インナーコンタクトは、屈曲された金属板からなり、
前記嵌合軸に直交する方向に延びて前記支持面上に配置される平板状の基部と、
前記基部に連結され且つ前記嵌合軸を含む平面に沿って前記突起を囲むようにU形状に切り抜かれた平板状の前記保持部と、
前記基部に連結され且つ前記嵌合軸を挟んで互いに対向する位置に配置された一対の前記弾性部を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記保持部は、前記嵌合軸に直交する方向に互いに離間してそれぞれ前記凹部の内面に接触する一対の第1接点部を有し、
前記一対の前記弾性部は、それぞれ前記弾性部の先端に配置された一対の第2接点部を有する請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記保持部は、前記嵌合軸を挟んで互いに対向し且つそれぞれ前記嵌合軸に向かう方向に突出する一対の押し付け部を有し、
前記突起が前記一対の押し付け部の間に圧入されることにより、前記インナーコンタクトは前記ボトムインシュレータに保持される請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記突起は、前記一対の押し付け部が挿入される一対の挿入溝を有する請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記突起は、それぞれ前記突起の周に沿った側面から前記嵌合軸を中心とする放射方向に突出し且つ前記嵌合軸に沿って延びる複数の圧入部を有し、
前記複数の圧入部が前記凹部内に圧入される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記ボトムインシュレータは、前記嵌合軸に直交する方向に延び且つ前記接続対象物が配置される配置面を有し、
前記支持面は、前記配置面に形成された凹状部の底面からなる請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記プラグコンタクトの前記筒状部が貫通し且つ前記フランジよりも小さいコンタクト用貫通孔が形成されたトップインシュレータを備え、
前記コンタクト用貫通孔に前記プラグコンタクトの前記筒状部を貫通させると共に前記プラグコンタクトの前記フランジと前記接続対象物と前記インナーコンタクトの前記弾性部を前記トップインシュレータと前記ボトムインシュレータとの間に挟むように前記トップインシュレータが前記ボトムインシュレータに固定される請求項1~6のいずれか一項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物に接続されるコネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、着用するだけで心拍数、体温等のユーザの生体情報を取得することができる、いわゆるスマート衣料が注目を浴びている。このスマート衣料は、計測箇所に配置された電極を備え、電極に計測機器としてのウエアラブルデバイスを電気的に接続することで、生体情報をウエアラブルデバイスに伝送することが可能となる。
電極とウエアラブルデバイスとの接続は、例えば、電極から引き出された導体に接続されるコネクタを用いることにより行うことができる。
【0003】
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1に、図26に示されるようなコネクタが開示されている。コネクタは、フレキシブル基板1を間に挟んでフレキシブル基板1の両側に配置されたハウジング2およびベース部材3を有し、コンタクト4の筒状部4Aがハウジング2のコンタクト用貫通孔2Aに通され、コンタクト4のフランジ4Bがハウジング2とフレキシブル基板1の表面に露出する導体1Aとの間に挟まれる。
【0004】
この状態で、ベース部材3をハウジング2に向けて押し込むことで、図27に示されるように、ベース部材3の突起3Aが、フレキシブル基板1を間に挟んでコンタクト4の突起収容部4Cに挿入され、突起収容部4Cの内面が導体1Aに所定の接触力で接触し、これによりコンタクト4が導体1Aに電気的に接続される。
また、図26に示されるように、ベース部材3に突出形成されたハウジング固定用ポスト3Bをハウジング2のポスト収容部2Bに圧入することで、ハウジング2とベース部材3が、互いに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-129244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されたコネクタにウエアラブルデバイスを嵌合することにより、導体からなる電極にウエアラブルデバイスを接続することができる。
しかしながら、導体1Aがフレキシブル基板1の裏面上にのみ露出している場合には、特許文献1のコネクタでは、導体1Aをコンタクト4に電気的に接続することができないという問題がある。
【0007】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物の導体に電気的に接続することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るコネクタは、
嵌合軸に沿って延び且つ内側に凹部が形成された筒状部と、筒状部の端部から嵌合軸に直交する方向に延びるフランジを有する導電性のプラグコンタクトと、
嵌合軸に直交する方向に延びる支持面と、支持面から嵌合軸に沿って突出し且つ凹部内に圧入される突起を有するボトムインシュレータと、
支持面上に配置され且つ一部が凹部内に挿入される導電性のインナーコンタクトと
を備え、
インナーコンタクトは、凹部内に保持され且つ凹部の内面に接触してプラグコンタクトに電気的に接続される保持部と、保持部に連結されてフランジの裏面に対向し且つ嵌合軸に沿った方向に弾性変形可能な片持ち梁形状の弾性部を有し、
突起が凹部内に圧入されることにより、プラグコンタクトはボトムインシュレータに固定され、
少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、嵌合軸に沿った方向においてプラグコンタクトのフランジの裏面とインナーコンタクトの弾性部との間に挟まれ、フランジの裏面が接続対象物の表面に接触し、弾性部が接続対象物の裏面に接触することにより、導体が接続対象物の表面に露出する場合は、プラグコンタクトが直接導体に電気的に接続され、導体が接続対象物の裏面に露出する場合は、プラグコンタクトがインナーコンタクトを介して導体に電気的に接続されるものである。
【0009】
インナーコンタクトは、屈曲された金属板からなり、
嵌合軸に直交する方向に延びて支持面上に配置される平板状の基部と、
基部に連結され且つ嵌合軸を含む平面に沿って突起を囲むようにU形状に切り抜かれた平板状の保持部と、
基部に連結され且つ嵌合軸を挟んで互いに対向する位置に配置された一対の弾性部を有するように構成することができる。
【0010】
保持部は、嵌合軸に直交する方向に互いに離間してそれぞれ凹部の内面に接触する一対の第1接点部を有し、
一対の弾性部は、それぞれ弾性部の先端に配置された一対の第2接点部を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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