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公開番号2025112162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006301
出願日2024-01-18
発明の名称吸着式ヒートポンプ
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F25B 17/08 20060101AFI20250724BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】熱交換効率を向上させた吸着式ヒートポンプを提供する。
【解決手段】吸着式ヒートポンプ5は、蒸発器30と、蒸発器30で蒸発した第1吸着質81を吸着する第1吸着材43を備える第1吸着器10と、第1吸着器10から脱着された第1吸着質81を凝縮する凝縮器60と、凝縮器60に設けられ、第1吸着質81とは異なる第2吸着質82を吸着する第2吸着材73を備える第2吸着器70と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
蒸発器と、
前記蒸発器で蒸発した第１吸着質を吸着する第１吸着材を備える第１吸着器と、
前記第１吸着器から脱着された前記第１吸着質を凝縮する凝縮器と、
前記凝縮器に設けられ、前記第１吸着質とは異なる第２吸着質を吸着する第２吸着材を備える第２吸着器と、
を備える吸着式ヒートポンプ。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記第２吸着材は、前記第１吸着質を吸着しない
請求項１に記載の吸着式ヒートポンプ。
【請求項３】
前記凝縮器と前記第２吸着器とを区画し、前記第２吸着質を通過させ、前記第１吸着質を通過させない隔膜を備えている
請求項１に記載の吸着式ヒートポンプ。
【請求項４】
前記第１吸着材は、第２吸着質を吸着しない
請求項１に記載の吸着式ヒートポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、吸着式ヒートポンプに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、蒸発器に対して複数の吸着器が直列に接続された吸着式多段ヒートポンプにおいて、蒸発器に接続して設けられる第１段目の吸着器は、筒状に形成されて、内部に熱媒体が流れる伝熱管と、吸着質を吸着および脱着する吸着材を含んで線状に形成された線状部材が一定方向に配列されている層が、伝熱管の外壁上に複数積層されており、積層方向に隣接する層の間では、線状部材が配列される角度が異なって、互いに交差している吸着材層と、を備える技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－７８５０８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、吸着式ヒートポンプでは、熱交換効率を向上させることが好ましい。
【０００５】
本発明は、熱交換効率を向上させた吸着式ヒートポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に係る吸着式ヒートポンプは、蒸発器と、前記蒸発器で蒸発した第１吸着質を吸着する第１吸着材を備える第１吸着器と、前記第１吸着器から脱着された前記第１吸着質を凝縮する凝縮器と、前記凝縮器に設けられ、前記第１吸着質とは異なる第２吸着質を吸着する第２吸着材を備える第２吸着器と、を備える。
【０００７】
請求項１に係る吸着式ヒートポンプでは、凝縮器に設けられ、第１吸着質とは異なる第２吸着質を吸着する第２吸着材を備える第２吸着器を備えることで、第２吸着器において、第２吸着材が、第２吸着質を吸着する。そのため、第１吸着器から凝縮器に第１吸着質及び第２吸着質を引っ張る負圧が発生する。その結果、第１吸着質及び第２吸着質の移動が促進され、電気式ヒートポンプ等で追加のエネルギーを与えることなく、熱交換効率を向上させることができる。
【０００８】
請求項２に係る吸着式ヒートポンプは、請求項１に記載の吸着式ヒートポンプにおいて、前記第２吸着材は、前記第１吸着質を吸着しない。
【０００９】
請求項２に係る吸着式ヒートポンプでは、第２吸着材は、第１吸着質を吸着しないことで、第１吸着器で脱着されて熱を持った第１吸着質が、第２吸着材に吸着されない。そのため、第２吸着器の温度上昇が抑制され、熱交換効率を向上させることができる。
【００１０】
請求項３に係る吸着式ヒートポンプは、請求項１又は請求項２に記載の吸着式ヒートポンプにおいて、前記凝縮器と前記第２吸着器とを区画し、前記第２吸着質を通過させ、前記第１吸着質を通過させない隔膜を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

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