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公開番号2025107952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024058771
出願日2024-04-01
発明の名称消火システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類A62C 3/07 20060101AFI20250714BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】バッテリーの火災を消火することができると共に、バッテリーで火災が発生していないときにはバッテリーに向けて消火液が吐出されることを防ぐことができる技術を提供する。
【解決手段】消火システムは、バッテリーを収容するケースであって、バッテリーの周囲に設けられている液体通路と、液体通路内に消火液を導入する導入口と、液体通路内の消火液をバッテリーに向けて吐出する吐出口と、を有するケースと、吐出口を封止する封止材であって、所定の溶融温度以上の温度で溶融することにより吐出口を開放する封止材と、を備えていてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリーの火災を消火する消火システムであって、
前記バッテリーを収容するケースであって、前記バッテリーの周囲に設けられている液体通路と、前記液体通路内に消火液を導入する導入口と、前記液体通路内の消火液を前記バッテリーに向けて吐出する吐出口と、を有する前記ケースと、
前記吐出口を封止する封止材であって、所定の溶融温度以上の温度で溶融することにより前記吐出口を開放する前記封止材と、を備える消火システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の消火システムであって、
前記導入口を介して前記液体通路に接続されている導入通路と、
前記導入通路と前記導入口を介して前記液体通路内に消火液を導入する外部装置と、を更に備える、消火システム。
【請求項3】
請求項2に記載の消火システムであって、
前記導入通路を開閉するバルブを更に備える、消火システム。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の消火システムであって、
前記外部装置は、前記バッテリーを充電する充電装置を備える、消火システム。
【請求項5】
請求項4に記載の消火システムであって、
前記バッテリーの温度を検出する温度センサを更に備え、
前記外部装置は、前記充電装置が前記バッテリーを充電する際に前記液体通路内に消火液を導入し、
前記充電装置は、前記バッテリーを充電する際に、普通充電モードと、前記普通充電モードよりも急速で前記バッテリーを充電する急速充電モードとで前記バッテリーを充電可能であり、前記温度センサの検出温度が所定の閾値温度範囲内である場合は、前記急速充電モードで前記バッテリーを充電し、前記温度センサの検出温度が前記所定の閾値温度範囲外である場合は、前記普通充電モードで前記バッテリーを充電する、消火システム。
【請求項6】
請求項5に記載の消火システムであって、
前記充電装置が前記普通充電モードで前記バッテリーを充電する場合は、前記外部装置が前記液体通路内に第1の流量で消火液を導入し、前記充電装置が前記急速充電モードで前記バッテリーを充電する場合は、前記外部装置が前記液体通路内に前記第1の流量よりも多い第2の流量で消火液を導入する、消火システム。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の消火システムであって、
熱機器を更に備え、
前記熱機器は、前記液体通路から導出される消火液を回収する回収ホースと、前記回収ホースにより回収される消火液と前記熱機器の熱媒との熱交換を行う熱交換器と、前記回収ホースを通じて前記熱交換器に消火液を圧送するポンプと、を備える、消火システム。
【請求項8】
請求項4に記載の消火システムであって、
前記充電装置は、再生可能エネルギーを利用して前記バッテリーを充電する、消火システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、消火システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には電気車両の消火装置が開示されている。特許文献1の消火装置は、電気車両内に装着されたバッテリーパックの蓋に設けられる水路管と、電気車両内でバッテリーパックの外部に設けられ、一端が水路管と連結され、他端が電気車両の車体で消防ホースと連結される消化水配管と、を含んでいる。また、特許文献1の消火装置は、水路管に流入されて移動する消化水を蓋の下部に設けられるバッテリーモジュール側に吐出するように設けられる吐出口を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-192000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の消火装置では、吐出口が予め開放されているので、バッテリーで火災が発生していないときにも消化水が吐出口からバッテリーモジュール側に吐出されてしまうことが考えられる。そのため、意図しないときに消火水がバッテリーモジュールに向けて吐出され、バッテリーが消火水で濡れてしまうことが考えられる。
【0005】
本明細書は、バッテリーの火災を消火することができると共に、バッテリーで火災が発生していないときにはバッテリーに向けて消火液が吐出されることを防ぐことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様は、バッテリーの火災を消火する消火システムに関する。消火システムは、前記バッテリーを収容するケースであって、前記バッテリーの周囲に設けられている液体通路と、前記液体通路内に消火液を導入する導入口と、前記液体通路内の消火液を前記バッテリーに向けて吐出する吐出口と、を有する前記ケースと、前記吐出口を封止する封止材であって、所定の溶融温度以上の温度で溶融することにより前記吐出口を開放する前記封止材と、を備えていてもよい。
【0007】
バッテリーでは、例えば充電時に過剰に発熱して火災が発生することがある。上記の構成によると、バッテリーで火災が発生したときに封止材が高温になり溶融することにより、吐出口が開放され、液体通路内の消火液が吐出口からバッテリーに向けて吐出される。これにより、バッテリーの火災を消火することができる。一方、バッテリーで火災が発生していないときは、吐出口が封止材により封止されているので、液体通路内の消火液がバッテリーに向けて吐出されることを防ぐことができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、消火システムは、前記導入口を介して前記液体通路に接続されている導入通路と、前記導入通路と前記導入口を介して前記液体通路内に消火液を導入する外部装置と、を更に備えていてもよい。
【0009】
この構成によると、バッテリーで火災が発生したときには、外部装置から液体通路内に消火液を追加で導入することができる。これにより、火災に対する消火能力を向上させることができる。
【0010】
第3の態様では、上記第2の態様において、消火システムは、前記導入通路を開閉するバルブを更に備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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