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公開番号2025167739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072611
出願日2024-04-26
発明の名称食品容器
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B65D 85/50 20060101AFI20251030BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】食品の風味の変化を補うことができる食品容器を得る。
【解決手段】食品容器10は、食品を収容する収容部12と、当該収容部12を開閉可能とする蓋板部14と、収容部12及び蓋板部14の内側面14Aの少なくとも一部に設けられ、所定の匂い成分を吸着し、所定の閾値温度以上に温められることを条件に、所定の匂い成分を脱離する吸着剤20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
食品を収容する収容部と、
前記収容部を開閉可能とする蓋板部と、
所定の匂い成分を吸着した状態で、前記収容部及び前記蓋板部の内側面の少なくとも一部に配置され、所定の閾値温度以上に温められることを条件に、前記所定の匂い成分を脱離する吸着剤と、
を備える食品容器。
続きを表示（約 130 文字）【請求項２】
前記所定の匂い成分は、前記収容部に収容される食品の風味を模擬した匂い成分とされている、
請求項１に記載の食品容器。
【請求項３】
前記吸着剤は、多孔性配位高分子を含む、
請求項１又は請求項２に記載の食品容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、食品容器に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、食品を収容する収容部と、収容部を開閉可能とする蓋板部と、を備える弁当箱が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平８－８０２１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、食品容器に収容した食品は、調理後に収容してから時間が経過すると、風味が変化するという課題がある。
【０００５】
本発明は上記事実を考慮し、食品の風味の変化を補うことができる食品容器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に記載の食品容器は、食品を収容する収容部と、前記収容部を開閉可能とする蓋板部と、所定の匂い成分を吸着した状態で、前記収容部及び前記蓋板部の内側面の少なくとも一部に配置され、所定の閾値温度以上に温められることを条件に、前記所定の匂い成分を脱離する吸着剤と、を備える。
【０００７】
請求項１に記載の食品容器では、収容部及び前記蓋板部の内側面の少なくとも一部に吸着剤が設けられている。この吸着剤は、所定の匂い成分を吸着した状態で配置され、所定の閾値温度以上に温められることを条件に、所定の匂い成分を脱離する。これにより、例えば、食品容器に収容した食品を食べる際に、食品とともに食品容器を所定の閾値温度以上に温めることで、吸着剤が食品容器内に匂い成分を脱離する。その結果、食品の風味の変化を匂い成分によって補うことができる。
【０００８】
請求項２に記載の食品容器は、請求項１に記載の構成において、前記所定の匂い成分は、前記収容部に収容される食品の風味を模擬した匂い成分とされている。
【０００９】
請求項２に記載の食品容器では、食品とともに食品容器を所定の閾値温度以上に温めることで、食品の風味を模擬した匂い成分が吸着剤から脱離する。これにより、時間の経過とともに風味が落ちた食品も、美味しく食べることができる。
【００１０】
請求項３に記載の食品容器は、請求項１又は請求項２に記載の構成において、前記吸着剤は、多孔性配位高分子を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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