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公開番号
2025164973
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2024068768
出願日
2024-04-22
発明の名称
ハイブリッド車両の制御装置
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
B60W
20/50 20160101AFI20251027BHJP(車両一般)
要約
【課題】ハイブリッド車両の排気触媒を、燃料噴射の増量制御することなく冷却すること。
【解決手段】ハイブリッド車両1は、エンジン11とモータ13を駆動源として備える。エンジン11は、燃料インジェクタ44、吸気通路41、排気通路42及び排気触媒43を含む。エンジン11とモータ13は、クラッチ機構12cを介して駆動連結可能である。電子制御装置(ECU)30は、エンジン11の運転状態に応じて算出される触媒模擬温度TCSが第1基準温度以上の場合に、クラッチ機構12cによりエンジン11とモータ13とを駆動連結すると共にモータ13を駆動させることでモータリングを実行する。また、ECU30は、算出される触媒模擬温度TCSが第2基準温度以下の場合に、モータリングを停止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンとモータとを動力源として備えたハイブリッド車両の制御装置であって、
前記エンジンは、前記エンジンへ燃料を供給するための燃料供給手段と、前記エンジンへ吸気を導入するための吸気通路と、前記エンジンから燃焼後の排気を導出するための排気通路と、前記排気を浄化するために前記排気通路に設けられる排気触媒とを含み、
前記エンジンと前記モータは、クラッチ機構を介して駆動連結可能に構成され、
前記排気触媒の模擬温度を算出するための模擬温度算出手段を備え、
前記エンジンのモータリングを実行するために前記モータと前記クラッチ機構を制御するモータリング制御手段を備え、
前記モータリング制御手段は、算出される前記模擬温度が第1の基準温度以上の場合に、前記クラッチ機構により前記エンジンと前記モータとを駆動連結すると共に前記モータを駆動させることで前記モータリングを実行する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
運転者の前記ハイブリッド車両に対する加速要求値を検出するための加速要求値検出手段を更に備え、
前記モータリング制御手段は、前記模擬温度が第1の基準温度以上の場合であって、更に、検出される前記加速要求値が所定の基準値より小さい場合に、前記燃料供給手段による前記燃料の供給を遮断し、前記モータリングを実行する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
前記モータリング制御手段は、算出される前記模擬温度が第2の基準温度以下の場合であって、検出される前記加速要求値が所定の基準値以上である場合に、前記モータリングを停止する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書に開示される技術は、エンジンとモータとを動力源として備えたハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載の技術「エンジンの燃料噴射制御装置」が知られている。この技術は、排気系構成部品の一つである排気触媒の過熱による損傷を防止するために、排気温度が第1閾値より高い第2閾値を超える場合は、エンジンへの燃料噴射量を増量させて排気触媒の冷却を行い、排気温度が第1閾値より低い場合は、燃料噴射量の増量による排気触媒の冷却を禁止するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-65111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、将来の排気ガス規制において、燃料噴射量の増量制御が禁止されると、排気触媒を冷却するために特許文献1に記載の技術を採用することができない。ここで、排気触媒を採用したハイブリッド車両でも、同様の課題があることから、排気触媒を冷却するための代替手段の提供が望まれる。
【0005】
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ハイブリッド車両の排気触媒を、燃料噴射量の増量制御を行うことなく、冷却することを可能としたハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、エンジンとモータとを動力源として備えたハイブリッド車両の制御装置であって、エンジンは、エンジンへ燃料を供給するための燃料供給手段と、エンジンへ吸気を導入するための吸気通路と、エンジンから燃焼後の排気を導出するための排気通路と、排気を浄化するために排気通路に設けられる排気触媒とを含み、エンジンとモータは、クラッチ機構を介して駆動連結可能に構成され、排気触媒の模擬温度を算出するための模擬温度算出手段を備え、エンジンのモータリングを実行するためにモータとクラッチ機構を制御するモータリング制御手段を備え、モータリング制御手段は、算出される模擬温度が第1の基準温度以上の場合に、クラッチ機構によりエンジンとモータとを駆動連結すると共にモータを駆動させることでモータリングを実行することを趣旨とする。
【0007】
上記技術の構成によれば、排気触媒の模擬温度が、第1の基準温度以上となる程度に高温となった場合、モータリングが実行される。これにより、エンジンとモータとがクラッチ機構により駆動連結され、エンジンがモータにより回転駆動される。従って、エンジンが回転駆動することで、吸気通路に吸気(新気)が流れ、その新気がエンジンを介して排気通路の排気触媒へ送られ、排気触媒から熱が奪われる。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の技術において、運転者のハイブリッド車両に対する加速要求値を検出するための加速要求値検出手段を更に備え、モータリング制御手段は、模擬温度が第1の基準温度以上の場合であって、更に、検出される加速要求値が所定の基準値より小さい場合に、燃料供給手段による燃料の供給を遮断し、モータリングを実行することを趣旨とする。
【0009】
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、模擬温度が第1の基準温度以上となる場合であって、更に、加速要求値が所定の基準値より小さい場合に、エンジンへ燃料を供給することなく、モータリングが実行される。従って、モータリングの際に、エンジンで燃料が燃焼することがなく、排気触媒へ燃焼後の排気が送られない。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項2に記載の技術において、モータリング制御手段は、算出される模擬温度が第2の基準温度以下の場合であって、検出される加速要求値が所定の基準値以上である場合に、モータリングを停止することを趣旨とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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