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公開番号2025160612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063250
出願日2024-04-10
発明の名称樹脂部材
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B29B 17/02 20060101AFI20251016BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】金属部分を簡便に除去できる樹脂部材を提供すること。
【解決手段】セットプレート10(樹脂部材)は、面状に延びるプレート部11と、プレート部11の一部でありコネクタピン13が一体的に接合されたインサート部14と、インサート部14をプレート部11からねじり取るためのトルクを掛けられるようにインサート部14を挟んで設けられる第1の引っ掛かり部(凸部16)及び第2の引っ掛かり部(凸部16)を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂部材であって、
面状に延びるプレート部と、
該プレート部の一部であり金属部材が一体的に接合されたインサート部と、
該インサート部を前記プレート部からねじり取るためのトルクを掛けられるように前記インサート部を挟んで設けられる第1の引っ掛かり部及び第2の引っ掛かり部を有する樹脂部材。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載の樹脂部材であって、
前記インサート部までの距離が前記引っ掛かり部と前記インサート部間の距離と等しくなる又は長くなるように前記プレート部に形成される凹状の脆弱部を有する樹脂部材。
【請求項3】
請求項2に記載の樹脂部材であって、
前記脆弱部は前記引っ掛かり部と前記プレート部の面内方向における配置が重なるように形成される樹脂部材。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の樹脂部材であって、
前記インサート部までの距離が前記脆弱部と前記インサート部間の距離よりも短くなるように前記プレート部から突出する突出部を有する樹脂部材。
【請求項5】
請求項2又は3に記載の樹脂部材であって、
前記脆弱部が前記インサート部の周囲全周に亘って前記プレート部の表面又は裏面に沿って延びる溝部を有する樹脂部材。
【請求項6】
請求項2又は3に記載の樹脂部材であって、
前記引っ掛かり部が凹状の前記脆弱部の内面に形成される樹脂部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂部材に関する。詳しくは、インサート成形や接着等により金属部材が接合された樹脂部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インサート成形や接着等により金属部材が接合された樹脂部材は数多く存在する。例えば、特開2018-112172号公報には、自動車等の車両に設けられる燃料タンクが開示されている。この燃料タンクは、その上部の開口部が樹脂製のセットプレートにより閉じられる。セットプレートは、燃料タンク内に配置される燃料ポンプと電気的に接続される金属端子を備えたコネクタ部を有する。金属端子は、インサート成形によりコネクタ部に一体的に接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-112172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような金属が一体的に接合された樹脂部材は、リサイクルの際に金属部分を除去する必要がある。そのため従来、樹脂部材全体を細かく破砕したのちに、磁力や人の目と手を用いて金属を選別し除去する方法がとられてきた。しかし、細かく破砕された部材の中から金属や金属を含む樹脂片を選別し確実に取り出すことは難しく手間も大きい。そのため、効率の悪さが問題視されていた。そこで、金属部分を簡便に除去できる樹脂部材を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの態様としての樹脂部材は、面状に延びるプレート部と、プレート部の一部であり金属部材が一体的に接合されたインサート部と、インサート部をプレート部からねじり取るためのトルクを掛けられるようにインサート部を挟んで設けられる第1の引っ掛かり部及び第2の引っ掛かり部を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係るセットプレートを搭載した燃料供給装置の模式図である。
セットプレートの平面図である。
図2のセットプレートのIII-III線断面図である。
第2実施形態に係るセットプレートの平面図である。
図4のセットプレートのV-V線断面図である。
第3実施形態に係るセットプレートの平面図である。
図6のセットプレートのVII-VII線断面図である。
第4実施形態に係るセットプレートの平面図である。
図8のセットプレートのIX-IX線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<第1実施形態>
以下、種々の実施形態を図1~9を用いて説明する。以下の説明において用いる前後上下左右等の方向を表す用語は、各図中に表示した方向を指すものとする。なお、図中に表示した方向は説明の都合上定めたものであり、配置方向を特定するものではない。
【0008】
<燃料供給装置>
1つの実施形態として、車両の燃料タンク2に設けられる樹脂製のセットプレート10を例示する。図1に示すように、車両のエンジンに燃料を供給する燃料供給装置1は、セットプレート10に取り付けられる燃料ポンプ3を有する。
【0009】
<セットプレート>
セットプレート10は、概して面状の部材である。セットプレート10は、燃料ポンプ3を保持した状態で燃料タンク2の上面に開いた開口部2aに蓋をするように組み付けられる。それにより、燃料ポンプ3が燃料タンク2の内部に配置される。燃料ポンプ3は、燃料フィルタ4を通して燃料タンク2内に貯留された燃料を汲み上げる。そして、セットプレート10を貫通する燃料通路5を通じてエンジンに燃料を供給する。この意味でセットプレート10は燃料供給装置1の一部を構成する。
【0010】
またセットプレート10は、燃料ポンプ3に電気信号や電力を送るためのコネクタ部12を有する。コネクタ部12には、後述のコネクタピン13が設けられる。本実施形態のセットプレート10は、以下詳述する構成によりコネクタ部12をセットプレート10からねじり取ることで、コネクタピン13を簡便に除去できるものとなっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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