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公開番号2025104755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222789
出願日2023-12-28
発明の名称電気防食装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類C23F 13/22 20060101AFI20250703BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】犠牲陽極の交換時期を判定する。
【解決手段】電気防食装置10は、配管12に設けられかつ海水供給対象32に対して海水を給排水するポンプ14と、配管12のうちポンプ14と海水供給対象32とを接続する第1配管部12A内の圧力を検出する第1圧力センサ15と、配管12のうちポンプ14と海中30とを接続する第2配管部12B内の圧力を検出する第2圧力センサ16と、第2配管部12B内に配置された犠牲陽極21と、第1圧力センサ15の検出値と第2圧力センサ16の検出値との差圧に基づいて犠牲陽極21の交換時期を判定する交換時期判定部18aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
海中と海水供給対象とを連絡する配管の内面を防食する電気防食装置であって、
前記配管に設けられかつ前記海水供給対象に対して海水を給排水するポンプと、
前記配管のうち前記ポンプと前記海水供給対象とを接続する第1配管部内の圧力を検出する第1圧力センサと、
前記配管のうち前記ポンプと前記海中とを接続する第2配管部内の圧力を検出する第2圧力センサと、
前記第2配管部内に配置された犠牲陽極と、
前記第1圧力センサの検出値と前記第2圧力センサの検出値との差圧に基づいて前記犠牲陽極の交換時期を判定する交換時期判定部と、
を備える、電気防食装置。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気防食装置であって、
前記交換時期判定部は、前記犠牲陽極の断面積の減少に基づき、前記第1圧力センサの検出値と前記第2圧力センサの検出値との差圧が所定値以上の場合に前記犠牲陽極の交換時期と判定する、電気防食装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は電気防食装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載された流電陽極方式の電気防食装置がある。その電気防食装置は、犠牲陽極の消耗(溶解)を抑えて犠牲陽極の耐用年数を長くする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-106100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によると、犠牲陽極の交換時期を把握する手段を備えていない。したがって、犠牲陽極が溶け切った後は、防食に必要な電子を確保できず、鋼材が錆びるおそれがある。
【0005】
本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、犠牲陽極の交換時期を判定することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本明細書が開示する技術は次の手段をとる。
【0007】
第1の手段は、海中と海水供給対象とを連絡する配管の内面を防食する電気防食装置であって、前記配管に設けられかつ前記海水供給対象に対して海水を給排水するポンプと、前記配管のうち前記ポンプと前記海水供給対象とを接続する第1配管部内の圧力を検出する第1圧力センサと、前記配管のうち前記ポンプと前記海中とを接続する第2配管部内の圧力を検出する第2圧力センサと、前記第2配管部内に配置された犠牲陽極と、前記第1圧力センサの検出値と前記第2圧力センサの検出値との差圧に基づいて前記犠牲陽極の交換時期を判定する交換時期判定部と、を備える、電気防食装置である。
【0008】
第1の手段によると、ポンプと海水供給対象とを接続する第1配管部内の圧力を検出する第1圧力センサの検出値と、ポンプと海中とを接続する第2配管部内の圧力を検出する第2圧力センサの検出値と、の差圧に基づいて、犠牲陽極の溶けている状態(消耗状態)を把握する。これにより、犠牲陽極の交換時期を判定することができる。
【0009】
第2の手段は、第1の手段の電気防食装置であって、前記交換時期判定部は、前記犠牲陽極の断面積の減少に基づき、前記第1圧力センサの検出値と前記第2圧力センサの検出値との差圧が規定値以上の場合に前記犠牲陽極の交換時期と判定する、電気防食装置である。
【0010】
第2の手段によると、犠牲陽極の交換時期を正確に判定することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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