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公開番号
2025073920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023185110
出願日
2023-10-27
発明の名称
アルミニウム材
出願人
株式会社三愛工業所
代理人
個人
主分類
C23C
22/34 20060101AFI20250502BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】素材の特性を維持しながら、安価で、かつ裸耐食性に優れたアルミニウム材を提供する。
【解決手段】アルミニウム材は、アルミニウム又はアルミニウム合金により構成されている。アルミニウム材の表面には、耐食性を有する化成皮膜が形成されている。アルミニウム材は、JIS H 8502に準拠する塩水噴霧試験方法において、600時間以上の耐食性を有する。化成皮膜は、導電性を有していてもよい。化成皮膜は、3価クロムを含有していてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アルミニウム又はアルミニウム合金により構成されたアルミニウム材であって、
前記アルミニウム材の表面には、耐食性を有する化成皮膜が形成され、
JIS H 8502に準拠する塩水噴霧試験方法において、600時間以上の耐食性を有する、
アルミニウム材。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記化成皮膜は、導電性を有する、請求項1に記載のアルミニウム材。
【請求項3】
前記化成皮膜は、3価クロムを含有する、請求項1に記載のアルミニウム材。
【請求項4】
前記化成皮膜は、6価クロムを含有しない、請求項3に記載のアルミニウム材。
【請求項5】
前記化成皮膜は、厚みが0.1μm以下である、請求項1に記載のアルミニウム材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミニウム材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、アルミニウム又はアルミニウム合金により構成されたアルミニウム材に対して、耐食性を付与するための様々な表面処理が知られている。例えば、特許文献1には、アルミニウム合金の表面にアルマイト処理を行い、陽極酸化皮膜を形成して耐食性を向上させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-25184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アルミニウム材の表面にアルマイト処理を行う場合、工程が煩雑であり、コストも高くなってしまう。一方、めっき、塗装等の表面処理では、耐食性を十分に確保するために厚膜となれば、素材(アルミニウム)の特性である軽量という利点が損なわれるおそれがある。
【0005】
本発明は、素材の特性を維持しながら、安価で、かつ裸耐食性に優れたアルミニウム材を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様であるアルミニウム材は、アルミニウム又はアルミニウム合金により構成されている。アルミニウム材の表面には、耐食性を有する化成皮膜が形成されている。アルミニウム材は、JIS H 8502に準拠する塩水噴霧試験方法において、600時間以上の耐食性を有する。
【0007】
上記アルミニウム材は、表面に形成された化成皮膜により、上記塩水噴霧試験方法において600時間以上の耐食性(防錆効果)を有する。そのため、従来のように、アルミニウム材の表面にアルマイト処理を行って陽極酸化皮膜を形成する場合と比べて、非常に安価で、かつ、優れた耐食性を十分に確保することができる。
【0008】
また、アルミニウム材は、上述したように、表面に形成された化成皮膜のみによって優れた耐食性を十分に確保することができる。そのため、素材(アルミニウム)の特性である軽量という利点を損なわずに維持しながら、非常に優れた裸耐食性を有するものとなる。
【0009】
上記アルミニウム材において、化成皮膜は、導電性を有していてもよい。この場合には、化成皮膜によって導電性を十分に確保することができる。例えば、アルマイト処理による陽極酸化皮膜のように、後加工によって導電性を確保する必要がなくなる。
【0010】
また、化成皮膜は、3価クロムを含有していてもよい。この場合には、化成皮膜によって優れた耐食性を十分に確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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