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公開番号
2025133138
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024030894
出願日
2024-03-01
発明の名称
成膜方法
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C23C
16/04 20060101AFI20250904BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】第1元素X1を含む対象膜のパターンを形成する、技術を提供する。
【解決手段】成膜方法は、第1元素X1を含む対象膜のパターンを、基板の上に形成することを有する。成膜方法は、前記基板の上に、ボロンを含有することで前記対象膜の形成を阻害する阻害膜を形成することと、前記阻害膜の一部に前記阻害膜を貫通する凹部を形成することと、前記阻害膜の残部を利用して、前記対象膜のパターンを前記基板の上に形成することと、前記対象膜を形成した後に残る前記阻害膜を除去することと、を有する。前記第1元素X1は、遷移金属元素、Al、Ga、In又はSnである。前記対象膜を形成することは、前記第1元素X1とハロゲンを含有する原料ガスと、前記原料ガスの吸着物と反応する反応ガスとを前記基板に対して供給することを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1元素X1を含む対象膜のパターンを、基板の上に形成することを有する、成膜方法であって、
前記基板の上に、ボロンを含有することで前記対象膜の形成を阻害する阻害膜を形成することと、
前記阻害膜の一部に前記阻害膜を貫通する凹部を形成することと、
前記阻害膜の残部を利用して、前記対象膜のパターンを前記基板の上に形成することと、
前記対象膜を形成した後に残る前記阻害膜を除去することと、
を有し、
前記第1元素X1は、遷移金属元素、Al、Ga、In又はSnであり、
前記対象膜を形成することは、前記第1元素X1とハロゲンを含有する原料ガスと、前記原料ガスの吸着物と反応する反応ガスとを前記基板に対して供給することを含む、成膜方法。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記第1元素X1は、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zn、Al、Ga、In、又はSnである、請求項1に記載の成膜方法。
【請求項3】
前記対象膜は、前記第1元素X1に加えて、SiとGeの少なくとも1つをさらに含む、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項4】
前記対象膜は、前記第1元素X1と酸素との化合物を含み、
前記反応ガスは、酸素を含む、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項5】
前記対象膜は、前記第1元素X1と窒素との化合物を含み、
前記反応ガスは、窒素を含む、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項6】
前記対象膜は、前記第1元素X1を含む金属からなり、
前記反応ガスは、水素を含む、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項7】
前記阻害膜の一部に前記凹部を形成することは、EUV露光を用いて行うことを含む、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項8】
前記阻害膜の一部に前記凹部を形成することは、マルチパターニングを用いて行うことを含む、請求項1又は2に記載の成膜方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、成膜方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エッチングの困難な材料からなる薄膜のパターン形成方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-273280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の一態様は、遷移金属元素、Al、Ga、In又はSnを含む対象膜のパターンを形成する、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様の成膜方法は、第1元素X1を含む対象膜のパターンを、基板の上に形成することを有する。成膜方法は、前記基板の上に、ボロンを含有することで前記対象膜の形成を阻害する阻害膜を形成することと、前記阻害膜の一部に前記阻害膜を貫通する凹部を形成することと、前記阻害膜の残部を利用して、前記対象膜のパターンを前記基板の上に形成することと、前記対象膜を形成した後に残る前記阻害膜を除去することと、を有する。前記第1元素X1は、遷移金属元素、Al、Ga、In又はSnである。前記対象膜を形成することは、前記第1元素X1とハロゲンを含有する原料ガスと、前記原料ガスの吸着物と反応する反応ガスとを前記基板に対して供給することを含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一態様によれば、遷移金属元素、Al、Ga、In又はSnを含む対象膜のパターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る成膜方法を示すフローチャートである。
図2は、一実施形態に係る成膜方法を示す断面図である。
図3は、図2のS102において行われる処理の一例を示す断面図である。
図4は、図2のS104の後に行われる処理の一例を示す断面図である。
図5は、変形例に係る成膜方法を示す断面図である。
図6は、図5のS104の後に行われる処理の一例を示す断面図である。
図7は、参考形態に係る薄膜パターンの形成方法を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。数値範囲は、四捨五入した範囲を含む。
【0009】
図1~図3を参照して、一実施形態に係る成膜方法について説明する。成膜方法は、図2に示すように対象膜14のパターンを基板10の上に形成することを有する。対象膜14は、第1元素X1を含む。第1元素X1は、遷移金属元素、Al、Ga、In又はSnである。遷移金属元素は、第3族元素から第12族元素の間に存在する元素の総称である。対象膜14は、例えば酸化膜、窒化膜または金属膜である。対象膜14は、第1元素X1と、非金属元素X2との化合物を含んでもよい。非金属元素X2は、酸素又は窒素であってよい。対象膜14は、いわゆる難エッチング材料である。難エッチング材料とは、エッチングにより揮発性の高いハロゲン化物を副生するSi膜、SiN膜、SiO
2
膜、C膜、B膜、BN膜、又はBO膜等の第1元素X1を含まない膜に比べて、ハロゲン化物の揮発性が低い第1元素X1を含むことで、エッチングされ難く、またデバイスとして理想的な垂直なパターンを形成することが困難な材料である。難エッチング材料は、パターンが微細になるほど垂直なパターンを形成することが困難である。対象膜14が第1元素X1として例えば、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zn、Al、Ga、In、又はSnを含む場合、Si膜、SiN膜、SiO
2
膜、C膜、B膜、BN膜、又はBO膜等の第1元素X1を含まない膜に比べて、パターンの形成が困難である。また、対象膜14が2つ以上の第1元素X1を含む化合物で構成される場合、または第1元素X1に加えて非金属元素X2としてSiまたはGeを含む化合物で構成される場合のように、第1元素X1を含む複数の元素による化合物で構成される場合、その組成または膜質を変質することなくパターンを形成することは困難である。
【0010】
対象膜14が第1元素X1を含む難エッチング材料で構成される場合、エッチングによって対象膜14のパターンを形成することが困難である。電極材料、メモリ材料用途として、第1元素X1を含む難エッチング材料を、熱またはプラズマによるドライエッチングで微細なパターンに加工することがある。しかし、エッチング反応により副生する第1元素X1のハロゲン化物は、Si、C、又はBのハロゲン化物と比較して揮発しにくくパターンに加工することが困難である。また、エッチングできた場合でもデバイスとして理想的な垂直なパターンを微細に形成することは困難である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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