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公開番号
2025083839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197464
出願日
2023-11-21
発明の名称
弁装置
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
F16K
1/44 20060101AFI20250526BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】弁軸上の2つの弁体の間隔に流れ込む流体の滞留を抑制すること。
【解決手段】弁装置は、流路ハウジング11に形成される、導入流路21、第1導出流路221及び第2導出流路222と、導入流路21と第1導出流路221との間に設けられる第1弁座121と、導入流路21と第2導出流路222との間に設けられる第2弁座122と、第1弁座121に当接可能な第1弁体131と、第2弁座122に当接可能な第2弁体132と、第1弁体131と第2弁体132が取り付けられる弁軸14と、弁軸14を駆動するアクチュエータ15とを備える。第1弁体131と第2弁体132との間には間隔26が設けられ、間隔26にて、各弁体131,132は、互いに対向する弁体対向壁131a,132aを有する。各弁体対向壁131a,132aは、弁軸14から各導出流路221,222へ向かうテーパ形状又はR形状を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
流路部材と、
前記流路部材に形成され、流体を導入する導入流路と、
前記流路部材に形成され、前記導入流路から導入された流体を導出する第1導出流路と、
前記流路部材に形成され、前記導入流路から導入された流体を導出する第2導出流路と、
前記流路部材にて前記導入流路と前記第1導出流路との間に設けられる第1弁座と、
前記流路部材にて前記導入流路と前記第2導出流路との間に設けられる第2弁座と、
前記第1弁座に当接・離間する第1弁体と、
前記第2弁座に当接・離間する第2弁体と、
前記第1弁体と前記第2弁体とが取り付けられる弁軸と、
前記弁軸を駆動するための駆動部と
を備えた弁装置において、
前記第1弁体と前記第2弁体との間には、所定の間隔が設けられ、
前記間隔において、前記各弁体は、互いに対向する弁体対向壁を有し、
前記各弁体対向壁の少なくとも周方向の一部は、前記弁軸から対応する前記各導出流路へ向かうテーパ形状又はR形状を有する
ことを特徴とする弁装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の弁装置において、
前記第1弁座に形成される第1弁孔と、
前記第2弁座に形成される第2弁孔と
を備え、
前記各弁座の少なくとも一方には、前記導入流路から対応する前記各弁孔に収束するR形状又はテーパ形状の収束内壁が設けられる
ことを特徴とする弁装置。
【請求項3】
請求項2に記載の弁装置において、
前記各弁体には、対応する前記各弁座との当接部にシール部材が設けられ、
前記各弁孔の少なくとも一方の弁体側開口縁には、前記シール部材に当接可能な環状の弁座凸条が設けられ、
前記弁座凸条より内側の前記収束内壁には弁座溝が形成され、
前記弁座溝の開口は、前記収束内壁の前記R形状又は前記テーパ形状に連続する仮想連続線に倣って形成され、前記仮想連続線が前記弁座凸条の先端に繋がる
ことを特徴とする弁装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の弁装置において、
前記各弁体は、対応する前記各弁座に対向する弁座対向壁を有し、
前記各弁座対向壁の少なくとも一方は、対応する前記各弁孔へ向けて収束するR形状又はテーパ形状を有する
ことを特徴とする弁装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれかに記載の弁装置において、
前記第1弁座は、前記流路部材とは別体の保持部材と一体に形成され、
前記保持部材は、前記導入流路と前記第1導出流路との接続部にて、前記弁軸と同軸方向に伸び、前記第1弁座に連結される連結部を有する
ことを特徴とする弁装置。
【請求項6】
請求項5に記載の弁装置において、
前記保持部材は、前記駆動部と一体に設けられる
ことを特徴とする弁装置。
【請求項7】
請求項1乃至3のいずれかに記載の弁装置において、
前記弁装置は、電動車に搭載される冷却系に使用される
ことを特徴とする弁装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書に開示される技術は、流路における流体の流れを調整する弁装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される技術が知られている。この技術は、流体の分流を行う分流弁(弁装置)であって、入力ポート(導入流路)と、第1の出力ポート(第1導出流路)と、第2の出力ポート(第2導出流路)と、導入流路と第1導出流路との間に形成された第1の弁座(第1弁座)と、導入流路と第2導出流路との間に形成された第2の弁座(第2弁座)と、第1弁座に当接・離間する第1の弁体(第1弁体)と、第2弁座に当接・離間する第2の弁体(第2弁体)と、第1弁体と第2弁体とが取り付けられているシャフト(弁軸)と、弁軸を駆動するモータ(駆動部)とを備える。第1弁体と第2弁体は、弁軸上にて隣接し間隔をあけて取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-3190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に記載される弁装置では、第1弁体と第2弁体との間隔が流体に対し入り組んだ形状であるため、第1弁体と第2弁体との間隔を経て第1導出流路又は第2導出流路へ向かう流体の流れが阻害され、流体が滞留する懸念があった。
【0005】
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、弁軸上の2つの弁体の間隔に流れ込む流体の滞留を抑制することを可能とした弁装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、流路部材と、流路部材に形成され、流体を導入する導入流路と、流路部材に形成され、導入流路から導入された流体を導出する第1導出流路と、流路部材に形成され、導入流路から導入された流体を導出する第2導出流路と、流路部材にて導入流路と第1導出流路との間に設けられる第1弁座と、流路部材にて導入流路と第2導出流路との間に設けられる第2弁座と、第1弁座に当接・離間する第1弁体と、第2弁座に当接・離間する第2弁体と、第1弁体と第2弁体とが取り付けられる弁軸と、弁軸を駆動するための駆動部とを備えた弁装置において、第1弁体と第2弁体との間には、所定の間隔が設けられ、間隔において、各弁体は、互いに対向する弁体対向壁を有し、各弁体対向壁の少なくとも周方向の一部は、弁軸から対応する各導出流路へ向かうテーパ形状又はR形状を有することを趣旨とする。
【0007】
上記技術の構成によれば、弁軸に取り付けられる第1弁体と第2弁体との間の間隔において、各弁体の各弁体対向壁は、少なくとも周方向の一部に、弁軸から対応する各導出流路へ向かうテーパ形状又はR形状を有する。従って、各弁体対向壁の形状により、導入流路から両弁体の間隔に流れ込む流体の圧損が低減し、その間隔から各導出流路へ向かう流体の流れが円滑になる。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の技術において、第1弁座に形成される第1弁孔と、第2弁座に形成される第2弁孔とを備え、各弁座の少なくとも一方には、導入流路から対応する各弁孔に収束するR形状又はテーパ形状の収束内壁が設けられることを趣旨とする。
【0009】
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、各弁座の少なくとも一方には、導入流路から対応する各弁孔に収束するR形状又はテーパ形状の収束内壁が設けられる。従って、導入流路から対応する各弁孔へ流れる流体の圧損が低減し、各弁孔の少なくとも一方へ向かう流体が円滑に流れる。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項2に記載の技術において、各弁体には、対応する各弁座との当接部にシール部材が設けられ、各弁孔の少なくとも一方の弁体側開口縁には、シール部材に当接可能な環状の弁座凸条が設けられ、弁座凸条より内側の収束内壁には弁座溝が形成され、弁座溝の開口は、収束内壁のR形状又はテーパ形状に連続する仮想連続線に倣って形成され、仮想連続線が弁座凸条の先端に繋がることを趣旨とする。
(【0011】以降は省略されています)
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