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公開番号2025064469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174263
出願日2023-10-06
発明の名称植物用鉄利用能改善剤
出願人デンカ株式会社,株式会社ムスカ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01G 7/06 20060101AFI20250410BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】新規な植物用鉄利用能改善剤を提供すること。
【解決手段】イエバエ幼虫の排泄物を有効成分として含む、植物用鉄利用能改善剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
イエバエ幼虫の排泄物を有効成分として含む、植物用鉄利用能改善剤。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記有効成分がイエバエ幼虫の脱皮殻を更に含む、請求項１に記載の植物用鉄利用能改善剤。
【請求項３】
前記イエバエ幼虫の排泄物が、家畜糞尿及び食物残渣からなる群より選択される少なくとも１種の存在下で飼育されたイエバエ幼虫の排泄物である、請求項１又は２に記載の植物用鉄利用能改善剤。
【請求項４】
前記植物が、アブラナ科、ナス科、イネ科、バラ科、ミカン科又はウリ科である、請求項１又は２に記載の植物用鉄利用能改善剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、植物用鉄利用能改善剤に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
植物にとって鉄はクロロフィル生合成、光合成、呼吸等様々な機能を果たすために不可欠な元素である。例えば、石灰質アルカリ土壌では、鉄が水酸化鉄（ＩＩＩ）の結晶として不溶態化するため、植物が吸収できず鉄欠乏状態に陥りやすい。植物において、鉄が欠乏すると、作物の収量及び品質低下を生じ得る。
【０００３】
例えば、特許文献１には、グルタミン酸、アルギニン又はこれらの両方のアミノ酸を含み、少なくともいずれかのアミノ酸の使用時の濃度が６ｍＭ以上であり、かつ、グルタミン酸及びアルギニン以外のアミノ酸の含有量が、使用時の濃度で１０ｍＭ以下である、植物の鉄利用能改善剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－７３９９３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の目的は、新規な植物用鉄利用能改善剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、以下の各発明に関する。
［１］
イエバエ幼虫の排泄物を有効成分として含む、植物用鉄利用能改善剤。
［２］
有効成分がイエバエ幼虫の脱皮殻を更に含む、［１］に記載の植物用鉄利用能改善剤。
［３］
イエバエ幼虫の排泄物が、家畜糞尿及び食物残渣からなる群より選択される少なくとも１種の存在下で飼育されたイエバエ幼虫の排泄物である、［１］又は［２］に記載の植物用鉄利用能改善剤。
［４］
植物が、アブラナ科、ナス科、イネ科、バラ科、ミカン科又はウリ科である、［１］～［３］のいずれかに記載の植物用鉄利用能改善剤。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、新規な植物用鉄利用能改善剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施例における生育促進効果の確認試験の結果を示し、地上部乾燥質量の測定結果を示すグラフである。
実施例における生育促進効果の確認試験の結果を示し、地下部乾燥質量の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【００１０】
本実施形態に係る植物用鉄利用能改善剤は、イエバエ幼虫の排泄物を有効成分として含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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