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公開番号2024122075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029401
出願日2023-02-28
発明の名称印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/32 20060101AFI20240902BHJP(電気通信技術)
要約【課題】印字物の隠蔽対象を拡大し、その判読をより困難にすることができる印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】印刷装置10は、取得した印字物のスキャン画像データから、印字物上の文字が少なくとも1つ以上並んだ文字列部分に対応する文字列領域を切り出す画像データ制御部104と、スキャン画像データの文字列領域から、印字物の文字列部分の文字種、文字サイズ、および色を抽出し、抽出した文字種、文字サイズ、および色と同一の文字種、文字サイズ、および色で隠蔽用文字列データを生成する制御部100と、隠蔽用文字列データを印字物に文字列部分と重なるように印字する印字制御部107と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印字物の読取画像データを取得する取得手段と、
前記読取画像データから、前記印字物上の文字が少なくとも1つ以上並んだ文字列部分に対応する文字列領域を切り出す第1の切出手段と、
前記読取画像データの前記文字列領域から、前記印字物の前記文字列部分の文字種、文字サイズ、および色を抽出する第1の抽出手段と、
前記第1の抽出手段で抽出された文字種、文字サイズ、および色と同一または同程度の文字種、文字サイズ、および色で隠蔽用文字列データを生成する第1の生成手段と、
前記隠蔽用文字列データを前記印字物に前記文字列部分と重なるように印字する第1の印字手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記隠蔽用文字列データの文字データとして用いられる漢字データが記憶された漢字の記憶手段と、
前記隠蔽用文字列データの文字データとして用いられるひらがなデータが記憶されたひらがなの記憶手段と、
前記隠蔽用文字列データの文字データとして用いられるカタカナデータが記憶されたカタカナの記憶手段と、
前記隠蔽用文字列データの文字データとして用いられる数字データが記憶された数字の記憶手段と、
前記隠蔽用文字列データの文字データとして用いられる英字データが記憶された英字の記憶手段と、
前記隠蔽用文字列データの文字データとして用いられる記号データが記憶された記号の記憶手段と、を備え、
前記第1の生成手段は、前記第1の抽出手段で抽出された文字種に応じた記憶手段からランダムに読み出した文字データを用いて前記隠蔽用文字列データを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記読取画像データの前記文字列領域を、前記第1の抽出手段で抽出された文字種、文字サイズ、および色が同一であるブロックごとに区分けする区分手段を備え、
前記第1の生成手段および前記第1の印字手段は、前記ブロックごとに前記隠蔽用文字列データの生成および印字を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第1の生成手段は、前記第1の抽出手段で抽出された文字サイズと同一の文字サイズで前記隠蔽用文字列データを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記第1の生成手段は、前記第1の抽出手段で抽出された色と同一の色で前記隠蔽用文字列データを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記第1の抽出手段で抽出された文字サイズおよび色と同一または同程度の文字サイズおよび色をユーザが選択することができる第1の選択手段を備え、
前記第1の生成手段は、前記第1の選択手段で選択された文字サイズおよび色を用いて前記隠蔽用文字列データを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記読取画像データから、前記印字物の画像部分に対応する画像領域を切り出す第2の切出手段と、
前記読取画像データの前記画像領域から、前記印字物の前記画像部分の大きさを抽出する第2の抽出手段と、
前記第2の抽出手段で抽出された大きさに応じた領域サイズで隠蔽用画像データを生成する第2の生成手段と、
前記隠蔽用画像データを前記印字物に前記画像部分と重なるように印字する第2の印字手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記第2の生成手段は、前記第2の抽出手段で抽出された大きさに応じた領域サイズを取り囲む領域サイズで前記隠蔽用画像データを生成することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記読取画像データの前記画像領域から、人物の顔を認識する認識手段を備え、
前記第2の抽出手段は、前記認識手段で認識された人物の顔に対応する顔領域の領域サイズを、前記印字物の前記画像部分の大きさとして前記読取画像データの前記画像領域から抽出し、
前記第2の印字手段は、前記印字物の前記画像部分に含まれる人物の顔に重なるように前記隠蔽用画像データを印字することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記隠蔽用画像データのパターン候補をユーザが選択することができる第2の選択手段を備え、
前記第2の生成手段は、前記第2の選択手段で選択されたパターン候補を用いて前記隠蔽用画像データを生成することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、個人情報が記載されている文書やダイレクトメールなどに対し、シュレッダーやセキュリティスタンプを用いることによって、第三者への個人情報の漏洩を防ぐ、という技術がある。さらに、個人情報が記載されている印字物に対し、印刷装置を使用して個人情報が記載されている部分の上から印字を行うことによって、第三者への個人情報の漏洩を防ぐ、という技術がある。後者の技術については、例えば、特許文献1において、個人情報を示す文字列の種別を自動で識別し、その識別した種別に属する文字で表した隠蔽用の文字列を、その個人情報の上から印字するという技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2014-97790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、個人情報を示す文字列の種別として、住所、氏名、電話番号、およびE-Mailアドレスのみを対象とするため、それら以外の情報を隠蔽できなかった。また、特許文献1に記載の技術では、隠蔽用の文字列の文字フォント種、文字体、濃度またはフォントサイズがユーザによってオプション設定される。そのため、オプション設定の内容と、個人情報を示す文字列の印字態様との組み合わせによっては、個人情報が判読される虞があった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、印字物の隠蔽対象を拡大し、その判読をより困難にすることができる印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、印字物の読取画像データを取得する取得手段と、前記読取画像データから、前記印字物上の文字が少なくとも1つ以上並んだ文字列部分に対応する文字列領域を切り出す第1の切出手段と、前記読取画像データの前記文字列領域から、前記印字物の前記文字列部分の文字種、文字サイズ、および色を抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段で抽出された文字種、文字サイズ、および色と同一または同程度の文字種、文字サイズ、および色で隠蔽用文字列データを生成する第1の生成手段と、前記隠蔽用文字列データを前記印字物に前記文字列部分と重なるように印字する第1の印字手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印字物の隠蔽対象を拡大し、その判読をより困難にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷装置の回路ブロック図である。
文字データメモリにおいて文字種ごとに記憶されている文字データの具体例を示す図である。
印刷装置の各ハードモジュールを制御するための制御プログラムのソフトウェア構成を示す図である。
印刷装置の外観斜視図である。
第1実施形態の全体シーケンスの一例を示すフローチャートである。
印字物の一例を示す図である。
スキャン画像データにおいて、図6の印字物上の写真に対応する領域と、図6の印字物上の文字に対応する領域とが矩形で切り出されるイメージを示す図である。
スキャン画像データにおいて、矩形で切り出された図6の印字物上の文字に対応する領域が文字列領域と判別されるイメージを示す図である。
スキャン画像データにおいて、各文字列領域が6つのブロックに区分けされるイメージを示す図である。
ブロック情報メモリに保存された6つのブロックの特徴を示す図である。
図6の印字物の文字列部分に隠蔽用文字列データが重なるように印字されたイメージを示す図である。
第2実施形態の全体シーケンスの一例を示すフローチャートである。
スキャン画像データにおいて、矩形で切り出された図6の印字物上の画像に対応する領域が画像領域と判別されるイメージを示す図である。
スキャン画像データの画像領域において、人物の顔と認識された顔領域が3つの矩形のブロックで切り出されるイメージを示す図である。
ブロック情報メモリに保存された3つのブロックの特徴を示す図である。
図6の印字物の画像部分のうち、顔部分に隠蔽用画像データが重なるように印字されたイメージを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。図面間において、同一または対応する構成部材・構成装置・構成部分には、同一の符号を付す。
【0010】
本実施形態では、本発明の適用例として、スキャナ付きプリンタなどの印刷装置について説明する。プリンタとは、紙などの印刷媒体が垂直方向にフィードしていくその上を、インクヘッドが水平方向に移動しながらインクを吐出することで、印刷媒体に文字や画像を印字するものである。スキャナとは、印刷媒体上を移動するセンサによって、印刷媒体上の文字や画像から信号を読み取ることで、スキャン画像データを取得するものである。このような印刷装置では、スキャナが内蔵されているので、スキャナとの設定不要、省スペース、および簡単なスキャン操作などが実現されている。なお、本実施形態に係る印刷装置は、プリント部、スキャン部、操作部、および制御部に大別される。
(【0011】以降は省略されています)

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