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公開番号
2024121964
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029236
出願日
2023-02-28
発明の名称
画像形成装置、画像読取装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20240902BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】適切なタイミングでシェーディング補正を行う画像読取装置を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、用紙に画像を印刷する画像形成部と、画像形成部により画像が印刷された用紙を読み取る画像読取装置10と、を備える。画像読取装置10は、用紙を読み取る読取ユニット101と、読取ユニット101のシェーディング補正を行うためのシェーディング基準板108と、読取ユニット101による用紙の読取結果を用いて行う調整の種類に基づいてシェーディング補正の要否を判断する制御ユニット20と、を備える。制御ユニット20は、シェーディング補正を行う場合には読取ユニット101にシェーディング基準板108を読み取らせ、シェーディング補正を行わない場合には読取ユニット101にシェーディング基準板108を読み取らせない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
用紙に画像を印刷する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像が印刷された前記用紙を読み取る画像読取手段と、を備え、
前記画像読取手段は、
前記用紙を読み取る読取手段と、
前記読取手段のシェーディング補正を行うための基準部材と、
前記読取手段による前記用紙の読取結果を用いて行う調整の種類に基づいて前記シェーディング補正の要否を判断し、前記シェーディング補正を行う場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせ、前記シェーディング補正を行わない場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせない制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、調整を行うために読み取られる前記用紙が読取手段の読取位置を通過するよりも前記シェーディング補正に必要な時間分だけ前の時点で、前記シェーディング補正の要否を判断することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前回行ったシェーディング補正から所定時間経過した場合に、前記シェーディング補正の要否を判断することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前回行ったシェーディング補正からの通紙枚数が所定枚数以上となった場合に、前記シェーディング補正の要否を判断することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記読取手段による前記読取結果から前記用紙に印刷された画像の色味を用いて調整を行う場合に、前記シェーディング補正を行うと判断することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記読取手段による前記読取結果から前記用紙に印刷された画像の色味を用いずに調整を行う場合に、前記シェーディング補正を行わないと判断することを特徴とする、
請求項1又は5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、画像濃度ムラの調整を行う場合に、前記シェーディング補正を行うと判断することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、画像の幾何調整を行う場合に、前記シェーディング補正を行わないと判断することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像形成手段は、インクジェット方式で前記用紙に画像を印刷するための記録ヘッドを有しており、
前記制御手段は、前記読取手段による前記読取結果から前記記録ヘッドによる液滴の吐出不良を検知する場合に、前記シェーディング補正を行わないと判断することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項10】
用紙に画像を印刷する画像形成装置から搬送される前記用紙を読み取る画像読取装置であって、
前記用紙を読み取る読取手段と、
前記読取手段のシェーディング補正を行うための基準部材と、
前記画像形成装置が前記読取手段による前記用紙の読取結果を用いて行う調整の種類に基づいて前記シェーディング補正の要否を判断し、前記シェーディング補正を行う場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせ、前記シェーディング補正を行わない場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせない制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙に印刷された画像を読み取る画像読取装置を内蔵する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
商業印刷分野や産業印刷分野において、印刷機市場が拡大している。このような印刷機の印刷方式には、オフセット印刷市場にも拡がりつつある電子写真方式や、ラージフォーマット、低イニシャルコスト、超高速等で幅ひろい市場開拓に成功したインクジェット方式等がある。
【0003】
インクジェット方式の印刷機には、例えば、本体に固定された記録ヘッドが、搬送される用紙に連動して液滴を吐出することで、用紙に画像を印刷するラインヘッド型記録装置がある。画像品質が要求される商業印刷分野や産業印刷分野でラインヘッド型記録装置を用いる場合、用紙の搬送方向で記録ヘッドの下流側に、画像読取装置が設けられる。画像読取装置は、用紙に印刷された画像を読み取る。画像読取装置による読取結果は、記録ヘッドによる液滴の吐出不良の検知や、色ずれ、画像濃度ムラ、印刷する画像の幾何特性を調整するために用いられる。ここで、画像の幾何特性とは、画像の形状、印刷位置等である。
【0004】
画像読取装置は、用紙に光を照射し、その反射光を受光することで用紙の読み取りを行う。画像読取装置は、用紙を読み取る際にシェーディング補正を行う。シェーディング補正は、用紙に照射する光の光量分布のバラツキや、反射光を受光する受光素子の感度のバラツキを補正するために行われる。シェーディング補正を行う間、画像読取装置は、用紙の読み取りができなくなる。しかし、商業印刷分野や産業印刷分野の印刷機は、高稼働率であることが要求される。そのために印刷機による印刷途中のシェーディング補正の実行頻度は、できるだけ低いことが好ましい。
【0005】
特許文献1には、原稿の読取時間及び前回のシェーディング補正終了からの経過時間に基づいて、再度シェーディング補正を行うか否かを判定する画像読取装置が開示される。特許文献2には、ジョブ実行中の用紙間で実行する校正について、画像を読み取って実行する調整の種類に応じて校正の要否を判定する画像形成装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-305633号公報
特開2017-19201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
画像の幾何特性や色ずれの調整のように、用紙の形状や画像が印刷された位置に基づいて行われる調整の場合、調整前のシェーディング補正は不要である。これに対して画像濃度ムラの調整のように印刷された画像の色味を正確に読み取る必要がある調整の場合、調整前にシェーディング補正を行う必要がある。印刷された画像の色味を正確に読み取る必要がある調整の前にシェーディング補正を行うことで、画像品質が維持される。
【0008】
特許文献1のように時間に基づいてシェーディング補正を再度行うか否かを判定する場合、シェーディング補正が定期的に行われ、実行する調整の種類は考慮されない。そのために、シェーディング補正を行う必要がない調整の前にもシェーディング補正が行われる可能性がある。これは、不要なシェーディング補正による画像形成装置の稼働率低下の原因となる。
特許文献2のように連続で印刷した複数枚の用紙の間(用紙間)でシェーディング補正を行う場合、シェーディング補正にかかる時間によっては、用紙間を広げる必要がある。これは、画像形成装置の生産性低下の原因となる。
【0009】
本発明は、上述の問題に鑑み、適切なタイミングでシェーディング補正を行う画像読取装置を有する画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の画像形成装置は、用紙に画像を印刷する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が印刷された前記用紙を読み取る画像読取手段と、を備え、前記画像読取手段は、前記用紙を読み取る読取手段と、前記読取手段のシェーディング補正を行うための基準部材と、前記読取手段による前記用紙の読取結果を用いて行う調整の種類に基づいて前記シェーディング補正の要否を判断し、前記シェーディング補正を行う場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせ、前記シェーディング補正を行わない場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせない制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、用紙に画像を印刷する画像形成装置から搬送される前記用紙を読み取る画像読取装置であって、前記用紙を読み取る読取手段と、前記読取手段のシェーディング補正を行うための基準部材と、前記画像形成装置が前記読取手段による前記用紙の読取結果を用いて行う調整の種類に基づいて前記シェーディング補正の要否を判断し、前記シェーディング補正を行う場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせ、前記シェーディング補正を行わない場合には前記読取手段に前記基準部材を読み取らせない制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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