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公開番号2024121963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029235
出願日2023-02-28
発明の名称画像読取装置、画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20240902BHJP(電気通信技術)
要約【課題】各種調整のための読取処理時に光源を適切に点灯制御するとともに昇温を抑制する画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置10は、搬送される用紙に光を照射するための光源102a、102b、及び光源102a、102bから照射された光の用紙による反射光を受光する受光部105を有し、受光部105で受光した反射光に基づいて用紙を読み取る読取ユニット(101)と、用紙の搬送方向に対して用紙の先端と後端及びそれらの周囲の背景部を読み取る際にのみ光源102a、102bを点灯させる制御ユニット20と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
搬送される用紙に光を照射するための発光手段、及び前記発光手段から照射された光の前記用紙による反射光を受光する受光手段を有し、前記受光手段で受光した前記反射光に基づいて前記用紙を読み取る読取手段と、
前記用紙の搬送方向に対して前記用紙の先端と後端及びそれらの周囲の背景部を読み取る際にのみ前記発光手段を点灯させる制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記搬送方向に対して前記用紙の先端と後端及びそれらの周囲の背景部を読み取る際にのみ前記発光手段を点灯させる第1モードと、前記用紙の全面を読み取る間は常に前記発光手段を点灯させる第2モードにより制御することを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1モードの場合に、前記発光手段が点灯していない間も前記読取手段に前記用紙を読み取らせることを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記読取手段を用いて行われる調整の種類に応じて前記第1モードと前記第2モードとの判定を行うことを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記搬送方向で前記読取手段の上流側に前記用紙を検知する検知手段をさらに備え、
前記制御手段は、モードに依らず、前記検知手段による前記用紙の検知を契機にして前記発光手段を点灯することを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第1モードで前記用紙の後端及びそれらの周囲の背景部の読み取りが終了すると、前記発光手段を消灯することを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1モードで複数枚の用紙が連続して搬送される場合に、前記用紙の後端及びそれらの周囲の背景部の読み取りが終了しても前記発光手段を消灯しないことを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項8】
用紙に画像を印刷する画像形成手段と、
前記用紙を読み取る画像読取手段と、を備え、
前記画像読取手段は、
搬送される用紙に光を照射するための発光手段、及び前記発光手段から照射された光の前記用紙による反射光を受光する受光手段を有し、前記受光手段で受光した前記反射光に基づいて前記用紙を読み取る読取手段と、
前記用紙の搬送方向に対して前記用紙の先端と後端及びそれらの周囲の背景部を読み取る際にのみ前記発光手段を点灯させる第1モードと、前記用紙の全面を読み取る間は常に前記発光手段を点灯させる第2モードにより、前記読取手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。
【請求項9】
前記画像読取手段による読取結果を解析して、前記画像形成手段により印刷される画像の調整を行うための補正値を算出する画像解析手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記調整の種類に応じて前記第1モードと前記第2モードのいずれ前記読取手段を制御するかを判定することを特徴とする、
請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御手段は、画像形成手段により前記用紙に印刷される画像の幾何特性を調整する場合に、前記第1モードで前記発光手段を点灯させることを特徴とする、
請求項8記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置内に設けられて、用紙に印刷された画像を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
商業印刷分野や産業印刷分野において、印刷機市場が拡大している。このような印刷機の印刷方法には、オフセット印刷市場にも拡がりつつある電子写真方式や、ラージフォーマット、低イニシャルコスト、超高速等で幅ひろい市場開拓に成功したインクジェット方式等がある。
【0003】
インクジェット方式の印刷機には、例えば、本体に固定された記録ヘッドが、搬送される用紙に連動して液滴を吐出することで、用紙に画像を印刷するラインヘッド型記録装置がある。画像品質が要求される商業印刷分野や産業印刷分野でラインヘッド型記録装置を用いる場合、用紙の搬送方向で記録ヘッドの下流側に、画像読取装置が設けられる。画像読取装置は、用紙に印刷された画像を読み取る。画像読取装置による読取結果は、記録ヘッドによるインク吐出不良の検出や、色ずれ、画像濃度ムラ、印刷する画像の幾何特性を調整するために用いられる。ここで、画像の幾何特性とは、画像の形状、印刷位置等である。
【0004】
商業印刷分野や産業印刷分野の印刷機は、製品寿命が長く高稼働率であることが要求されるために、画像読取装置が各種調整のために画像を読み取る時間も長くなる。特に用紙に印刷する画像の幾何特性の調整では、用紙の変形に画像の幾何特性をリアルタイムに追従させるために、画像読取装置がすべての用紙を読み取る必要がある。
【0005】
画像読取装置の光源は、長時間点灯させると経時変化が生じ、画像読取装置の部品の中でも寿命が最も短い部品となっている。また、連続的な長時間の光源の点灯は、画像読取装置の昇温の原因となり、画像読取特性に影響する。そのために画像読取装置の光源は、長寿命化及び昇温抑制が要求される。特許文献1は、用紙に印刷された画像を含む領域を読み取る際にのみ光源を点灯させることで、光源の長寿命化をはかる技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-111900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
画像読取装置は、用紙の変形に画像の幾何特性をリアルタイムに追従させるために、用紙の形状を読み取る。この場合、画像読取装置は、用紙の長さや四隅の頂点の座標がわかるように用紙を読み取ることができればよい。しかしながら、特許文献1では、光源の点灯制御が用紙に印刷された画像に依存する。つまり用紙に印刷された画像が読取位置を通過している間だけ光源が点灯する。また、特許文献1では、用紙の形状を読み取る場合には、画像に依らず、用紙の全体を読み取るように光源が常に点灯する。そのために、用紙の形状の読み取りに対して光源の適切な点灯制御が行われず、光源の短寿命化を招いてしまう。
【0008】
本発明は、上述の問題に鑑み、各種調整のための読取処理時に光源を適切に点灯制御するとともに昇温を抑制する画像読取装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像読取装置は、搬送される用紙に光を照射するための発光手段、及び前記発光手段から照射された光の前記用紙による反射光を受光する受光手段を有し、前記受光手段で受光した前記反射光に基づいて前記用紙を読み取る読取手段と、前記用紙の搬送方向に対して前記用紙の先端と後端及びそれらの周囲の背景部を読み取る際にのみ前記発光手段を点灯させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、各種調整のための読取処理時に光源を適切に点灯制御するとともに、光源の発光による昇温を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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