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公開番号
2024117569
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2023023733
出願日
2023-02-17
発明の名称
感熱記録材料
出願人
三菱製紙株式会社
代理人
個人
主分類
B41M
5/42 20060101AFI20240822BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】高い紫外線透過濃度とシャドー部における優れた網点再現性を有する感熱記録材料を提供することである。
【解決手段】光透過性支持体上に赤外線吸収色素を含有する赤外線吸収層、中間層、非感光性有機銀塩および還元剤を含有する感熱記録層、および保護層をこの順に有し、該中間層が赤外線吸収層および/または感熱記録層が含有するバインダー樹脂を含有することを特徴とする感熱記録材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性支持体上に赤外線吸収色素を含有する赤外線吸収層、中間層、非感光性有機銀塩および還元剤を含有する感熱記録層、および保護層をこの順に有し、該中間層が赤外線吸収層および/または感熱記録層が含有するバインダー樹脂を含有することを特徴とする感熱記録材料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、赤外線レーザーの照射により画像を形成することができる感熱記録材料に関し、特に版下材料の作製に好適な感熱記録材料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
版下材料の作製に用いられる高画質な画像記録方法として、ハロゲン化銀感光材料を用いた湿式処理の画像形成方法が長く一般的に用いられてきた。しかしながら、湿式処理を伴う画像形成方法では現像液や定着液等の廃液処理が必要で環境負荷が大きい事から、湿式処理を必要としない乾式の画像形成方法が種々検討されている。ハロゲン化銀感光材料を用いた湿式処理の画像形成方法と同等の、高いコントラストを得ることができる乾式の画像形成方法としては、支持体上に感熱記録層を有する感熱記録材料にサーマルヘッドあるいは赤外線レーザーを用いて画像形成する方法が挙げられる。その中でも、高密度記録、高画質記録ができる観点から、赤外線レーザーを用いた感熱記録方式が優位である。
【0003】
赤外線レーザーの照射により画像を形成する感熱記録材料としては、例えば、特許文献1には画像形成系が、熱的に還元可能な銀源、銀イオン用還元剤、約500~1100nmの波長範囲のレーザー光を吸収する色素、およびポリマー状結合剤を含有する熱記録材料が開示され、特許文献2には、非感光性有機銀塩、銀イオン用還元剤、バインダー、色調調整剤および750~1100nmの波長範囲の放射線を吸収する吸収剤を含有する熱発色画像形成層を支持体上に有する熱発色画像形成材料が開示されている。
【0004】
上記した感熱記録材料あるいは熱発色画像形成材料においては非感光性有機銀塩と赤外線吸収色素を同じ層に含有することから、得られる画像のコントラストが低下する、いわゆる軟調化が発生する。軟調な画像を有する感熱記録材料では、ハイライト部やシャドー部の再現性、とりわけシャドー部における網点再現性の低下は顕著に表れる。
【0005】
一方、非感光性有機銀塩と赤外線吸収色素を別の層に含有する感熱記録材料が知られている。例えば、特許文献3には、光透過性支持体上に特定の赤外線吸収色素を含有する赤外線吸収層、非感光性の有機銀塩を含有し、且つ、感光性のハロゲン化銀を実質的に含有しない感熱記録層、および保護層を少なくともこの順に有する感熱記録材料が開示される。かかる感熱記録材料は、非感光性有機銀塩と赤外線吸収色素を同じ感熱記録層に含有する感熱記録材料と比較して高コントラストな画像が得られるものの、シャドー部における網点再現性については、さらなる改善が求められていた。
【0006】
他方、特許文献4では、感熱記録層とその上層に紫外線硬化樹脂を含有する保護層を有する感熱記録材料において、該感熱記録層と保護層の間に、感熱記録層が含有するバインダー樹脂、あるいは保護層が含有する紫外線硬化樹脂のいずれかを含有する中間層を有する感熱記録材料が開示される。かかる感熱記録材料では、該中間層によってサーマルヘッドによる直接加熱で生じる負荷変動を抑制するものであって、シャドー部の網点再現性の改善に効果を示すものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平6-194781号公報
特開2001-10229号公報
特開2022-113924号公報
特開2020-59212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、高い紫外線透過濃度とシャドー部における優れた網点再現性を有する感熱記録材料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題は、以下の発明により解決される。
光透過性支持体上に赤外線吸収色素を含有する赤外線吸収層、中間層、非感光性有機銀塩および還元剤を含有する感熱記録層、および保護層をこの順に有し、該中間層が赤外線吸収層および/または感熱記録層が含有するバインダー樹脂を含有することを特徴とする感熱記録材料。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、高い紫外線透過濃度とシャドー部における優れた網点再現性を有する感熱記録材料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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