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公開番号
2024175491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093321
出願日
2023-06-06
発明の名称
ドライフィルムレジスト
出願人
三菱製紙株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20241211BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】エッチングパターンの再現性と基材へのラミネート性に優れ、かつ感光性レジスト層が含有する成分の相溶性が高く、塗膜中での成分の分離や析出が生じにくいポジ型ドライフィルムレジストを提供する。
【解決手段】支持体フィルム(A)と、前記支持体フィルム(A)上に、下記一般式(1)で表される構成単位(I)と特定の構成単位(II)とを少なくとも含むレゾール変性キシレンホルムアルデヒド樹脂(b)、及びキノンジアジドスルホン酸エステル(c)を含有するポジ型感光性レジスト層(C)と、を有するドライフィルムレジスト。
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(一般式(1)において、Xはそれぞれ独立して、-CH
2
-又は-CH
2
-O-CH
2
-であり、前記樹脂(b)に構成単位(II)が複数含まれるとき、各構成単位(II)におけるmは同一であっても異なっていてもよい。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
支持体フィルム(A)と、
前記支持体フィルム(A)上に、下記一般式(1)で表される構成単位(I)と下記一般式(2)で表される構成単位(II)とを少なくとも含むレゾール変性キシレンホルムアルデヒド樹脂(b)、及びキノンジアジドスルホン酸エステル(c)を含有するポジ型感光性レジスト層(C)と、を有するドライフィルムレジスト。
TIFF
2024175491000011.tif
30
156
TIFF
2024175491000012.tif
34
156
(一般式(1)及び(2)において、Xはそれぞれ独立して、-CH
2
-又は-CH
2
-O-CH
2
-であり、一般式(2)において、mは1~2の整数であり、前記樹脂(b)に構成単位(II)が複数含まれるとき、各構成単位(II)におけるmは同一であっても異なっていてもよい。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライフィルムレジストに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、メタルマスク、リードフレーム、シャドウマスク、プリント基板等の製造において、各種基材の金属をエッチングする方法が知られている。このエッチングに使用されるレジストとしては、ポリビニルアルコール(PVA)、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子化合物に、重クロム酸アンモニウム等の光架橋試薬を混合することによる光架橋を利用した感光性樹脂組成物が用いられてきた。しかし、この感光性樹脂組成物は、クロム廃液の処理が難しい等の問題を有しており、現在では、そのほとんどがアルカリ水溶液現像型感光性樹脂組成物を使用したドライフィルムレジストに置き換わっている。
【0003】
現在、このドライフィルムレジストとしてはネガ型感光性レジストが利用されており、アルカリ可溶性樹脂と光重合性架橋剤と光重合開始剤を組み合わせた組成物が一般的である。基材にネガ型感光性レジストを利用したドライフィルムレジストを熱圧着して感光性レジスト層を形成し、画像形成したフォトマスクを通した紫外線露光によって画像状に感光性レジスト層を硬化、難溶性とした後、1質量%炭酸ナトリウム水溶液に代表されるアルカリ性現像液で未露光部を現像液に溶出させてレジストパターンが形成される。そして該レジストパターンをマスクパターンとしたエッチング処理が行われる。
【0004】
しかしながら、ネガ型感光性レジストには、経時変化により組成物の感度変化が生じる問題及び現像後に基材の表面にレジスト成分の残渣が生じる問題がある。また、金属のエッチング加工後にレジストを剥離させる際には、強アルカリ性又は有機アミンを含有する特殊な剥離液を使用する必要がある。
【0005】
一方、ポジ型感光性レジストでは露光部の感光性レジスト層を除去するため、光重合を阻害する空気中の酸素の影響を受けにくく、経時変化による感度変化も小さく、さらには基材のエッチング加工後はレジストを全面露光して現像液等で処理することによって、レジストパターンを容易に溶解剥離できる等の利点がある。また、ネガ型感光性レジストと比較し、レジストが現像液に膨潤し難いため、微細パターンの形成に有利である。
【0006】
ポジ型感光性レジストにおいては、液体レジストが広く使用されており、スピンコートやロールコート等で、直接、基材へ塗工する方法が適用されていたが、近年ではその簡便性からポジ型感光性レジストをドライフィルムレジストとして、基材に熱圧着してラミネートする方法が強く望まれている。
【0007】
従来から広く用いられてきたポジ型感光性レジストとしては、キノンジアジド系の材料とノボラック樹脂を主成分とする材料が挙げられる(例えば、特許文献1)。しかしキノンジアジド系の材料とノボラック樹脂を主成分とするポジ型ドライフィルムレジストでは、ポジ型感光性レジスト層の剛性及びTgが高く、熱圧着の際に基材との密着不良が発生し易いという問題があった。熱圧着の際に密着不良が生じると、エッチングレジストとして利用できなくなることから、後述する特許文献5のように、ポジ型感光性レジスト層のTgの低下、可とう性の向上のために共縮合ノボラック樹脂の低分子量化を行うという開示もある。しかし低分子量化された共縮合ノボラック樹脂を用いた場合でも、ノボラック樹脂の構造の剛直さに由来する軟化点の高さゆえに、特にロールtoロールプロセスで熱圧着を適用する際には非常に低速での運転を行わなければ密着不良を生じやすい。生産性の観点から、微細なエッチングパターンの再現性を保ち、かつ熱圧着時に低速運転を行わずとも基材へのラミネート性に優れたポジ型ドライフィルムレジストが求められている。
【0008】
特許文献2では芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂及びその変性物をネガ型・ポジ型両方に使用できるリソグラフィ用膜形成用組成物として開示している。ドライフィルムにノボラック樹脂よりも柔軟な構造を持つこの膜形成用組成物を用いることで、ポジ型感光性レジスト層の柔軟性、熱圧着による基材への密着力を向上させる方法が考えられる。しかしながらこの文献においては薄膜の液体レジストとしての用途が実施例として示されており、これを単純にドライフィルムに転用するには支持体上での塗膜形成性や現像性において不十分な点が多い。
【0009】
他方、特許文献3~5ではキシリレンユニット、ビフェニルなどのアラルキル基を有するフェノール樹脂とノボラック樹脂を共用することで、ポジ型感光性レジスト層の解像性とドライフィルムとしての塗膜の柔軟性を両立させる方法が例示されている。しかしながらこの方法のアラルキル基を有するフェノール樹脂は分子内の疎水性ユニットの局在性の高さから塗液中での相溶性が低く、ポジ型感光性レジスト層にムラや白化が生じる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2006-267660号公報
国際公開第2019/098338号
特開2020-98241号公報
特開2020-98242号公報
特開2020-98244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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